葉隠れと言えば、
「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という一節。
自分自身が大事にしておきたい信念、想い。
色々、選択肢が増えてくると、自分の気持ち揺らぎが出てくる。
自分の信念を貫き通すために、他の邪念を払うこと、これが不可能であるなら死を厭わないこと、これが武士道精神のひとつだった。
でも、自分自身の天命が、はっきりしないうちは、信念はもちにくい。天命によらない信念は、ただの盲信や欺瞞である。
若くても天命を得る人もいるだろうが、天命を得るには、それなりの成熟が必要だ。様々な経験を積む中で、試行錯誤の中で自分の信じる道を知る事ができる。
その信念は、固く胸の奥深くに大事に保管され、決して誰にも口外はしない。
その上で、死ぬ直前まで、自分自身が大事にしたい信念を持ち続けること、その想いを死の直前まで持続させる事が、美しい生き方だと、そういう思想だと、夢で見ました。
これは、自尊心の高い人の生き方だと思いました。
このような生き方が正しい、というわけではありませんが、このような生き方をする方が我が国にも多く居た、という事でしょう。
自尊心の生き方も立派ではありますが、
愛の考え方だと、まだ不十分です。
自分自身の内なる神「感情」を殺し、心のうちに秘めているだけでは、結局のところ空虚感が常に付きまとうだけだからです。自分で自分の輝きを奪うような行為です。
感情の解放こそが、愛の発露。
死んでからでは、遅い。
手遅れです。