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政治そのほか速

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新装「湯ノ口温泉」 26日オープン

2015-03-24 05:37:51 | 地域

 新装「湯ノ口温泉」 26日オープン


 豊富な湯量と泉質の良さで“熊野の秘湯”として知られる熊野市紀和町の「湯ノ口温泉」が26日、新装オープンする。


  湯ノ口温泉は泉温45・7度、毎分1200リットルが湧出する。ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、神経痛や慢性皮膚病などに効能があるとされる。1981年度に建てられた旧施設が老朽化したため、隣接する駐車場に新施設を整備した。


  新施設は木造平屋で、地元産のスギをふんだんに使用している。男女別の内湯と露天風呂のほか、新たに貸し切り風呂二つを設置。露天風呂には、水深約1メートルの立ち湯や、半身浴のできる浴槽もある。浴槽面積は旧施設の2・5倍で、全てが源泉掛け流し。


  休憩所を広くし、畳で休めるスペースも新設した。また湯治宿泊施設として、長期滞在できるバンガローやコテージもある。


  営業時間は午前9時~午後9時。入浴料は13歳以上540円、3~12歳270円。貸し切り風呂は、別途1080円(1時間)が必要。初日の26日は午後1時からの式典後、営業する。先着100人に紅白餅などを配る。問い合わせは湯ノ口温泉(0597・97・1126)。



犀星文学賞ファイル閲覧 金沢の記念館

2015-03-23 17:34:22 | 地域

 犀星文学賞ファイル閲覧 金沢の記念館


 第4回を迎える室生犀星文学賞(主催・読売新聞北陸支社、共催・金城学園)のこれまでの受賞作が読むことのできるファイルが、金沢市千日町の室生犀星記念館に設置された。ファイルは2階の閲覧コーナーで読むことができる。


  同文学賞は室生犀星(1889~1962年)の没後50年を記念して、読売新聞北陸支社が創設した。対象は、短編の小説。3次にわたる選考をへて受賞作1点に正賞の九谷焼文鎮と賞金50万円が贈られる。最終選考委員は、小説家で精神科医の加賀乙彦さんと、小説家の中沢けいさん。


  ファイルに収められたのは第1~3回の受賞作「二日月」(南綾子・作)「風が動く街」(緋野由意子・作)「雪虫」(安藤憲一・作)の3作品。


  犀星の孫で同館名誉館長の室生洲々子さんは「これまでの受賞作を多くの方々に読んで楽しんでもらいたい」と話している。入館料は一般300円、65歳以上200円、高校生以下無料。



高齢者の万引き急増 孤立背景10年で37%

2015-03-22 05:37:13 | 地域

 高齢者の万引き急増 孤立背景10年で37%


 ◇70代女性 犯行6回・・・実刑


  県内で高齢者の万引きが増えている。県警が摘発した60歳以上による万引き事件は2013年、386件に上り、10年前と比べ37%増加した。背景に、「高齢者の孤立化」を指摘する専門家もいる。過去に逮捕された和歌山市の70歳代の女性に理由を聞いた。(星研介)


  「今思うと本当にばかなことをしました」。白髪交じりの小柄な女性は後悔の言葉を口にした。6畳のワンルームマンションで独り暮らし。「人様への迷惑を考えていませんでした」


  女性は神戸市の百貨店の紳士服売り場担当として定年まで勤め上げ、「ずっとお金に困ったことはなかった」と言う。


  暗転したのは定年後。「一緒に洋服屋を開こう」と誘われた同世代の出入り業者に退職金と貯金約500万円を託し、足りない分は借金した。「結婚せず、親の介護をやりきった。次は自分の人生を歩もうと思った」。しかし、開業話は進まず、業者の男性とはやがて連絡が取れなくなった。約100万円の借金が残った。友人らは阪神大震災で転居したため疎遠になっており、相談相手はいなかった。


  そんな頃、「食費を浮かそう」と魔が差し、初めて万引きをした。当時住んでいた兵庫県内のスーパーで、周囲の目を気にしながら、おにぎりなど1000円分を手提げかばんにしのばせた。店を出た所で、警備員に「おばあちゃん、分かるよね」と肩をたたかれた。しかし、その日は店長から注意を受けただけで済んだ。「二度とすまいと誓ったんですが……」


