行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第2節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2017-03-17 21:02:05 | カターレ富山
幸先よく勝利でスタートした2017シーズン。連勝をかけて、そしてなにより開幕を待ちわびたホームのファン・サポーターの期待に応えて連勝を果たすために。
開幕戦勝利を収めたクラブどうしの直接対決として、ホーム・県総で鹿児島ユナイテッドFCを迎え撃ちます。

優勝候補と目されている北九州・栃木がともにドロー、ホーム開幕戦に勝利できなかった第1節。そんななか、最もインパクトを与えたのがホーム開幕戦で5得点と圧勝スタートを切った鹿児島ではないでしょうか。
ニューイヤーカップなど開幕前から精力的に実戦経験を積み、その努力が大勝というはっきりとしたかたちとなって表れた格好。大きな自信を胸に、昨季2度の対戦で勝利を挙げられていない富山を打倒すべく、意気揚々と乗り込んでくるはずです。
チームJ3初年度であった昨季に15点を挙げてリーグ得点王に輝いた藤本 憲明、前節2ゴールを挙げて勝利の立役者となった五領 惇樹など、攻撃陣がかみ合った活躍をみせたならば苦戦は免れないでしょう。
U23の選手を侮るつもりはありませんが、それでも。先のFC東京U23戦と比較しても、チーム成熟度の高さということで言えば鹿児島のほうが上であろうことは間違いないでしょうし、だからこその奮起が求められます。

迎え撃つカターレとしてのトピックは、やはり前監督である三浦泰年監督との対戦というところでしょうか。
カターレの元監督ということで言えば、昨年、安間監督との対戦がアウェイで1度ありましたが。変動メンバーのU23クラブ、カターレ側も監督当時と選手の大半が入れ替わっているなど、参考程度という意味合いの強いものでした。なお、監督交代により“ホーム凱旋”は実現せず。
その意味において―――前監督で、選手の多くが残っていて、さらにシーズン開幕2戦目にしてホーム開幕戦。そして、初のホーム凱旋。
カターレの歴史上その機会が数少なかっただけで、以前チームを率いた監督が敵将として立ちはだかる、ということ自体はよくあること。
しかし、それがよりにもよってこのタイミングかーと微妙な気分なってしまう、というのが正直なところです。
三浦監督側とすれば、カターレ選手の多くを熟知し、しかもその印象が新チーム移行の影響がまだ少ないあまり更新されていない時期。そして、勝手知ったる県総。
そして、率いる鹿児島も手ごたえ充分と。“お礼参り”で勝利をかっさらっていく気満々であろうかと。

迎え撃つカターレ。
ここが、力の示しどころです。
選手たちが先の開幕戦について、口々に「勝利したけれど、まだやりたいサッカーを実現できていない」という旨のコメントを残しています。
それでも。しっかりと勝ち切ったという事実は動かないのであって。
飛び級久保選手に注目が集まる、ある意味必要以上にプレッシャーのかかるなか、それを乗り切ったこと。
流れの中からの得点ではなかったものの、それでも、狙っていたセットプレーからしっかりと得点を決め、さらには膠着状態を破っての追加点を挙げたこと。
そして、最後の最後まで気を緩めることなくしっかりと守りきり、無失点に抑えたこと。
それら手応えをしっかりと力に還元し、ホーム開幕戦にかかる地元のファン・サポーターの期待に勝利でもって応えねばなりません。

期待したいのは、永井。
昨シーズンは開幕から正GKとして出場し続け、終盤にケガで離脱するまでゴールを守り続けました。三浦監督のもとで進められたチーム作りの中で、あるいは最も重要なキープレイヤーであったとの見方もできたかと。
己の能力を知り尽くす三浦監督が、しかも現時点でどのクラブよりも脅威であるところの鹿児島が相手。
逆に言えば、ここで前節に引き続きしっかりと零封してみせたならば。「あの5得点の鹿児島をも封じきった」というインパクトは、他クラブへの大きなプレシャーに、脅威になるに違いありません。
だったら、やるしかないでしょう。シャットアウト勝ちこそが、恩返し。去年との違いを、去年以上であることを、勝利でもって証明してほしいです。
そして、攻撃陣で期待したいのはスタメン出場が有力とみられるパブロでしょう。
前節は書類不備により、まさかの出場回避。けれど、そこは発想の転換で。手の内を晒していないという見方もできます。
三浦監督が勝手を知る選手が多くいるなかで、新生カターレの象徴となりうる・・・いや、なるべき選手。去年の印象にしばられていたらえらいめに遭いますよ、ということを、移籍後初ゴールをもって証明してほしいです。

シーズン開幕戦に限って言えば、引き分けと勝利を繰り返して7年連続負けなし。いや、2010年に1度敗れただけで、ほかは負けていません。
それとは真逆に。
開幕2戦目は、去年やっと引き分けが1試合あっただけで、それまですべて敗れていました。いまだ、勝率0%。
カターレがこれまで開幕ダッシュというものが出来ていなかった理由が、2戦目に勝てないから、と言ってもいいかもしれません。
その鬼門と言えるような第2戦に、よりにもよって前監督率いる「首位」鹿児島。
ここでまたジンクスに屈するようなことがあれば、「また今年もダメなのか」と、だだの1敗、1分け以上の手痛いダメージを被ることにもなりかねません。
けれども。
ピンチは、チャンス。
昨シーズン、無敗対決で迎えた秋田戦で敗れ、首位に躍り出るチャンスを逃してしまったカターレ。それ以降も「ここぞ!」という試合を落とし続け、最終的には鹿児島にも勝ち点差1で下回る6位に甘んじてしまいました。
シーズン開始間もない時点でいきなりのプレッシャーのかかる正念場ですが、だからこそ。
ジンクスを跳ね除け、ここぞという試合を勝ち切る強さを見せたならば。
去年とは違う、今年こそはやってくれる!・・・そんな期待を、ホーム開幕戦に駆け付けるファン・サポーターに抱かせたならば。
それは、ただの1勝以上の価値のあること。
ならば、やるしかない。
勝つしかない。

開幕戦勝利クラブどうしの対戦で、連勝を続けられるのはどちらか一方のみ。
無論、それはカターレの側でなくてはならない。
いかに鹿児島が手強かろうと、それは単なるタイミングの問題。相手がどうあれ、打倒せねばならないことに何の変わりもないのだから。
「ここぞ!」で勝ち切る強いカターレを!!
ジンクスを、プレッシャーを跳ね返し、開幕ダッシュを!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
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