例の岩手県の520ですが、既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実は仙台からフェリーに乗って名古屋港に入港し、先週の金曜日には03ワークスで車検取得されて、03ワークスのスペシャル代車として登録されていたのだ。

という訳で、しばらく(3.0Siが納車されるまで)の間、私が乗って管理することになりました。一般に中古車は写真よりも現物はやれているものだが、この520は反対で現車の程度がすごくよかった。しかもかなりセンスのある整備士がメンテをしていたようで、悪いところがほとんどなくてストロンバーグの同調もとれていてエンジンもミッションも調子がすこぶるよい。古い車に付き物である「ガタピシ感」がほとんどないのだ。で内装・外装はおそらく車庫保管であったのか紫外線や風雪にあたってないのか、気持ち悪いほど?程度が良い。前オーナーとメンテを担当した整備士には「よくぞいままで管理してくださった」と本当に頭が下がります。
加えて車検取得にあたって03ワークスイマイズミ氏の手が入り、諸々の細かな調整を受けて磨かれたおかげでさらにすばらしい車になった。整備項目は沢山あるが、主な所はキャブの調整、電気周り、ブレーキ(特にリヤのブレーキは引きずりがあった)周り、クラッチレリーズのオイル漏れ、ハザードリレー、CDプレーヤーなどの音響関係などだ。文字にすると簡単なんですが、丁寧に整備された車は本当に乗ってて気持ちいいです。
ちなみに520の走りですが、M10に5ボディは荷が重くモッサリしてるのかなという予想は全く外れて、4.1のファイナルと相まって、ボディの重さを感じないほど、小気味よく走ってくれた。私はM10を、まともに乗るのは初めてだったが、4000rpmからのサウンドのなんと気持ちいいことか。楽しめるスピードレンジが割と低いのもよいものだ。さらにパワステもついて楽ちんなところもポイントが高い。夢にまで見た初期型520、文字通り夢のような一日だった。