BMW E3 3.0Si マイノリティ リポート

街でほとんど走っているところが見られなくなった1972年式のBMW E3 3.0Siのレストアについてのリポートです。

Motorsport Racing Steering Wheel

2007-07-27 20:39:23 | インポート

柏崎の地震でピストンリングの製造ができず、国内自動車メーカーは軒並み製造がストップした話しがありましたが、最近の新車は部品の在庫を半日分しか用意していないそうな。今の車を30年後に乗るとしたら大変ですね。その点E12は欠品は出てきていますが、まだまだ部品が出るのでありがたいです。近所のトヨタの部品工場の友達が「今の暇なうちに飲んでおいて、8月は徹夜・お盆返上で部品作らにぁいかん」とのこと。

さてMotorsport Racing Steering Wheel (type Indianapolis ?)を最近2本程入手しましたが、これはご存知の通りイタルボランテですが、年代によって?、細かな違いがあるようです。

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上記の物はcooL5氏所有のもの、CSL用のボスがついていたそうでかなり初期の頃のモデルと思われます。

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そして1本目、直径は38パイ、パッドをはずすとセンターにポッカリと穴が空いています。ホーンスイッチは角ばっていてカチカチと音がする少し安っぽい感じ。裏にATI-3?という文字が入っています。年代的には後期モデルか?

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そして2本目、直径36パイ。センターのデカイ穴はありませんが、「italvolanti formel」と入っています。やっぱりフォーメルがベースのようです。ホーンパッドをビス留めする為?(実際はビスは使いません)の小さな穴が3つ空いています。そしてステアリングにはエンブレムがついていません。ホーンボタンは角が丸くソフトタッチキーのような感触です。年代的には中期ぐらい?裏にATI-1?の文字があります。

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そして番外編?これはかなり程度が悪くYオクで以前に¥1500で入手したもの。直径36パイ、4本スポークタイプ、ホーンパッドにはBMWのマークがあり、今回気になったのでビス止めされたパッドをはずしてみるとセンターに穴はなく、italvolantiCorsaと入っていました。取り付け穴はモモタイプです。

いずれにせよこの3本スポークステアリングはかっこいいですね。モモのジャッキースチュワートもかっこいいですが、センターに穴がなくてアルミの地肌が鈍い光を放つ感じがまたよいです。握りも太くてよいですね。

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とりあえずパッドのエンブレムをステアリングに移植してE12に装着。レーシーな雰囲気がM535にマッチしてとりあえずOKでしょう。


ロニーピーターソン

2007-07-21 00:25:20 | ブログ

モータースポーツハンドルが入手できたのでハンドル関係の部品をYオクで処分しています。モモのレーシングホーンボタンシリーズは図柄が気にいって入手したものです。手放す前に記念写真をパチリ。

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ニキラウダ・マリオアンドレッティ・クレイレガツォーニ・ロニーピーターソン・ジャッキーイクス・ジャッキースチュワート蒼々たるメンバーです。この中で真っ先に落札されたのは、真ん中のロニーピーターソンでした。

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ロニーピーターソンというと事故死した70年代のF-1ドライバーという知識しかなく、ピーターソンというとサーキットの狼のCSLを駆るオカマ?のピーターソンのイメージのほうが強いのですが、本当のロニーピータソンはスーパースェード」「サイドウェイ」の異名を持つ過激なドライビングスタイル、事故死の逸話などカリスマ性のあるドライバーだったようです。ヒサシ付きのフルフェイスヘルメットがかっちょいいですね。今回は熱狂的なロニーピーターソンファンに落札していただきました。

フランクステラの幾何学模様のBMW3.2CSLターボもピーターソンがドライブしていたようです。70年代のF-1ドライバーはリアルタイムではありませんが、現在よりも安全性が確保されておらず、技術も実験的要素が強い環境の中で戦う姿は魅力的ですね。

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F-1は最近は見ていませんが、フジで放送する前年ぐらいからカーグラフィックTVの特集とかで見るようになりました(かなり記憶はあいまいですがセナがJPSカラーの黒いロータスに乗っていた頃)。中嶋悟をもちろん応援していましたが、密かにゲルハルトベルガー駆るベネトンBMW・ブーツェンのアロウズBMW・、パトレーゼ・チェザリスコンビのブラバムBMWを一生懸命応援していました。でも晩年の中嶋悟・晩年のBMW直4ターボはなかなか結果に結びつかず、今でも思い出すと、ほろにがーい時代でしたね。。。


E12 1979~1980

2007-07-05 13:21:24 | インポート

70年代後半というのは来る80年代に向けて、どうしたらよいか、もがいていた時代だと思います。例えばROCKでいうとパンクニューウェイブの出現からMTVポップへと移り変わっていく様に、5シリーズも79年あたりはフルモデルチェンジについて、すったもんだしていた時期でした。

ちょうどYオクで2台の1979年型E12-528iが出品されています。

Burning1994img600x4501182927037cimg3369 1979年型528i

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E12の1979年型と1980年型を比較すると1979年型はメッキの電動ドアミラーで80年型は黒のプラスチックの電動ドアミラーです。またコックピットの時計は1979年まではアナログタイプ、80年型からはデジタルタイプになります。M535もデビューは80年ですが1979フランクフルトショーモデルはまだメッキミラーでした。

