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書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

愛だの心だの

2019年08月23日 21時02分18秒 | 意識論関連

ある生物学者は

「鳥が卵を温めるのは プログラミングされた反射行動に過ぎない」

と述べた

 

あのね 鳥類に限らず動物の情動や感情の全ては先天的にプログラミングされた反射であって 先天的本能習性というものは必ずしも常に「正しい行動」を促すとは限らない

先天的本能習性によって促された統率的協調行動というものが 戦争や組織的詐欺や差別イジメの原因になることからも 感情という先天的行動バイアスの全ては目的のない「結果」以上の意味はない

そもそも感情という先天的行動バイアスというものは 進化の過程で結果的に残った性質に過ぎず そこに合理性のある目的が介在しているわけでもなく 目的の存在しない先天的行動バイアスが促す行動が どのような結果をもたらしても 誰も責任を負ってはくれないのである

感情のままに行動した結果 残虐な殺し合いになろうとも 絶滅しようとも 誰も責任を負ってはくれないのが遺伝的進化であり 先天的本能習性もまた遺伝的進化によって促された結果に過ぎない

 

遺伝的進化というものは数十億年に渡って洗練されたものであるため 生存にとって非常に有利な性質を獲得してはいるため たかだか数百年程度しか文明を持たぬヒトよりも優れた特定能力を持っているとしてもおかしくはない

だがしかし 遺伝的進化というものはあくまで膨大な失敗の上に成立するものであって ヒトが論理的に考えて合理性のある行動選択を行うこととは全く別次元のものである

ヒトは 先天的感覚によって促された錯覚を 錯覚として認識出来るため 錯覚に惑わされることなく合理的に行動を修正することも可能だが 遺伝的進化で同じように行動修正を実現するためには膨大な失敗 膨大な屍の末に偶発的に成功する必要があり

こうした遺伝的進化における「成功」というものは あくまで偶発的 確率的に発生するものであって どんなに稀な「成功」であっても膨大な変異と淘汰さえ繰り返せば起きる可能性は存在してはいるのである

だが ゆめゆめ間違えてはならないのは 遺伝的進化というものはあくまで「膨大な失敗」の上に成立するものであって 決して「進化任せにしておけば 全てうまくゆく」というような夢物語ではないのである

「膨大な失敗」の上に成立する進化を 「全てうまくゆく」と言い張るのは 膨大な失敗を無視したご都合主義的こじつけ以外の何ものでもない

 

ヒトが子供を大切にする感情であっても 順位序列感情に基づいた無責任さであっても 先天的本能習性が促す行動バイアスの結果であることに違いはない

しかし 社会的に無責任であることが社会安全性にとって逆行するものであることを検証出来る自己客観性があってこそ はじめて人間性として発揮されるのである

社会安全性への配慮が出来ることが 果たして「愛」や「心」として分類可能かどうかは知らないが 社会的に最も優先されるべきなのは目先の感情ではなく理性に基づいた選択であることに疑う余地などないのである

 

Ende;


生存に価する社会

2019年08月23日 14時50分59秒 | 意識論関連

生存そのものに意味があるのではなく

生存に価する社会にどれだけ近付くことが出来るのかという希望ありきの生存である

毎日のように子供が自殺するような社会なら たとえ永遠の命が得られたとしても

そんなもんむしろ地獄でしかないだろ

「生きているだけで意味がある」なんつう その場限りの薄っぺらな「嘘」なんぞ要らん

学校が嫌なら行かなくて良い

イジメが蔓延している学校で協調性と称して同調性や迎合性を発揮していてもマトモな人間なんぞなるわきゃねぇだろ

折角日本にいるんだからネットで学習出来るよう整備すりゃ良いんだ

金出さなきゃ学習も出来ないなんつう「進学ビジネス」ばっかり流行らせやがって 結局高学力なバカを大量生産するだけじゃねぇか

原発の津波に対する脆弱性を放置するような「エリート」が一番要らねぇんだよ

 

