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TABOの囲炉裏部屋

さあ~ゆっくり、上がってたんせ。ぼ~とした何もない日もいいでしょう。

鹿角紫根での3回染めと6回染めの違い。

2013-01-29 19:09:33 | 草木染め

しばらくぶりで更新します。何かと気忙しく過ごした1月でした。ちょっと自己嫌悪に陥って…。年と共に成長しない自分にジレンマです。

誰か慰めてください。 なんて還暦を目の前にした大人が言うことではないですね。

気持ちを入れなおして、先日いただいた鹿角地方で栽培した紫根を使って3回染めと6回染めの違いを実験君をしてみました。

・紫根(半渇きの根を冷凍したもの) … 120g

・椿灰(二番液) … 450cc

・何日か前に紫根で3回染めていたミニストールと新しい布(どちらも絹) … 60g

【染液の抽出】 

・根を10分位お湯につける。

・紫根を厚手のナイロンの袋に入れ石の上で木槌でつぶす。⇒ さらしの袋に入れる。

・40~50℃のお湯1.5リットルのなかで揉んで色素を絞り出す。

・この工程を3度繰り返し、4.5リットルの洗液を作る。

【地入れ】  3リットルのお湯(40℃くらい)でよく繰る。⇒20分位

【染 色】  地入れした布を絞らず45℃くらいに温めた染浴の中に入れる⇒40分間よく繰る。ここが一番の勝負どころ

【媒 染】 4.5リットルのお湯に椿灰汁を150cc加える⇒ よくかき混ぜ、洗液の布をお湯で軽く洗い媒染浴に入れる。

      ⇒ 20分よく繰る。

  

・上記の工程を3回繰り返す。(その都度洗液は750cc、媒染液は150ccを加える)

2度目の染色の布は媒染で終了。一度目の染色の布は洗色で終了する。(もう一度染めるため)

良く水で流し洗いする。

・2枚とも絞らず乾かす。今日の染めはこれで終了です。まあまあの色です。

 


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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素晴らしい! (yuu)
2013-01-30 09:25:32
まあ、まあ・・・なんて、そんな、そんな・・・
素晴らしいです
お忙し中でも染めを思う気持ちが伝わってきて感激しています
やはり6回染めの色は違いますね。
高貴な香気を感じる憧れの色に近くなってきたようですね。
鹿角紫根染の新しい技法が生まれそうで嬉しく思います。
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