  2年後、同じ店で食品約1000円分を万引きした。今度は見つからず、やめられなくなった。雑誌やかばんも盗むようになった。5回目の犯行で逮捕された。窃盗罪で略式起訴され、罰金刑を受けたが、約3年後の11年秋、6回目の犯行で再び逮捕。懲役1年の実刑判決を受けた。


  女性は13年に和歌山刑務所を出所後、行政の支援を受けながら、社会復帰を目指している。自己破産し、借金は帳消しになった。ノートにびっしりとレシートを貼って家計簿をつけ、月約10万円の年金をやりくりする。散歩やテレビが楽しみという。「残り少ない人生、静かに暮らし、やり直したい」。女性はそう語った。


 

  ◇地域で啓発 抑止へ


  万引きの疑いで逮捕されたり、任意で取り調べを受けたりした件数は減少傾向にあるが、高齢者では増加している。


  県警によると、2013年は830件と03年から90件減った。しかし、このうち60歳以上(386件)は全体の47%を占め、03年の31%から大幅にアップした。警察庁によると、全国でも高齢者の万引きは全体の25%(04年)から41%(13年)に上昇した。


  刑務所を訪問し、服役者の心理分析をする東京未来大(東京)の出口保行教授(犯罪心理学)は「高齢万引き犯の増加には、地域から孤立した独居高齢者の増加が影響している」とし、「家族や友人ら周囲とのつながりが薄い人は、犯罪をすれば社会的な地位を失うというリスクを軽視する傾向がある」と指摘、予防策の必要性を訴える。


  県警は、スーパーへの防犯カメラの普及など抑止対策を進める一方、警察官による独居老人宅への訪問にも力を入れる。県警生活安全企画課は「地域との関係が薄い高齢者を啓発することで抑止につなげたい」とする。



選抜甲子園 大歓声に気持ち高ぶる豊橋工

2015-03-22 05:37:13 | 地域

 選抜甲子園 大歓声に気持ち高ぶる豊橋工


 甲子園球場で21日に開幕した選抜高校野球大会の開会式で、初出場を果たした豊橋工の選手は、大観衆の拍手を受けながら堂々と入場行進した。


  選手は前を見据え、同じ歩調で進むため、「イチ、ニ、イチ、ニ」と声を合わせて甲子園のグラウンドを歩いた。


  式を終えた中村亮太主将は「大歓声に迎えられ、気持ちが高ぶった」と興奮気味。「積極的に攻める豊橋工の野球を見せたい」と決意を新たにした。


  豊橋工は大会第6日第1試合で東海大四(北海道)と対戦する。



四日市公害教訓後世に 環境未来館オープン

2015-03-22 05:37:08 | 地域

 四日市公害教訓後世に 環境未来館オープン


 四日市公害の歴史と教訓を伝える「四日市公害と環境未来館」が21日、三重県四日市市の市立博物館と同じ建物にオープンした。開館式には公害の資料を提供した沢井余志郎さん(86)ら約200人が出席。沢井さんは「公害を二度と起こしてはならないということを学んでほしい」と語った。


  沢井さんは、大気汚染によるぜんそく被害が明らかになった1960年代前半、被害を記録しようと患者の多い地区に通い詰めた。初めは、「帰れ」とどなられたが、患者たちは少しずつ胸の内を明かすように。68年に、ガリ版刷りで始めた文集「記録『公害』」の発行は99年まで続いた。


  「死んでしまうのでは」と思うほどのせきに苦しんだ人たち。「患者の思いを知ってほしい。その一心だった」と振り返る。


  沢井さんは、歴代市長に公害資料館が必要と訴え、97年の市制施行100周年に合わせて公害訴訟の資料やフィルム約500本分のネガなどを市に寄贈。資料は環境未来館で保管、公開される。


  式には、公害訴訟の原告で唯一存命する野田之一さん(83)も出席。「患者の写真を見るのはつらいが、後世に伝える資料なので残してくれてありがたい」と語りかけられた沢井さんは「若い世代に公害の歴史を伝えたい」と答えた。