2009年に結婚した音楽家の後輩とその女房
音楽制作用の機材と万年床が鎮座した8畳一間の部屋で
気ままに生活していた男やもめの後輩の元へ
嫁いできた女性が居た
物好きな女が居るもんだなあなんて
飲みの席では
ずんぐりムックリの脂性のやさ男のもとへ
嫁いで来る女の覚悟にエールを送ったものだ
島根出身のその人とは
僕の父の故郷と同郷という事もあり
そして何より 僕が書いた中森明菜の作品の事を
とても好きでいてくれたことを第一印象として
とても鮮明に思い出す

2022.6 万希子さんとmanzo
そんな彼女が天寿を全うして
今月の20日の朝 亡くなった
53才だった
本日 青山のお寺で告別式が執り行われ
最後のお別れをしてきた
僕よりひとまわりも若くして
あの世に旅立つ棺の中の顔は
癌の痛み 苦しみを戦い抜き
そしてそんな毎日を生きることから
解放されたような
とても安らかな仏顔だった
時を同じくして
作家の伊集院静さんの訃報も届く
癌がわかった時にはすでに遅く
全身に転移していたらしい
伊集院さんとの思い出はこれまで
何度となくこのブログにも綴った
今となっては氏と一緒に書いた
前川清さんの「哀しみの終わりに」という作品
他 数曲をこの世に残せたことは
僕のキャリアにとって宝のひとつである
実際にお会いすると
皆さんが仰るように
男が惚れる男というのが
何となくわかる気がした
歌入れが終わった後
これから銀座で寿司でもどうかと誘われたのだが
歌の編集などやり残したことがあったので
ご辞退した
今となっては なんて馬鹿なことをしたんだと
後悔しかない
いつかまたどこかでお会いできる気がしていたが
それも叶わなかった
本当ですか 哀しみにもやがて 終わりが来るって
本当ですね 哀しみが終わって いつか笑える日が来る
「哀しみの終わりに」より抜粋
愛する人を失えば
残されたものは悲嘆に暮れる
でも、そんな哀しみもずっとは続かない
君のような優しくて情の分厚い人間に最後まで愛されて
旅立った女房はきっと幸せだったに違いない
これから女房の分まで長生きして
幸せにならなきゃな
万希子さん よく頑張ったなあ
安らかに
そして 伊集院さん
ありがとうございました
安らかに
伊集院氏 参考ブログ
哀しみの終わりに
哀しみの終わりに 2022.3.11
歌