あっという間に時が立つ。ちょっと前の金曜日の話。
元・産業再生機構のトップにして、今は経営共創基盤のCEOを勤める冨山氏による講演会に参加してきました。
テーマは「買収後の企業経営(PMI)」となっておりましたが、内容の大半は、過去に彼が出している著書やインタビューでの発言通りで「産業再生機構での経営を通じての経営論/経営者論」と言った感じ。
一点だけ、印象に残った話が「文化」について。「カ . . . 本文を読む
最近は、M&A関連のネタはすっかりさぼりがち。サププライム問題もあり、世間でも興味深いM&A案件自体が鳴りを潜めていることもあり、なかなかわざわざ取り上げて書こうとまでは思えないわけで。
ちょっと気になったニュースが二つ。
一つが、JTと日清食品による加ト吉の買収。JTがTOBを掛けて一旦100%出資化した上で、その49%日清に売却するんだとか。JTにとっては売却による課税が発生するだけで、一 . . . 本文を読む
磯崎さんの書くブログ記事は、いつも新鮮です。
弁護士の新領域?(isologue)
「弁護士の大量増加後の世界」については、常々、マイミクにして弁護士のTHとも話している内容。日常業務を通じて、何種類かの弁護士と接しており、正に「論点を絞って相談」しているだけに、色々と考えさせられましたね。
最近では、CPA(USCPAも含む)資格ホルダーの社員も増えましたが、弁護士資格ホルダーという意味 . . . 本文を読む
長らく、続いていたいた三越と伊勢丹の統合検討も漸く株式比率も含めて決定。
収益力に見劣りする三越の主張は、本店土地の含み益を考慮せいというもの。
「お前は不動産屋かい!」という話ですが、時価純資産ベースで見るなら、別に変な話ではないわけで。これに対する伊勢丹は、株価には土地の含みも織込済との主張。株価だけをベースにするなら、それもごもっとも。
今回の統合は、強さに勝る伊勢丹が下手に出て、ボン . . . 本文を読む
久々のM&Aネタ。世間では山のように転がっているのに、それを自分なりに頭の中で分析して、コメントする時間が無い(言い訳)。今の環境で、「視野を狭めぬ」よう、頑張らねば。
過去にこのブログでも何度か取り上げてきた日興コーディアルグループの米国金融コングロマリットのシティグループ入りに伴う、自己勘定投資会社の日興プリンシパルインベストメント(日興PI)の売却騒動。
【M&A】日興PIが売却される . . . 本文を読む
水曜日。
会社に舞い戻った直後、社内セミナーに参加。講師はブティック系投資銀行であるGCA代表にして一橋大学院の教授でもある佐山展生氏。テレビでも大人気な彼の話を聞こうと大ホールは超満員。
佐山展生 Randam Talk(公式サイト)
GCA(公式サイト)
流石にアイ・バンカーとして鳴らした歴戦の兵だけに話が異常に上手い。2時間が一瞬に思える程にのめりこんで聞いてしまいました。最近ま . . . 本文を読む
確か、神戸が本社だったはずの下着メーカー:シャルレの次の株式総会における取締役選任にして、創業家にして筆頭株主から、修正動議でたんだとか。
社長は女子バレー界から華麗な転身をした三屋裕子さん。
確か、創業家に請われての社長就任だったはずですが、一体何があったのでしょうか。
興味深いので、調べてみよっと。
. . . 本文を読む
赤ちゃん本舗がセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨカ堂に買収されます。
子会社による株式会社赤ちゃん本舗の株式取得(子会社化)に関する基本合意について
(セブン&i・ホールディングス)
少子化社会の中、乳幼児向け市場は7つのポケット(両親・両祖父母・叔父や叔母)を持つと言われるように一人に対して掛ける資金が大きくなり、成長余地が大きいとされていた分野。現に、並ぶ商品はスーパーで安 . . . 本文を読む
この480億円という数字一つをとって見ても、感じ方は色々なんでしょうね。
ブラックストーン・グループ会長、06年の報酬480億円
aoaoaoがこれくらいボロ儲けするようになったら、奢ってもらおっと。今から、楽しみー(妄想族)。
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前にお伝えした地元のレンタルビデオ屋の破産に伴う弊店ですが、千葉県に本拠を置く本屋チェーンのすばる(すばる書店やTSUTAYAのフランチャイズ経営)が買収したようで、再開するようです。
再開のお知らせ(すばる)
あれだけ客を得ていれば、安定した収益もあるでしょうから、当然、誰かが買収するはず。営業譲渡学を知りたいものですね。
【追記(5/31付)】
今回復活したのは、ご近所で言えば、新浦安 . . . 本文を読む
日経ビジネスの中吊り広告を見たら、なかなか刺激的な特集記事のタイトルが目に入ってきました。
買収無惨(日経ビジネス)
みずほとか日航はすっかりダメ出しされているし、仕事でも関係あるわけなので、興味を持ったので帰りに探して購入しました。
読んでみての感想としては、いつもは濃い記事が多い日経ビジネスらしからぬ内容の掘下げがちょっと薄っぺらかったのが、残念でした。感情論ではなく、もっと株価以外の . . . 本文を読む
「Yahoo!とマイクロソフトの合併?!」なんて話が、サラリと新聞に出てましたね。
きっと、あったとしてもMSNとの合併になるかYahoo!JAPANは除外するとか、ただの業務提携だったとかそんな感じなんでしょうが、もし本当ならビッグニュースなので、今後を注視したいですね。
【追記】
結局、お流れになったのですね。
検索市場 独走グーグル MS、ヤフー危機感(産経新聞)
MSとヤフー . . . 本文を読む
今や世界の鉄鋼王と言われるインド出身のラクシュミ=ミタル氏。
その懐刀として大型M&A案件を引っ張っているのが息子のアディテヤ=ミタル氏。余り光の当たらない彼の仕事振りと経歴にスポットライトを当てたのが、以下の記事です。
ミタル親子のさらなる野望(日経ビジネスオンライン)
洋の東西を問わず、偉大な創業者の二代目はバカ息子が多いですが、アディテヤ氏は極めて優秀な実務家の模様。アルセロールへの . . . 本文を読む
知っている人は知っているんでしょうが、つい忘れられがちな内容ですよね。
HOYA、戦略変更の裏事情 ペンタックス合併に「資本拘束条項」の壁
(日経ビジネスオンライン)
海外の場合、よくある話なのでしょうが、最近では日本の企業でも多くなってきてるようで買収時のデューデリの際にも弁護士さんがチェックしてますね。
. . . 本文を読む
最近愛読している日経ビジネスオンラインにおいて、岩瀬さんの連載の新しいきじが出ておりました。
彼らの意見は、中立なのか 議決権行使アドバイザーの素顔(日経ビジネスオンライン)
今回のテーマは、プロクシー(議決権行使)アドバイザーについて、最大手のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)なんかが有名なところです。
民間企業である彼らが、本当に中立な立場で、且つ、しっか . . . 本文を読む