sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

教え子の画が・・・。

2006年05月25日 | 鯨類
先日、去年卒業した教え子がまたまた学校に遊びに来ました。
毎週のように卒業生が学校を訪れてくれていてとても嬉しい限りです。
 彼女は在学中から野生の鯨類に興味があり、御蔵島で野生のイルカと
泳いだり、釧路へシャチの調査に行ったりとマイペースに活動を続けていました。
しかし、実際には野生の鯨類に関わる仕事の需要は少なく、回遊する種では
特にオンシーズンとオフシーズンがはっきりと分かれてしまう為、タイミングが
合わなかったり年中鯨類に関わっていく事が難しいのが現状で諦めてしまう子も
少なくはないのです。
 彼女もそのうちの1人だったのですが、在学中から存在感のある容姿とこまめに
相談にきたりしていた事もあり、卒業してからも色んな意味で印象に残る1人でした。
たまたま公私共に親しくしている方からの依頼で、彼女を沖縄県の座間味島へ
送り込む事になったのですが、色んな人脈により彼女は見事自分の目標を叶える
事ができたのです。(人の印象に残る事って大事ですね!)

以前blogでも紹介しましたが、12月半ば~4月半ば頃まで沖縄のケラマ諸島周辺に
北の海から繁殖をしにザトウクジラが南下してくるのですが、そこで彼女はクジラと
人を繋ぐ「ホエールウォッチングガイド」として働く事になりました。
 シーズン中は、ほぼ毎日船に乗ってザトウクジラを撮り続けていたのですが、
この期間に彼女が撮ったザトウクジラの画がなんと!!
沖縄の米軍基地内の weekly 新聞の一面に載ったのです!


(ちなみに、画像のクジラの行動は上:ブリーチ 下:スパイホップと言います)

 その他にも旅行情報誌などでも使用されようで、このように頑張っている
教え子がいる事を誇りに思うと共にこれからも応援していきたい。
シーズンを終えて帰ってきた姿はどことなく大人になったような・・・。
そんな彼女を見て、担任だった先生の頬も少し緩んで見えました。
 Yちゃん、来シーズンもクジラの為にたくさんのゲストの為に頑張ってね!!

 
Photo by:Y.M
コメント (4)
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