行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

去りにし選手への追想 その1

2014-01-16 23:17:20 | カターレ富山
14日の必勝祈願・新体制発表をもって2014シーズンがスタートしたカターレ富山。翌15日からは1次キャンプも開始され、本格的に始動しました。

新シーズンに思いをはせたいところではありますが、ちょっとその前に。
伸ばし伸ばしになってしまっていた、昨シーズン限りでチームを去った選手たちについて回顧してみようかと。
てか・・・最後まで契約更新が発表されなかったタイジローが、まさか始動日まで発表されない、現状では移籍先も不明とか・・・思わないでしょ・・・。
さておき。
退団選手について、昨年度の背番号順に振り返ってみます。その第1回目。


#2 足助 翔 (引退)
カターレがJリーグへと参戦した初年度の2009年に加入。以来、3年連続キャプテンを務めたことをはじめ、チームをまとめる大きな存在となってくれました。
今だから言えますが、個人的に、加入当初はそれほど評価していませんでした。東京ヴェルディから移籍してきたといっても出場経験なしでトライアウト行き、そこで拾ってきたという、準新卒といった立ち位置で。新卒3人と足助だけで、補強らしい補強もなくJに臨んで大丈夫なのか?という不安さえ抱いていたくらいで。
もちろん本人だけのせいではないのですが、はじめのうちは「足助が出場した試合は勝てない」なんてジンクスがあったくらいで。
認識を改める転機となったのが、2011年のキャプテン就任でした。JFLからの選手がごっそりとチームを去ることとなり、大きな節目を迎えることとなったカターレ。新たな時代を率いるリーダーとなったのが足助だった、と。
大役を任され、責任感が良いふうにプレーにも表れたということでしょうか。改めて彼のプレーに目を向けると、1対1の強さ、カバーリングの丁寧さ、献身的なプレーぶり・・・キャプテンを任せるにふさわしいだけの質が備わっていたように思います。
ハイライトは、2012年のホーム岡山戦でしょう。厳しい残留争いのなかにあって、前の試合で町田との直接対決を落としてしまい、ここで連敗したらいよいよ立ち直れないのでは?といった試合でした。台風接近にともなう暴風雨の中、この日も先制を許してしまうきつい展開。しかし、そのピンチを救ったのが足助の魂のヘッド。気迫の一撃が貴重な勝ち点1をもたらしたのでした。
2013シーズン、ケガの影響もあったのでしょうが、「もっとやれるはずなのに、どうして?」という思いで見ていたのですが・・・それが、引退を決意させるほどの状況だったとは。残念です。
ともすれば、2008年限りで終わっていたかもしれないプロ生活。それが、カターレ富山というチームと出会ったことで大きく転換することに。人の出会いというものの、数奇なことよ。
引退しても、カターレを応援してください。どうぞよろしくお願いします。


#4 吉井 直人 (町田ゼルビアへ期限付き移籍)
2010年に加入した生え抜き選手。CBのバックアッパーとしてのプレーが多かったものの、レギュラー奪取までは至らず。出場機会を求めて期限付き移籍することとなりました。
ソツがないというか、堅実というか。派手さは無くともきっちりとプレーする、というような選手で、もう一皮むければ、というところだったのですが。
いかんせん、故障が多かった。タイミングも悪く伸びるべき時に伸びきれなかった、もったいない印象です。
残るよりは、いったん環境を変えてみるのも良い選択だと思います。その上で、これまでと違うこと、これまでと同じことを見極め、自らの力へと変えていってほしいと思う次第です。


#5 舩津 徹也 (モンテディオ山形へ完全移籍)
移籍の一報を知って、飲んでいたお茶を吹き出しそうになった・・・というか、心情的には吹き出してしまいたかった。それほどショックでした。
生え抜き選手にして、押しも押されぬチームの主力。他チームにとっても引き抜きたいくらいに魅力的な選手であったということは、喜ぶべきことなのかもしれませんが・・・。
セレッソ大阪への期限付き移籍を経て復帰した2013年。1年不在だったブランクなどなかったかのようにバッチリとチームに溶け込み、無くてはならない戦力としてプレーし続けていました。
尽きぬスタミナ、気持ちのこもったプレーぶり、6得点を挙げた決定力などなど。9月に負傷離脱していた時期がありましたが、その不在時にこそ、痛切に存在感を思い知らされたものです。
セレッソに行っていたとき、サッカーに取り組む違う視点を見出した、ということなのでしょう。そこから判断して、このままカターレに留まるよりは、自らの成長のためには移籍したほうがいいという結論に至った、ということなのではないかと。
非常に残念であることは確かですが・・・それでも。必要とされて移籍するからには、新天地の山形で活躍してほしいです。そして、山形でもまた、無くてはならない選手へと昇りつめてほしいところです。
次に会うときは対戦チームとしてですが、再会を楽しみにしています。

#6 森 泰次郎 (契約満了?)
現在移籍先との交渉中で、結果が出しだい公表ということらしいですが・・・。
なかなか出場することができなかった昨シーズンなどのことを思えば、あるいは出場機会を求めて移籍という可能性もなきにしもあらず、とは思っていましたが。まさか、新シーズンの始動日まで去就がはっきりしないとは思いませんでした。
現時点ではどうにもコメントしづらいですが・・・願わくば、選ぶ選択が彼の今後に良き影響をもたらすものであらんことを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

