紫苑の惑星

若柳菊のプチ日記や寿菊派若柳流からの日本舞踊公演会のお知らせなどを更新します。

【元禄花見踊】

2004年11月15日 | 演目ガイドブック
【長唄 元禄花見踊(げんろくはなみおどり)】

この曲は、明治期に舞踊のために作られたそうです。
いかにも満開の桜を思わせるような華やかで明るく、
舞台の幕開けのとしても相応しい演目です。

幕が上がると時は元禄、花盛りの上野の山を背景に
花見に集まった湯女や丹前の武士・町娘などが、
元禄風俗を思わせる浮世絵風のきらびやかな姿で
踊ります。
登場人物は特定の人物を踊ったものではなく、
あくまでも爛熟した元禄期の花見らしい華麗な美しさ
を見せるのが、この演目のみどころとなります。

鳴物の賑やかさと浮き立つようなメロディー、
そして派手な振付けを存分にお楽しみ頂きながら、
元禄の大平であった頃の面影を舞台の上に感じて下さい☆

少し前に、海老蔵さんが出演しているお茶のCMで、この曲
が使われていたのを覚えている方いらっしゃいますか?
しなやかな手踊りがとても印象的でした

博多座公演でも「あっこの曲知ってる。」と思わず声が
出そうなくらいポピュラーな音楽です☆
お三味線の音ってイイなぁ日本だなぁと感じて下さい

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