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壮大な題名に全く似合わぬ「高頻度更新」だけが売りのド雑談日記。自分自身の日々のメモ帳目的なブログ。

【M&A】MBO の定義変更?

2007年11月22日 | M&A
最近は、M&A関連のネタはすっかりさぼりがち。サププライム問題もあり、世間でも興味深いM&A案件自体が鳴りを潜めていることもあり、なかなかわざわざ取り上げて書こうとまでは思えないわけで。

ちょっと気になったニュースが二つ。

一つが、JTと日清食品による加ト吉の買収。JTがTOBを掛けて一旦100%出資化した上で、その49%日清に売却するんだとか。JTにとっては売却による課税が発生するだけで、一旦100%するメリットはなさそうなんですが、どうなんでしょうか。両社がほぼ折半出資の持ち株会社を設立し、そこに加ト吉を買収させた上で将来的に合併させればいいと思うのですが。

もう一つがサイバードのMBOについて。

今朝の日経にサイバードの決算発表が出ており、そこで同社が近々MBOを行うことが改めて言及されておりましたが、その際のMBOの定義として括弧内に書かれていたのが、これでした。
 「経営陣が参加する企業買収」

今までの新聞上での定義は「経営陣による企業買収」だったわけですが、大半の資金は経営陣ではなく、共同投資する投資ファンドが拠出している実態に合わせた形でしょうか。

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1 コメント

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アルゴリズム革命の影響 (グローバル・サムライ)
2024-02-29 06:23:48
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズムにんげんの考えることを模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。どこか日本らしさの感じられる多神教的なものへの回帰とでもいうべきなのだろうか。

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