20日午前4時半ごろ、広島市南区東雲のアパートの一室約20平方メートルを焼く火災があり、この部屋に住む派遣社員津島義也さん(21)と、同居の専門学校生尾崎悠梨さん(21)の遺体が見つかった。尾崎さんの遺体には首を絞められたような痕があり、県警捜査1課と広島南署は火災の前に殺害された可能性があるとみて捜査を始めた。
大阪市北区のマンションで住人の飲食店経営森川悟さん(39)が殺害された事件で、大阪府警捜査1課は20日、強盗殺人などの容疑で、知人の同市住吉区我孫子、無職加藤健太容疑者(26)を逮捕した。大筋で容疑を認め「室内でトラブルになりダンベルで何十回も殴った。怒りが収まらず現金20万円などを取った」と供述している。
森川さんと同じマンションの知人男性が事件直後に自殺していたが、事件とは無関係と判明した。
20日午後2時半ごろ、愛知県刈谷市東新町4丁目の集合住宅で派遣社員の男性(46)が切りつけられた、と管理人から110番通報があった。宅配便の配達員を装った男に刃物で切りつけられたといい、左手に軽傷を負った。刈谷署が傷害事件として調べている。
署によると、オートロック式の集合住宅で社員はインターホン越しに配達員と名乗られ、玄関を開けた。男が突然「われーっ」と叫びながら切りつけ、社員の顔を見て「ちゃうわあ」と言って逃げた。40歳くらいで身長160~165センチ。黒い作業服姿で、黒縁のめがねをかけていたという。
マシンガンタイプのエアガンで長男(2)にBB弾(プラスチック弾)約240発を浴びせ、4週間のけがを負わせたなどとして、傷害の罪に問われた福山市大門町の元会社員、中島敬済被告(25)に対する判決公判が20日、広島地裁福山支部であり、佐藤洋幸裁判官は懲役1年2月(求刑2年6月)を言い渡した。
佐藤裁判官は判決理由で、長男の体には頭や背中、脚まで点状の皮下出血が無数にあり「一時は貧血気味になった。執拗に弾を浴びせた犯行態様は相当に悪質だ」と指摘した。
千葉大学は20日、教え子の女子学生へのセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)があったなどとして、教育学部の男性教授(54)を同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。
同大によると、教授は2014年8月、調査先のネパールのホテルでビールを飲んだ際、同行した女子学生2人のうちの1人に、3回キスしたとされる。
この学生が9月、大学に相談したため発覚。教授は「酔っていた学生を起こそうとしただけ」と説明したが、大学は状況などからハラスメント行為を認定した。
大学側は昨年4月、教授が研究室で使用していた外付けハードディスクを無断で持ち出し、自宅でインターネットに接続したため、多数の学生の個人情報が流出したなどと発表。こうした経緯を踏まえ、懲戒解雇処分が相当と判断した。