杉並どうぶつ相談員

杉並区と協働し、人と動物が和やかに暮らせる地域をめざします。

杉並どうぶつ相談員が小学校で講演しました

2024-03-26 17:51:34 | 杉並どうぶつ相談員の活動

少し日にちが経ってしまいましたが、
昨年12月22日(金)、「杉並どうぶつ相談員」が区立の小学校で
講演しました。
(対象は2年生・全クラス88名、校長先生、教職員、スタッフ含め約100名)

(体育館でスライドを見せながら講演する田中相談員)

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(田中相談員より)

「命の大切さ」をテーマに地元の小学校で講演をしました。

先ずは、相談員の活動や目的をわかりやすい言葉で説明し、
私と動物とのこれまでの関わりを話しました。

最初に私が助けたのは怪我をしたスズメです。小学校1年の時。
自室でスズメが元気になるまで水や餌をあげ、介抱して外に返しました。

次に、私が関わってきた猫たちの話をしました。
相談員になる前に、飼い主のいない猫が増えないよう
地域で沢山のTNR(不妊去勢をして元の場所に戻す)をしたこと。
地域猫として世話をされながら20年以上生きた「白」の話や、
引っ越しをした家族から置いていかれ、7年もの間、
家族が戻って来るのを待ちわびながら暮らしていた「アラ」の話。
外にいる猫たちは病気や交通事故など常に危険にさらされ、
決して幸せではありません。
一匹でも多くの猫が優しい家族に迎えられ、
暖かい家の中で見守られて幸せに暮らせるよう願っています。

そして、今まで我が家で一緒に暮らしてきた猫たちとの生活もスライド映像を
交えながら話しました。
初代猫のジョディ(アメリカンショートヘア)は子猫から16歳まで一緒に暮らし、
最後の2か月間は酸素室に居て、最期を看取りました。

(初代猫のジョディ)

2代目からは保護猫で、グレコ、3代目リコ、そして現在一緒に
暮らしているのが4代目のマロンです。

(2代目の保護猫グレコ)

(3代目の保護猫リコ)

動物を飼うことには命の終わりまで責任がともない、可愛いという
気持ちだけで飼ってはいけません。
けれど、一緒に暮らしていると、沢山の素晴らしい出来事があると
話しました。
生徒さんはとても熱心に聴いてくださり、胸が一杯になりました。

(4代目の保護猫マロン)

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講演をされた田中相談員は民生委員・児童委員もされています。
そんな人と人との地域の繋がりから実現した小学校での講演でした。

昨年度も別の相談員が地元の中学校で講演をされています。

「杉並どうぶつ相談員」は、「人と動物との共生」をめざし、
動物の飼い方(適正飼養・終生飼養)や防災、飼い主のいない猫のご相談など、
地域の窓口として活動しています。
杉並の自然が少なくなるとともに、昔は身近にいた生きもの……カエルや野鳥や昆虫を
町中で見かけることも少なくなってきました。
その一方で、飼い主のいない猫(野良猫)を増やさないよう住民やボランティアが不妊去勢手術をし、
手術済みの印として耳カットを施し、地域猫として見守りながら世話をしていることなど、
児童や地域の皆さんに知っていただき、身近にいる命について考えてくだされば嬉しいです。


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