02a11001 1979年型528i

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アナログ時計

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また1979年型の日本の正規ディーラー車の大きな特徴はUS仕様とまったく同じで5マイルバンパーとリヤの赤いサイドマーカーレンズ、また日本の法規にあわせて大きなコーナーリングランプがついています。US5マイルバンパーは以前はかっちょ悪いと思っていましたが、今見るとなんだかかっこいいですね。なにかヒップホップな感じというか、赤のサイドマーカーなんかは後の時代にUSアコードとかに付けたりするのがはやりましたね。BMはカルフォルニア風にしてもうまくサマになりませんが、この1979年型はうまくアメリカンテイストが溶け込んでいてE12がまったく別の押し出しの効いた車にみえます。全長はヨーロッパバンパーが4620mm、USバンパーは4825mmにもなります。ちなみにM535は4530mmでした(cooL5氏のは何mmでしょう?)この時代のUS仕様のベンツのSLなんかも今のるとオシャレかもしれません。みなさんUS派それともヨーロピアン派どちらでしょうか?

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以前E12を物色している時にポールポジションというショップにシルバーの1979年型が置いてあって、前ヒンジのボンネンットを開けてエンジンかけられたときは、相当シビレたのを思い出します。今回のYオクもM535がなければ飛びついてしまいそうですが・・・・

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Tom Hanson's 528i 

5シリーズはすったもんだのあげく、81年後半に、E12のボディラインを残しつつ、装飾を取り払いよりスリムでポップなE28にチェンジします。どちらがよいかは好みの問題ですが、どちらも車から時代が読み取れるのがいいですね。


E2112プチオフ

2007-07-03 13:03:41 | ブログ

ニコルサーキットデイでは久々にネッツボン氏・マツザワ氏・cooL5氏と再会できた。ネッツボン氏とはブログを拝見していましたがお会いするのは5年ぶりぐらいなので、顔のディティールがはっきりしなくなっており、お会いしたときはお互いにシゲシゲと見つめあってしまいました。ブログで時折のぞかせるひょうきんなイメージではなく、実際は物静かで大人の男を感じさせる方だ。現在は同時代のE21アルピナC1.2.3に乗られており、マイナーBMW の再評価の為に?お互いに活動している。今回は「E12は走ってる姿がかっこいいね」とお褒めの言葉をもらったのがとてもうれしかったです。E12は過度期の車なのでかっこよくみせるのがひと苦労です。

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駐車場番号もプチオフらしく212。ネッツボンさんらしい芸の細かさです。E21はハンサムですよね。バンパーに映りこむキドニーグリルとレンズが美しい。

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マツザワ氏にはシャモニーホワイトの調色をする際に、配合比率がわからなかった為、シャモニー近似色のテストピースをわざわざ送っていただいた。今回お披露目して、オールペンの苦労話をすることができた。

cooL5氏は同じくE12M535をお持ちだが、今回はお連れのマッテス氏(E24マッテス)と共にE28M5で登場された。E12に対しては「ほんとに速く走るようになるんかな?」とテンション下がり気味なのが気になるところ。「オレンジのアルピナCSLめざしましょう」と励ます。初めてお会いした時は、逆に私がテンションが下がっている時期で「オールドカーイズネバーダイ!!」とcooL5氏から励まされたこともありました。

というわけでお天気もなんとか持ちこたえて、仲間と再会し車談義に花を咲かせた一日でした。最後にそのきっかけを作ってくれたニコルには感謝です。スタッフの皆様ありがとうございました。あと写真撮影に花をそえてくれたちゃんありがとう。


ニコルサーキットデイ

2007-07-03 11:51:53 | ブログ

6.29ニコルサーキットデイ行ってきました。富士は10年以上前にJTCCのBMW318ti(スティーブソパー選手)を応援に行って以来です。大変充実した内容で大満足でした。ニコルに感謝です。到着すると既に走行会が始まっており、その本気モードに度肝を抜かれる。サーキット走行経験の無い私は当然抽選に漏れましたが、漏れてよかったと内心思いました。

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サーキットのオクムラ氏とブリフェンのエスさん、朝食遅刻してご挨拶できず申し訳ありません。また是非お会いしたいです。

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これはとても珍しいM3ボディのB6.3.5S。アイドリングがいかにもハイカム入ってる感じの音でした。

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もっとも印象的だったのはオレンジのBMW3.0CSL アルピナ。全開で走る様は1973年にETCCにタイムスリップしたようでした。

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そしてご神体である記念すべき輸入第1号車ブラックのB7ターボを参拝する。雑誌でみるよりも実際の神様はおやつれになっていました。やはり年月を感じさせます。フロントのマッドガードこれもアルピナのオプションでしょうか?

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ピットロードのM535i

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まさかサーキットで渋滞にまきこまれるとは思いませんでしたが、これだけの台数が集まってのファミリーランであれば文句は言えません。ましてサーキット初体験の私は走れるだけでもありがたいことでした。少し車間が空いたところを何度か攻め込んでみましたが、特にダンロップコーナーや13コーナー等「やっぱり運転しやすい高速道路と違って、競技用道路は運転しにくくできてるな」と思いました(単にへたくそなだけだろ!!とつっこまれそうですが)。。。あとは景色を楽しんだり、ゼブラーゾーンにわざと乗ってみたりと2周しました。いつかM535も中身も仕上げて走行会出たいですね。

(E2112プチオフへと続く)