今年の母の日にはカーネーションの代わりに
夏用の丈の長めのカーディガンを送った
時期的に毎年 夏用のパジャマや
タオルなど 母自身では買わないというようなものを
送ることにしている
来月は父の日か
4月で91歳になった父に
プレゼントは何にしようかと母に聞けば
もう モノはいいから
食べ物の方が喜ぶよと言う
父がまだ早朝散歩など盛んにしている頃
スニーカーをプレゼントしたことがある
ウォーキングの後 蒸れた靴を陽に当てようと
少しの間玄関先のブロック塀の上に置いていたらしいのだが
まんまと誰かに盗まれたらしい
ナイキ製の若者でも履けるようなデザインだったからか
一度履いただけの真っ新なスニーカーが
あっと言う間に塀の上から消えたそうな
余程 息子に知られたくなかったんだろう
だいぶ時間が経って 母からそう聞いた
今でこそ お互いに歳を重ね
よく話もするようになったが
昔は無口で堅物で父と二人っきりになるのが
とても苦手だった
何かの瞬間にはいつも母がいて
父との思い出はとても少ない
「銀河鉄道の父」という映画を観た
とてもいい映画だった
役者の演技と映像に涙があふれた
父親像としては自分の父とはかけ離れてはいたが
ひょっとして僕が自覚していないだけで
子が育ってゆく日々の生活の中には
我が子を抱きかかえ父として必死に
子を守ろうとする瞬間がきっとあったろうと思う
子を持って初めてわかる親のことと言うが
もし僕に息子や娘がいたら
今よりも深く父としての想いや子育ての苦労を
感じとることが出来たのかもしれない
子を持つことで親として育ててもらいながら
親として 子として成長してゆくのだろう
思春期の頃は
理想と現実の父親像はかけ離れていて
不満も大いに持ったが
親父は親父として一生懸命生きてたんだなと
今になってよくわかるよ
いや〜大好きな映画だった
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