政府は浜岡原発の操業停止を、中部電力に要請した。
中部電力は、受け入れるようだ。
原発停止に関しては、賛否両論あるだろう。
あえて、是非は述べない。
でも、何故、この時期なのだろう?
今頃、どうして?
甚だ、疑問だ。
東海地震に備えて、との事らしいが、
これは、随分以前から言われている事。
原発建設時に、地震被害は考慮されていなければおかしい。
先の大地震の威力が想定外で、同じ規模だと危険との判断か?
それを危惧するのであれば、福島原発の事故後、
直ちに操業停止を要請 するべきだろう。
今頃、何を言っているんだ?
っと言う感覚は否めない。
また、操業停止する必要性はあるのだろうか?
操業しながらの安全対策は、不可能なのだろうか?
東北電力の女川原発も、福島原発同様、震災に直面したが、
放射能漏れなどの事故は、起こしていない。
施設の設備や立地条件もあるかもしれないが、
大震災が原発事故に、必ずしも直結しない 良い例だろう。
今回の政府政策は、
「羹に懲りて膾を吹く」
って、気がしてならない。
それから、他の原発は、大丈夫と言えるのだろうか?
至るところで、地震の起こる日本。
絶対に安全な場所など、ない。
東海に比べ他の地域は、大地震の起こる確率が低いのは事実だろう。
しかし、今の地震予知など、たかが知れている。
現に、随分昔から言われている東海地震は、未だ起きていないのに、
阪神淡路、中越、宮城冲、今回の東日本など、大震災は数多い。
それなのに、浜岡原発のみ操業停止なんて、政府は、
「他の地域の原発は安全」 と、宣言したのに等しい。
そんな事して、大丈夫か?
他の地域で万が一の事があったら、政府は責任取れるのか?
今回の政府政策は、
「小手先だけの片手落ち」の愚策
と、言わざるを得んだろう。