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TABOの囲炉裏部屋

さあ~ゆっくり、上がってたんせ。ぼ~とした何もない日もいいでしょう。

モクレンで草木染め

2013-07-03 11:48:30 | 草木染め

先日、頂いたモクレンの枝葉を使って染めてみました。

ネットで調べたら白モクレンは昔から黄色の染めの原料として使われていたとのことでした。

でも、頂いたモクレンは紫色の花をつける種類で、黄色よりベージュに近いやさしい色に染まってくれました。これから夏にはぴったりの色合いです。

・水で煮て抽出したものと木灰汁(アルカリ性)で抽出したものとそれぞれ色合いが違いそれぞれ淡い色で素敵です。

左が水抽出(アルミ媒染)、右が木灰汁(アルカリ媒染)で抽出。あまり違いが分からないかな  アルミ媒染のほうが黄色味が強いです…。


5月のヨモギで草木染め

2013-05-24 19:46:45 | 草木染め

やっと温かくなりましたね。

4月に芽吹いた草木も青々とし、もう草木染めの染料に事欠きません。

あれもこれもと頭の中は染のことで一杯です。

今はヨモギ染めにはまってます。

やはり、オトコヨモギがいい染料のようです。山崎さんの本に載ってましたので、ヨモギとオトコヨモギを染めてみました。

1、刈り取ってきたヨモギを短くきる。(まだ柔らかいので包丁でざくざく切れます。)

2、鍋にいっぱいのヨモギを入れて木灰汁(アルカリ性の水PH11)を入れ煮立てます。煮立ってから20分位。⇒濾す

3、染料が少ない場合はもう一回抽出します。

 

4、2.3を合わせて食酢を少し入れ、PHを7位まで下げます。

5、4を80℃位にし、軽く絞ったストールを入れ繰ります。20分

 6、媒染液は緑色を出すために木灰汁(アルカリ性)を使いました。20分位

7、この工程を2回繰り返し、最後は染液に15分位入れ、よく水で濯いで乾かします

素敵な春色に染まりました。


山里の地で染めた紫根・茜染のストラップ

2013-05-03 20:05:40 | 草木染め

山里の地で染めた紫根・茜染のかわいいストラップ。

幸せを願いなから御伊勢堂の湧水で清めました。

絹の布に何回も色を重ね

一つ一つこころを込めて…。

 

かわいい!

関善賑わい屋敷のコーナーで販売しています。

御伊勢堂です。

ちょっとカッコよく商品を登場させてみました。

なにしろ紫根・茜染研究会の商品開発部ですのでいろいろアイデアを…。

ちょっと満足しています。

 

 


紫根でタペストリーを染める第一回目

2013-03-08 12:08:41 | 草木染め

「紫根でタペストリーを染める第一回目」

今回は紫根でタペストリーの板染めをします。まずは2回の染色をします。

【材料】

 絹反物1.3m(120g) … 椿灰で5回先媒染したもの

 紫根(乾燥) … 160g

【染色】

《染液を抽出》

  布地を地入れしておく ⇒ ぬるま湯 ⇒ 20分

 1 紫根を出来るだけ細かくする ⇒ ぬるま湯につける ⇒ 10分

 2 紫根を臼でつぶす。 

 

 3 4リットルのお湯(50℃)の中でよく揉む。

 4 染浴(4リットル)に布を入れよく繰る。 ⇒ 50分 ⇒ 温度を保つ(50℃)

 5 お湯で洗う ⇒ 水で洗う ⇒ 乾かす。(板染めしているので生乾きです)

  1~5の工程を2回繰り返す。

   今日の染色は終了。また日を改めて同じ工程で色を染め重ね完成まで何日かかるかなー 

  

  

 


綿のテーブルセンターを茜で煮染めする

2013-03-04 19:44:13 | 草木染め

今回の研究は「綿の布を茜で煮染めをする」です。

【染色前の下準備】…【呉汁処理 ⇒ 今回は豆乳を使う。

1 布の精錬 … 洗剤を水で溶いて沸かす。そこに布を入れ、5~10分ほど煮る。

2 粗熱がとれたら3回くらい濯いで脱水する。

3 豆乳10gを3リットルの水に入れ、布を30分浸ける。⇒布がひたひたになる量

 時々上下を変える。

4 濯がず脱水して陰干し。 2日ほど置いて馴染ませてから染色する。

この呉汁処理もいろいろなやり方があるので試してみなくては…

【材料】

1 呉汁処理した布 …80g(テーブルセンター・ハンカチ)

2 茜の根 …90g(布の重さ+10g)⇒これもいろいろです。

3 みょうばん … 6g(布の重さの8~10%)

【染液を作る】

2 3リットルの水に茜の根を入れて煮る(酢を少し入れる) ⇒煮立ってから30分 ⇒ 液を濾す 一番液

3 濾した根を3リットルの水に入れて煮る(酢を少し入れる) ⇒ 煮立ってから30分 ⇒液を濾す 二番液

4 一・二番液を混ぜる ⇒ もう一度濾す

【地入れ】

布はぬるま湯につけ水分を浸透させる ⇒ 20分

【染色】

1 染液に布を入れ煮る⇒ 煮立ったら弱火で20分 ⇒ よくかき混ぜ気泡も押し出す。

2 鍋に布を浸けたまま染液を冷ます。

【媒染液を作る】

1 ミョウバン6gをお湯で溶いて3リットルの媒染浴をつくる。

2 媒染浴の中に染めた布を入れ気泡を押し出しながら20分浸ける。

【染色】

再び洗液に媒染した布を入れ火にかけ煮立ったら中火で20分煮る。⇒ 冷ます。

布を取り出し流水の中で振り洗いし染液をしっかり落とす。

乾かす。

 

濃い色に染まりました。

 今回は綿で渋い茜色になりましたが、この次はオレンジに近いきれいな茜色を出すために65℃くらいで洗液を抽出し、染めもそのくらいの温度でを染色してみようと思います。

 いろいろ挑戦してみます。自分なりに楽しんでます。