去りにし選手への追想 その1

2014-01-16 23:16:30 | カターレ富山
14日の必勝祈願・新体制発表をもって2014シーズンがスタートしたカターレ富山。翌15日からは1次キャンプも開始され、本格的に始動しました。

新シーズンに思いをはせたいところではありますが、ちょっとその前に。
伸ばし伸ばしになってしまっていた、昨シーズン限りでチームを去った選手たちについて回顧してみようかと。
てか・・・最後まで契約更新が発表されなかったタイジローが、まさか始動日まで発表されない、現状では移籍先も不明とか・・・思わないでしょ・・・。
さておき。
退団選手について、昨年度の背番号順に振り返ってみます。その第1回目。


#2 足助 翔 (引退)
カターレがJリーグへと参戦した初年度の2009年に加入。以来、3年連続キャプテンを務めたことをはじめ、チームをまとめる大きな存在となってくれました。
今だから言えますが、個人的に、加入当初はそれほど評価していませんでした。東京ヴェルディから移籍してきたといっても出場経験なしでトライアウト行き、そこで拾ってきたという、準新卒といった立ち位置で。新卒3人と足助だけで、補強らしい補強もなくJに臨んで大丈夫なのか?という不安さえ抱いていたくらいで。
もちろん本人だけのせいではないのですが、はじめのうちは「足助が出場した試合は勝てない」なんてジンクスがあったくらいで。
認識を改める転機となったのが、2011年のキャプテン就任でした。JFLからの選手がごっそりとチームを去ることとなり、大きな節目を迎えることとなったカターレ。新たな時代を率いるリーダーとなったのが足助だった、と。
大役を任され、責任感が良いふうにプレーにも表れたということでしょうか。改めて彼のプレーに目を向けると、1対1の強さ、カバーリングの丁寧さ、献身的なプレーぶり・・・キャプテンを任せるにふさわしいだけの質が備わっていたように思います。
ハイライトは、2012年のホーム岡山戦でしょう。厳しい残留争いのなかにあって、前の試合で町田との直接対決を落としてしまい、ここで連敗したらいよいよ立ち直れないのでは?といった試合でした。台風接近にともなう暴風雨の中、この日も先制を許してしまうきつい展開。しかし、そのピンチを救ったのが足助の魂のヘッド。気迫の一撃が貴重な勝ち点1をもたらしたのでした。
2013シーズン、ケガの影響もあったのでしょうが、「もっとやれるはずなのに、どうして?」という思いで見ていたのですが・・・それが、引退を決意させるほどの状況だったとは。残念です。
ともすれば、2008年限りで終わっていたかもしれないプロ生活。それが、カターレ富山というチームと出会ったことで大きく転換することに。人の出会いというものの、数奇なことよ。
引退しても、カターレを応援してください。どうぞよろしくお願いします。


#4 吉井 直人 (町田ゼルビアへ期限付き移籍)
2010年に加入した生え抜き選手。CBのバックアッパーとしてのプレーが多かったものの、レギュラー奪取までは至らず。出場機会を求めて期限付き移籍することとなりました。
ソツがないというか、堅実というか。派手さは無くともきっちりとプレーする、というような選手で、もう一皮むければ、というところだったのですが。
いかんせん、故障が多かった。タイミングも悪く伸びるべき時に伸びきれなかった、もったいない印象です。
残るよりは、いったん環境を変えてみるのも良い選択だと思います。その上で、これまでと違うこと、これまでと同じことを見極め、自らの力へと変えていってほしいと思う次第です。


#5 舩津 徹也 (モンテディオ山形へ完全移籍)
移籍の一報を知って、飲んでいたお茶を吹き出しそうになった・・・というか、心情的には吹き出してしまいたかった。それほどショックでした。
生え抜き選手にして、押しも押されぬチームの主力。他チームにとっても引き抜きたいくらいに魅力的な選手であったということは、喜ぶべきことなのかもしれませんが・・・。
セレッソ大阪への期限付き移籍を経て復帰した2013年。1年不在だったブランクなどなかったかのようにバッチリとチームに溶け込み、無くてはならない戦力としてプレーし続けていました。
尽きぬスタミナ、気持ちのこもったプレーぶり、6得点を挙げた決定力などなど。9月に負傷離脱していた時期がありましたが、その不在時にこそ、痛切に存在感を思い知らされたものです。
セレッソに行っていたとき、サッカーに取り組む違う視点を見出した、ということなのでしょう。そこから判断して、このままカターレに留まるよりは、自らの成長のためには移籍したほうがいいという結論に至った、ということなのではないかと。
非常に残念であることは確かですが・・・それでも。必要とされて移籍するからには、新天地の山形で活躍してほしいです。そして、山形でもまた、無くてはならない選手へと昇りつめてほしいところです。
次に会うときは対戦チームとしてですが、再会を楽しみにしています。

#6 森 泰次郎 (契約満了?)
現在移籍先との交渉中で、結果が出しだい公表ということらしいですが・・・。
なかなか出場することができなかった昨シーズンなどのことを思えば、あるいは出場機会を求めて移籍という可能性もなきにしもあらず、とは思っていましたが。まさか、新シーズンの始動日まで去就がはっきりしないとは思いませんでした。
現時点ではどうにもコメントしづらいですが・・・願わくば、選ぶ選択が彼の今後に良き影響をもたらすものであらんことを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする