R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

1/12 「夕陽のガンマン」フィギュア(1/12 custom figure Monco “For a few dollars more”)

2021-05-27 | 製作

 幼少の頃西部劇ごっこに熱中し銃口にコルクの付いた玩具で遊んでいた。中学生になるとTV放映からマカロニウエスタンにハマってしまった。それまでのハリウッド西部劇とは違い暴力的で音楽も魅力的で拳銃の音すら斬新だった。粗製乱造ウエスタンの非常にマンガチックな設定も中学生にウケる要因だったんだろう。その中でもセルジオ・レオーネ監督の作品は別格だった。マカロニウエスタンのレオーネ作品でブレイクしたクリント・イーストウッドは自分の中ではマックイーンと並ぶアイドルの一人である。思えば彼のフィギュアをまだ一個も作っていないことに気付いた。
 というわけで今回は「夕陽のガンマン」(For a few dollars more 1965)の主人公モンコ。 この映画の主人公はコスチュームに特徴満載で久しぶりに力の入った製作だった。ざっと挙げると、髭面、葉巻、ポンチョ、シープスキンのベスト、リストカフ、アンディ・アンダーソンのガンベルト、拳銃のラトルスネークグリップがある。細かいところではブーツや拍車の形や帽子の上部のほころびもマニアックなポイントかもしれない。そういったものをひとつひとつ確かめるように楽しみながら作っていった。右足に重心を置いた佇まいもイーストウッドならでは。

 今回も新しい試みをしている。先ず当初考えたのはポンチョを脱着できること。ベストのみでも飾れる。この手のガレージキット系のフィギュアでは一体化が普通である。それからポンチョ裾のフリンジの表現。1/12のこの縮尺(高さ165mm)では厳しかったがポンチョ姿であればこの表現は絶対に外せないところ。レジン製のポンチョに手芸糸を植え込んで糸は接着剤でカチカチに固めている。ポンチョを脱いだ時のためポンチョスタンドも作った。
 そしてとりわけ悩んだのがポンチョの色。基本的にはブラウン系だろうが、写真によってはグリーンぽく見えたりする。ブラウンやカーキやグリーン系を調合して何とか思う色が出せた。ポンチョの柄やシャツの柄の表現はデカール。

 どうにか当初イメージしていた形にはできたと思う。ガンベルトに収めているピースメーカーは接着はしていないが右腕を接着固定しているので抜くことはできない。頭部のみポンチョ脱着のために外せる。ポンチョ脱着できるので次は前閉じのポンチョのバージョンを作ってみようと思っている。

         



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