上野 不忍池のハスが満開に・・・
不忍池のハスは東京の夏の風物詩として、多くの人に愛されています。
ハスの花が大きく見ごたえがあり、ハスの葉っぱも大きくて水面を覆い隠す様に成長した葉っぱ、
色鮮やかな大きなピンクの花です・・・
毎年 不忍池のハスを見に来ていますが、ここまで池 一面にいっぱい咲いているのは初めてという感じです。
大勢 ハスを見に来ています
大きな蓮です。
不忍池と蓮
先史時代の不忍池は、武蔵野台地の東端に位置し、上野台と本郷台に挟まれた入江でした。
その後、海岸線の後退 とともに取り残されて池になったと考えられています。
江戸時代以前は、不忍池のあたりは沼地で、藍染川が流れ込み、不忍池のあたりから先は忍川となって、
隅田川へと流れていました。 不忍池にいつごろから八スがあったかですが、
延宝5年 (1677)に出版された「江戸雀」という本に不忍池の八ス が詠み込まれた和歌が載っていることから、
この頃には不忍池にハスがあったことが分かります。
涼しやと池の蓮を見かへりて
誰かは跡をしのばずの池
「東京名所四十八景不忍弁天はす取」東京都立中央図書館特別文庫室所蔵
ハスの花は早朝開いて昼にはつぼみ・・・その繰り返しが3日つづき
4日目には花弁も雄しべも落ち・・・花托だけに
不忍池は、江戸時代から浮世絵などに描かれてきた歴史的な「ハスの名所」で戦争中は食糧難によって、
一時は水田に、戦後 大規模な復旧作業で、再びハスが植えら育っています。
涼しい日で、太陽もなく 夕方でも花が綺麗なハスもありました
弁天様 不忍弁天堂は、比叡山延暦寺にならって寛永寺を創建した天海僧正が建立。
現在のお堂は昭和33年(1958)に再建、不忍池の四方からお参りできるよう八角形のお堂となっています。
ご本尊(八臂大弁財天)は、長寿や芸能の守りとして信仰されています。
蓮は大好きなお花で、
東京に住んでいながら、不忍池にはあまり行かなかったなぁと思いながら見ておりました。
蓮との関係、そして歴史もよくわかり、ますます蓮に興味が湧いてきました。
短い開花だからこそ尚愛おしい…
ありがとうございました。
不忍池のハス 今年は特に花も多くハスの花が綺麗でした。まだまだ蕾が沢山 ありますので楽しめます。朝早い方がいいですが午前中は楽しめます。