コレクティブハウスを選ぶ理由

最近、Ｈさんのママ友達がコモンに遊びに来ていて、私はコモンのＰＣを使いたくてそこに居合わせました。何人かのお友達の中で、２人の女の子がいるママが、コレクティブハウスを気に入った様子。 『私が上の子を産んだくらいにスガモフラットがあったら絶対住みたかったなぁ。旦那は帰って来ないし、子供は離乳食作っても全然食べてくれないし、気が狂いそうだったから、こんな家があったら住みたかった』というようなことを話されていました。

うちの子は離乳食は食べてくれたのですが、とにかく手がかかり、会話する大人がいない自宅で、気が狂いそうになる気持ちがよくわかったのでした。

ＣＨＣさんからのメルマガの中に、聖蹟桜ヶ丘のコレクティブハウスに入居する予定のママさんの、入居を決めた理由にも同じような事が書かれていました。

そんな事があった後、全く別の所からも同じような言葉が聞こえてきました。『結婚してからというもの、私は帰ってこない旦那を毎日待つばかり。旦那が帰ってきたと思ったら、ご飯をおいしいと言うわけでもなく、無言のまま食べる。そんな生活、嫌なんです。』こう言っていた方は、まだ新婚さん。

この言葉にも、ものすごくうなずくことが多かった私。私の新婚当初も、帰らない夫をすっかり出来上がった夕飯を食べるでもなく、ただテレビを見てぼ～っとすごすばかり。夫は帰ってくると、やはり美味しいでもなく、ただ無言でテレビを見ながら夕飯を食べるだけ。何なんだろう？私・・・　結婚って、こんなものなの？と思う日々。

夫が仕事から帰れないのは、夫のせいだけではないのは十分にわかっている。でも、何か納得できない。心にたくさんのストレスがたまっていく・・・　子供が生まれると、そのストレスはもっと溜まっていく。どうして私だけ？　一日子供と二人、今日大人と話したのは、クリーニング屋さんとだけだ。それなのに子供を寝かしつけている横で、夕飯が出てくるのは当たり前と思っているのか、お笑い番組を見ながら一人で高笑いしている夫・・・こんな日々でした。

こう思っている女性はとっても多いのだと思います。母になるとなおさら自由が利かなくなり、心のもやもやが増していく。でもそんなもやもやは夫には全く理解されず。

何が言いたいかというと、こういうストレスはコレクティブハウスに住み始めると、ほとんどなくなるのです！！

夫が帰ってこなくても、私の話を聞いてくれる大人がすぐ近くにいる。夫が美味しいと言ってくれなかった夕飯を美味しいと言って感謝されながら食べてもらえる。子供が寝てからコモンで飲み会何てことも出来るので、子供を置いて飲みに行くと言う後ろめたさも感じることがない。○○チャンのママ、○○さんの奥さん、という立場でなく、一人の人として扱ってもらえる。何しろ夕飯を作らなければならないという主婦の毎日の仕事からは半分くらいは解放され、時間に余裕が出てくる。つまり、心にも余裕が出てくる。

スガモフラットに住んだあと、普通のマンションに引っ越したNさんは『スガモフラットに越してきて、夫との喧嘩が激減したけど、出たらまた喧嘩が増えちゃった』と言っていました。ほんとにその通りなんだと思います。

スガモフラットは賃貸なので、『もったいない』とか『それだけ払っているなら家が買えるよ』などという事もよく言われます。子供が生まれるとほとんどの人がマンションを買うような時代ですからね。でも、自分の家を持つとか持たないとか、そんな価値観は今ではどうでもいいのです。今は、私は自分が心地よく暮らしたい。その価値にお金を払っているのです。

将来持ち家があったからと言って、幸せになるのかどうかわかりません。それより今は、ストレスをなるべく感じず、夫との喧嘩が減り、いろんな刺激を受けながら、その刺激を将来の糧に出来るような暮らしがしたいのです。持ち家かどうかと言うことより、そんな暮らしの質を重要視し、そこにお金を投資する人が増えれば良いのになぁ～と思います。郊外の一軒家を持つことが住宅双六のゴールと思い込まされている人が親世代に多いので、まだまだ難しいかな～？

かく言う私の父も、私がコレクティブハウスに住むって言ってるのに、『で、いつ家は買うんだ？』ですもの・・・。

今回は一主婦、一母親としての立場でのコレクティブハウスに住む理由について長々と語ってみました。一人暮らしの方、それも年齢や性別などでも住む理由は全く異なると思います。色々知りたい方は、直接住人と話せる見学会にどうぞ足をお運びください。

このブログが、もやもやと私って何なんだろう？と毎日思ってる主婦の方や、気が狂いそうになっている、幼児虐待と背中合わせになってる、お母さんの生活を改善できる何かのきっかけになればと願っています。

同時にそんな女性の気持ちを理解してくれる旦那様が増えることの一つのきっかけになってくれることを願います。

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