過去の植民地支配や侵略に対する「痛切な反省」や「心からのおわび」を表明した、戦後50年の「村山談話」の表現をそのまま用いるのではなく、新しい表現を検討する考えを示したものとみられる。戦後60年の「小泉談話」では、村山談話の「痛切な反省」などの表現を踏襲した。
安倍首相は「今までのスタイルを下敷きにすると、『今まで使った言葉を使わなかった』『新しい言葉が入った』など細々した議論になる」とも指摘した。
過去の植民地支配や侵略に対する「痛切な反省」や「心からのおわび」を表明した、戦後50年の「村山談話」の表現をそのまま用いるのではなく、新しい表現を検討する考えを示したものとみられる。戦後60年の「小泉談話」では、村山談話の「痛切な反省」などの表現を踏襲した。
安倍首相は「今までのスタイルを下敷きにすると、『今まで使った言葉を使わなかった』『新しい言葉が入った』など細々した議論になる」とも指摘した。
菅氏は比例選で復活当選した。
土屋氏が、選挙区で菅氏に勝利するのは前回衆院選に続いて2度目。全国的な注目区として、選挙戦中盤から安倍首相や谷垣幹事長らが応援に入り、アベノミクスの継続などを訴えた。組織票をまとめ、無党派層からも支持を集めた。
菅氏は街頭に積極的に立ち、集団的自衛権の行使容認などで政権批判を展開。首相として福島第一原発事故に対応した経験から「原発ゼロ」を訴えたが、支持は広がらなかった。
午後10時30分頃、東京都渋谷区の党本部に沖縄1区での勝利の一報が伝わると、志位委員長は「やったね」と満面の笑みを見せた。
事前の情勢調査で議席増の予測が報じられたこともあり、詰めかけた報道陣は「これまでより2割ほど多い」(党関係者)という約80人。午後8時すぎには、テレビで候補者の当選確実を伝える速報が流れ、小池晃・党副委員長は「こんなに早いのは久しぶり」と拍手で喜んだ。
午後9時前に記者会見場に入った志位さんは、党幹部と固く握手。「よし」「やった」と声をかけながら、当選を確実にした候補者の名札に赤いバラをつけた。
記者会見で志位さんは、「無党派層、安倍政権に対する批判的な層から支持をいただけた」と振り返った。
14日投開票の衆院選の小選挙区で、自民党は2012年の前回選を1議席上回る22議席を確保。唯一候補を立てなかった12区も公明党が制した。民主党は、代表の海江田万里さんが比例選の復活当選が出来ずに議席を失ったほか、東京都連会長らも小選挙区で相次いで落選。維新の党など「第3極」も伸び悩んだ。
14区では、「うちわ」の配布問題で法相を辞任した自民党前議員、松島みどりさん(58)が逆風をはねのけ、5度目の当選を果たした。
墨田区の事務所で、トレードマークの赤いジャケットを着て、支持者らとテレビの開票状況を見守っていた松島さん。午後9時過ぎ、当選確実の速報が流れると両手を掲げ、支持者らの拍手と歓声に笑顔で応えた。
松島さんは9月、法相に就任したが、地元で配布した「うちわ」が、「公職選挙法に抵触するのでは」と国会で追及され、2か月たたずに辞任に追い込まれた。
「おわびから始まる選挙だった。『初心に戻って一からやり直して、もう一度働きたいから、チャンスを与えてほしい』と訴えてきた」と振り返った。一方、多くの励ましも受けたといい、「この下町で、人情があるまちで、政治活動をやってきて良かった」と感慨深げに語った。
平野氏は比例選で復活当選した。
佐藤氏は、衆院解散の11月21日に参院議員を辞職し、「落下傘」でくら替え立候補。地元の大阪府議らの支援や公明党の推薦を受け、過去5回当選した平野氏や、維新の党の前議員らを退けた。