行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

去りにし選手への追想 その3

2014-01-18 22:40:24 | カターレ富山
さて、この企画も3回目、残り4人を。
・・・と、その前に。
公式発表はまだですが、移籍先を模索していた黒部がタイの1部リーグ・TTMカスタムズと契約したとのこと。ちょっとばかり予想外の方向ではありましたが、35歳にしてチャレンジする姿勢を失わないあたり、彼らしいなと。異郷の地でも、カターレでそうであったように、高いプロ意識でチームにとって欠かせない選手となってほしいと願うばかりです。今後の活躍をお祈りします。


#21  金井 大樹  (契約満了 → ロアッソ熊本へ完全移籍)
シーズン開幕直前に鶴田が大けが、長期離脱を余儀なくされてしまった2011年。そんな窮地にやってきて途中加入したのが金井でした。
以来、第3GKとしての位置づけで、残念ながらカターレ富山での公式戦出場はありませんでした。それでも、誰かがやらねばならない役割。試合出場こそなくとも、出場選手のバックアップをはじめ、その貢献には感謝しかありません。
移籍先の熊本は、絶対的な守護神であった南の移籍に伴い、正GKの座はまだ不確定。一念発起して、是非ともレギュラーの座を奪取してほしいところです。富山戦以外で頑張れ!などとエールを。


#25  山本 祥輝  (ヴェルスパ大分へ期限付き移籍)
2010年のリョーガ&タイジローに次ぐカターレ史上3人目となる高卒ルーキーとして加入した2013年。地元大阪でのガンバ大阪戦でJデビューを果たしました。しかしながら出場はその1試合のみにとどまり、それを受け出場機会を得てより成長するために移籍を決断した模様。プロの世界に身を投じ、自分にとって何が出来たか、何が出来なかったのかを模索したシーズンであったかと思います。
移籍先は2013年からJFLに参入したHOYO大分がこの12月に名称を改めたチーム。J3が設立されたことにより大きく陣容が変わるJFL。そこで新たな一歩を踏み出そうとするヴェルスパにおいて、若い力である祥輝にかけられる期待も大きいかと。その期待に応え、一回りも二回りも大きく成長してほしいです。


#33  舘野  俊祐  (期限付き移籍満了  →  東京ヴェルディへ復帰)
地元・富山での成長を期して期限付き移籍のもとで所属していた舘野ですが、契約満了に伴って東京ヴェルディに復帰することとなりました。
思い出されるのが、リーグ戦初出場となったホーム札幌戦。途中交代で出場すると、持ち味であるところの前へ向かう姿勢、隙あらばシュートも狙うといったプレーで流れを引き寄せました。そのプレーが呼び水となり、それまで連続勝ちなしが続いていたチームに勝利をもたらした試合でした。
富山への郷土愛が強い一方で、ユースから育ててもらってトップ昇格を果たした東京ヴェルディというチームに対する愛もまた、深いのでしょう。ならばこそ、カターレ富山での日々の研さんをヴェルディでも十二分に活かしていってほしいものです。
リーグ戦での再会を楽しみにしています。


#41  守田 達弥  (期限付き移籍満了  →  アルビレックス新潟へ完全移籍)
2012年、前年に引き続いてケガに見舞われたGK陣に途中加入、間もなく正GKの座をつかみ、2013年はシーズンを通して守護神として君臨し続けました。
このオフ、Jリーグ全体を巻き込んで繰り広げられたGKシャッフル。東口という絶対的なGKの移籍離脱を受け、新潟が白羽の矢を立てたのが守田であった、と。
当然のことながら出場GKは各クラブ1人のみ。経験がものを言うポジションにあって、若干23歳にして正GKを任されて貴重な実戦経験を積んでいるような選手は、他クラブにとってはさぞ魅力的であったことでしょう。
もともとが期限付き移籍契約であり、チームを離れることにも覚悟がなかったわけではありませんが・・・。それでもやはり、本当に心の底から「惜しい」と思える選手であったことは間違いないです。
そのプレーに、幾度ピンチを救われてきたことか。「明らかにそれ、実力以上の力を出してるだろ?」というリミットブレイクモードに入ったときなどは、頼もしさ以上の驚嘆さえ覚えたほどでした。
個人昇格を果たすこのたびの移籍。富山で培った経験と自信を胸に、新潟でもぜひともその力を発揮し、正GKの座をつかんでほしいと思います。そして、「東口がいなくなっても守田が来たので全く問題がない」と評されるほどの活躍を祈りたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする