行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】第21節  ロアッソ熊本戦

2011-07-17 11:58:04 | カターレ富山
11試合ぶりの勝利を挙げた鳥栖戦から1週間。先週に続いて今節も九州へと乗り込み、熊本と対戦します。
7月の残り3試合、熊本戦・水戸戦・徳島戦は、「先月の対戦で勝てなかったチームへのお礼参り」となる3連戦。その初戦となる今節、相手は5試合負けなしと手強いですが、それでも勝ちにいかねばなりません。
10試合連続勝ち無しの内訳は、●△●●△●●△●●。7連敗があった去年のそれよりは連敗が続かなかった。けれど、逆に言えば、せっかく負けを止めてもその後につなげなかったということでもあります。
今節、重要なのは前節の勝利を継続すること。そして、もう1年以上もご無沙汰となってしまっている、連勝を成し遂げることにつきるでしょう。
もちろん、簡単なことではありません。熊本は、リーグ最少タイ失点のチーム。一方のカターレは、リーグ最少タイ得点のチーム。データ的にも苦戦は必至。
しかし、それでも。
その熊本の失点のうち、1点はカターレが挙げたもの。勝利にこそ結びつかなかったものの、果敢に狙っていくことの重要性が結果に結びついたゴールでもありました。ここ2試合、苦しい試合にあっても最後まで諦めない姿勢がゴールに結びついています。その流れを継続し、熊本の堅い守りをこじ開け、今度こそ勝利に結びつくゴールを願ってやみません。
現在5位につける熊本にとっては、前々節、前節と2試合連続で引き分けという状況を打破するため、下位の富山を確実に叩いて上位戦線に踏みとどまっていきたいところでしょう。2試合連続引き分けと言えば、熊本からすれば対富山戦は2試合連続で先制を許し、追いつきながらも逆転できずに引き分け。この流れを断ち切る勝利が欲しいと思っていることでしょう。
ですが、流れを断ち切りたいのは、むしろカターレのほう。2試合連続で先制しながら勝ちきれないという流れを断ち切り、こんどこそ勝利を手にせねば。
選手層の厚さというか、実力の差というものは確かにあり、熊本のほうが明らかに上でしょう。だからこその5位というべきか。しかし、格上が相手だから勝てないという理屈は要りません。それを言うならほとんどのチームに勝てなくても仕方ないことになってしまうから。前節だって、格上の鳥栖に勝利しました。実力的には明らかに鳥栖のほうが上であったにもかかわらず。それを、しっかりとしたチームプレー、そして勝つんだという意志でカバーし、ついには勝利を挙げたのでした。
自信と慢心は違います。ですが、勝利によって得られるものはあるはず・・・というか、あったはず。初出場だった飯田をはじめ、集中力を切らさなかった守備で無失点に抑えた。諦めない気持ちが決勝ゴールを生んだ。それらを生かすも殺すも、今節の出来次第かと。

今節、熊本は「熊本県民サンクスマッチ」と銘打って、大規模な動員をかけるとのこと。そんな観衆の前で無様な試合は出来ないと、選手たちも気合いを入れて臨んでくることでしょう。そこへ乗り込むのだから、カターレ選手にとって完全アウェイ。やりにくさを感じてもおかしくありません。
しかし。
そこで、引き立て役に甘んじてあっさり負けるわけにはいきません。むしろ、空気を読まずに大観衆を黙らすくらいでないと。
女子W杯で、前回覇者にして開催国であるドイツを破ったなでしこジャパンのことがあります。完全アウェイのなかでの対戦でしたが、それをネガティブにばかり捉えなかったからこその勝利。つまり、ドイツにとっては大観衆の前で必ず勝たねばならないというプレッシャーに晒されながらの試合となったわけで、開催国であることが必ずしもプラスにばかりは働かなかった、とも言えます。
翻って、今節。熊本にとっては、勝たねばならない試合。動員に関してはもちろん、19位に低迷するようなチームに勝てずしてなんとする、というところかと。
それを、逆手にとってほしいです。前節鳥栖戦、前々節千葉戦も、試合の入りかたは悪くなかった。力の差を見せつけられて手玉にとられた徳島戦のようなことにならなければ、序盤から良い感じに持ち味を出すことができれば、ぐっと勝機も高まることでしょう。
そして、重要なのは先制点。どんなかたちでもいい、とにもかくにも先制点を挙げ、あいてに「ああ、またか」と思わせてプレッシャーを与える展開に持ち込めれば。そうなれば、あとはいかに自分たちのサッカーができるかということだけ。前節、ヨンドクが思い切ってミドルから狙っていったことがゴールにつながった姿勢を、今節も見せなければなりません。いかに堅守の熊本といえど、得点することが100%無理なわけでもなんでもないことは、前回対戦時に証明済み。ならば、今節も果敢に狙って、得点をもぎ取らなければ。
守備面においてセットプレーが弱点といわれていますが、それでも前節はピンチもしのぎきり、無失点で勝利した。ならば、その成功体験を踏まえ、今節を勝ちきるチカラに変えねばなりません。前節の選手インタビューにおいて敬介が、「横浜FCと戦ったときのVTRを見て、やろうとしたことができていたのを思い出しました」と語りましたが、実際、試合においてもチームの持ち味である素早い寄せ、攻守の切り替えが、良くできていたように思います。これが、負けが込んでいた悪いときには全然出来ていなかった。今節もその持ち味を十分に発揮できたなら、前節の成功があるだけに、大きな自信とすることができるでしょう。願わくば、その自信が勝利へのチカラとならんことを。

シーズン後半の巻き返しへ向け、前節、勝利を挙げてそののろしを上げたカターレ。
10戦連続勝ち無しの流れから脱却し、むしろ10戦連続負けなし、あるいはそれ以上を目指す気概を持って臨まねばならない一戦です。
まずは、勝利で2連勝!お礼参り3連戦の初戦で、先月勝てなかったリベンジを成し遂げろ!
勝たれ!!!富山!!!!!
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