迎賓館赤坂離宮 正面前庭を見た後、南側の主庭の噴水を見た後、本館(大ホール・彩鸞の間・花鳥の間 ・朝日の間・羽衣の間・中央階段 2階大ホール)などを見て廻りました。本館内は撮影禁止でしたのでカタログから
迎賓館 赤坂離宮はかって紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部で、明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる。)として建設されたものです。構造は鉄骨補強煉瓦造りで、地上2階、地下1階の耐震、耐火構造です。日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築です。
南側 主庭から見る本館
主庭と噴水
噴水は、創建 当時か らのもので、国宝 に指定 。彫刻は青鋼製の水盤を置いた構造 で、中段 の水盤 シャチ、亀、鷲、ライオ ンで翼 を持つギ リシャ神話 にも登場す る伝説上の生物「グリフォン」が守っています。
彩鸞の間 左右の大きな鏡の上と、ねずみ色の大理石で造 られた暖炉の両脇に「鸞」と呼ばれる架空の鳥をデザインした金色の浮彫 りがある。白い天丼と壁は金箔が施された石膏の浮彫 りで装飾され、10枚の鏡が部屋を広く見せている。
表敬訪間の為に訪れた来客が最初に案内される控の間として使用され、晩餐会の招待客が国 ・公賓に謁見 したり、条約・協定の調印式や国 ・公賓 とのテレビ 。インタビュー等に使用されています。
想像上の鸞
花鳥の間 天丼に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織風綴織、壁面に飾られた30枚 の楕円形の
七宝に、花や鳥が描かれています。周囲の腰壁は茶褐色のシオジ材で板張りしてあり、その壁の中段を飾るのが七宝。
主に国 ・公賓主催 の公式晩餐会が催される大食堂で、最大約 130名 の席が設 けらている。
和洋の花と鳥
朝日の間という名は、天丼に描かれた「朝日を背にして女神が香車 を走 らせている姿」の絵に由来しています。周囲の16本 の円柱
はノルウェー産の大理石である。壁には、京都西陣の金華山織の美術織物が張られ、床には、紫色を基調とした47種類の糸を使い分けて桜花を織 り出 した緞通が敷かれている。
この部屋は、国 ・公賓用のサロンとして使われ、ここで表敬訪問や首脳会談等が行われている。
朝日の間の象徴の天井画
羽衣の間 謡曲の「羽衣」の景趣 を描いた大絵画が、天丼に描 かれていることに由来す3基 の シ ャンデ リア は最も豪華 なもの で、お よそ7000個もの部品で組み立てられてお り、高さは約 3メ ー トル、重 さは約 800 kgで あり、壁 は楽器、楽譜等 をあ しらった石膏の三彫 りで飾 られている。正面の中三階はオーケス トラ・ボックスがあ り、舞踏会場 として設計された。
この部屋 は、雨天の際に歓迎行事 を行なったり、レセプションや会議場等 として使用 されてお り、また、晩餐会の招待客に貧前酒や食後酒が供されるところでもある。
中央階段 2階大ホール 中央階段の床 には、イタ リア産大理石、その上に赤じゅうたんが敷きつめ られている。階段の左右 の壁面 には、フ ランス産の大理石が鏡張りされている。
正面玄関の鉄扉上段に菊花 扉の左右に桐の紋章 (現在2022 7/31工事中)