Ende;


老害

2019年08月23日 11時18分23秒 | 意識論関連

統率的協調性というものは必ずしも人間性に適するわけではない

協調性というものは同調性や迎合性も含まれており むしろ個人の自律的な社会的判断選択を阻害する性質でもある

「敵」とみなした対象を 集団で協調的に攻撃することで仲間意識(無意識な行動バイアス)という感覚的快楽を醸成することができる

こうした仲間意識(先天的快楽)というものには中毒性があり その中毒性ゆえに暴走の原因ともなる

ヒトがなぜ 実証不能の観念を振り回し他人に多大な迷惑をかけるのかと言えば そもそも実証不能の観念とは先天的本能習性によって促される行動バイアス(快楽)が作り出すものであり それゆえ極めて動物的な野蛮性をも持ち合わせているからである

学級内や職場でのイジメや ヘイトスピーチ ISILやオウム真理教によるテロなど これらに共通するのは統率的協調性に対する快楽への中毒であり 個人が自律的な社会的責任判断を放棄出来るという無責任さを促すことが可能だからである

ヒトは 誰かの命令に唯々諾々と従っていた方が気分が楽なのである

自分で行動選択に責任を負い 多数他人に迎合せずに自律的に「どうすべきか」を選択することは ヒトという種の生物には先天的習性として組み込まれてはいないからである

自律的判断を行う理性や客観性というものは先天的なものではなく むしろ環境によって後天的に発揮するかどうかが大きく左右される性質のものでもある

幼児期から虐待されて育った子供が 大人になって自分の子供に対しても同じように虐待を繰り返し連鎖するのも その行動を自己検証する客観性や理性が働かなくなっていることが大きな要因である

自分が親から虐待されて育った事実を認知的不協和的に解消するためには 虐待行動は正当化しなければ「気分的にやってられない」からである

主観的な気分や感覚が優先することによって 自己客観性というものが失われるのであり 客観性がなければ理性も働くことはない

理性が働かなければ無意味な因習の類いであっても漫然且つ必死になって継続しようとする

伝統だの文化だのに異常な執着や正当化をしたがるジャレド:ダイアモンドやダニエル:デネットといった保守的生物学者や哲学者達は「ヒトという種の生物は先天的に常に正しい行動しかしない」という進化万能論という非科学的妄想に基づいた観念に囚われており 気分的安心と論理的安全性を完全に取り違えている

文明から隔絶された原住民の文化や伝統というものは 要するに「結果的に絶滅せずに済んだ」集団に遺された文化や伝統だからこそ上手く機能しているのであって 文明から隔絶された原住民の全てが常に平和であるわけではなく 人肉を喰らう集団や 割礼(幼女の性器を切り取り縫合する)を行う「文化」や「伝統」というのも実在しているのである

たまたま平和な集団だけを都合よく抽出してきて あたかも「文化や伝統の全てが常に正しい結果をもたらす」かのように解釈するのは もはや科学でも何でもないオカルト宗教である

遺伝的進化というものは あくまで「膨大な失敗」の上に成り立つものであって 「進化にまかせておけば全てうまくゆく」などというのは 「うまくいっている結果」だけを抽出したこじつけに過ぎない

伝統などと称して機械手続き的に「これさえやっときゃ 全ては解決」という妄想を促しておけば バカな大衆の多くはその場限りに気分的に安心満足し そこに普遍的な論理的根拠に基づいた安全性が存在するのかどうかは誰も考えなくなるのである

伝統的手続きさえこなしておけば ヒトは安心する

永く続いていることというのは それだけで気分的安心という中毒を促すからである

しかし その気分的安心という中毒こそが個人から自律的な論理的安全性の追求を喪失させるのである

断片的 且つ一面的な結果だけを都合よく抽出してきて あたかも文化や伝統の全てが常に正しい結果しかもたらさないかのように言い張るジャレド:ダイアモンドらは もはや老害と言う他ない

 

Ende;