いよいよ3月
毎年のように今年も彼岸には帰省予定だ。
ちょうど同じ時期 名古屋で仕事があるので
その足で広島へ帰ろう。
毎年8月のお盆と3月のお彼岸の帰省であるが
海外にいた時期を除いては
これまで一度も欠かしたことはない
母の父と父の母
それぞれが両親の幼い時期に亡くなっていたこともあり
夏休みに両方の里に行く度に墓に出向いていたことが
習慣として身に付いた。
最近までは愛犬と一緒の生活だったので
病院に預けて連泊するにしても
長くて2泊3日のスケジュールであった。
そんなワンコ達を見送ってから
はじめての彼岸の墓参り
せっかく愛犬たちが与えてくれた時間なので
今回は少し長く両親たちと過ごそう
丁度いいタイミングなのだが
今年の3月13日は両親の60回目の結婚記念日にあたる
そして僕らも今年で還暦を迎える
これ以上のいいオケージョンはない
今からだと予約が取れないかも知れないから
祝いの席は8月のお盆の時期にするか?と訊けば
「夏のことはかわらん。元気でおらんかもしれん。
思い立った時がやる時よ。」と母が言う
86歳になる父だが今月の車検を区切りに
いよいよ車を手放すという
あれだけ「自分はまだまだ大丈夫」と頑固だった父も
自分からもうそろそろ運転も終わりにしようと言い始めた
ブレーキなどの踏み間違いなどで自分だけならともかく
人を危める危険性があるからとかねてから心配していた
運転しなくなれば心配がひとつ減るが
あらためて親父が車を卒業すると訊くと
それはそれでなんだか切ない気持ちにもなる
時間は後戻りしない
老いとはひとつひとつ手放しながら前に進むこと
そうだね それも大きな区切り
22年前に生まれた甥も今年から社会人だそうだ
仕事が始まればまた生活も変わるし
いい区切りだからと
今度の彼岸には広島に寄ってくれると言う
それぞれが いろんな区切りを迎えるこの年
そんなこといろいろ ご先祖さまにご報告