飯島 治蝶/水煙同人

飯島治蝶の俳句ブログ(第一章)

夏至 (6月23日 土曜日)

2007年06月23日 | Weblog
        梅雨曇全天静かな鉛色

        帰省する妻に持たせる土地のもの

        傘の列紫陽花咲きし通学路

        朝顔の青き花より雨雫

        児の傘の下より長靴梅雨の午後

        夏至の日に陽を閉ざしたる雲と雨

        夜の更けて雲の切れ間に梅雨の星

2 コメント

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好きな句 (宮島 千生)
2007-06-23 11:17:35
朝顔の青き花より雨雫
 雨後は木も花も活き活きして格別ですね。
朝顔は懐かしい夏の風物詩です。
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梅雨曇 (吉田 晃)
2007-06-23 17:54:13
梅雨曇全天静かな鉛色
 松山にも同じ空があります。特に夕刻は静かですね。鉛色の空は好きではありませんが、この句のように梅雨時の鉛色の空は好きです。日本の四季の代表的な空だからでしょうか。
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