○コメントを分析してみた。
猫ちぐら
Cross-Arrow(CA)
1.或物体または何らかのものが変化する条件を得たときの方向. 掛け合わせ. 原因.
2.それによって示された或物体または何らかのものの性質. 変化の流れ.結果.
例) {m, n}CA{P1→P2}
『m』と『n』を掛け合わせ, 現象(結果)『P1→P2』を得た.
様様な『もの』を掛け合わせることで, 互いに側面(⇒性質)が生じる. つまり『もの』は他者によってその存在が規定される.
どうもこの人は個人が自律することをなんとかして否定しておきたいらしい。
個人というのは意思を持たない「もの」じゃありませんから、むしろ「もの」を規定する「他者」こそが個人というものの存在を必要とするのであって、個人なくして他者もすったくれもありません。
「自己とは他者なくして存在しない。」とでも言いたいんでしょうけど、その自己を規定する他者にも自己がないのであれば、これは論理的に破綻しています。
バカな哲学者の多くは自己の行動は他者からの監視によって抑圧される以外にないと思っているらしいのですが、これは自律のないバカ特有の観念であり、寝言です。
要約すれば、「自分は自分で自分を抑制出来ないので、自律的な意思選択なんつうもんはこの世の誰も出来ないことにしておかないと、あたかも自分だけが無能なバカみたいで哀しい。」から「自由意思など存在しない。」ことにしておきたいという言い逃れ取り繕いはぐらかしに過ぎません。
経営学者とか経済学者の多くも、こうした観念に囚われているために、「監視強化こそが根本的解決策だ。」と言い張ったり。
また、大衆の多くが依存する司法制度による厳罰化を「根本的解決策」だと錯覚妄想しているわけです。
Ende;