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いちばんだいじ

日々の暮らしの中で、人生で。一番大事なこと、大事なモノを見つけるために

KISSの価値

2006-03-22 00:32:24 | だいじなこと
私にとってのKISS
恋愛でとても「だいじなこと」のはずなんだけど、
それとは矛盾して、自分の中でその位置づけを下げる努力をしてきた。
ずっと昔、とあるきっかけから。

前にも書いたように、First KISSはそれなりに幸せなモノだった。
親や友人にも公認でつきあっている生まれて初めての「彼氏」と。
そのあとも、もちろんその人とだけ。
ずっと理想としてきた恋人同士。

なのにある日。
彼氏でもない、つきあってるわけでもない人に、突然KISSされた…。
そりゃ、嫌いな人ではなかったけれど。
二人きりになったわけでも、そういうムードになったわけでもないのに。
びっくりした
男の人ってこういうことができるもんなんだ、と悟った。
でも、こんなことで動揺を見せたら負けだ(何に?)という気がしたので、
オトナの女のふりをした。
どうってことない、って。

考えたあげくに出した結論。
それは、
「ひとつのKISSの価値を下げるためには、たくさんの人とKISSをすればいい」
という非常に短絡的なもの。
そりゃ、嫌な人と無理にするってことはなかったけど、
こちらは友だちとしか思っていなくても、
相手が女としてみているなら、相手がのぞむなら、そういう雰囲気になったなら、
拒むことなく受け入れようと。
そうすれば、そのKISSの存在が薄まるんじゃないかという気がした。
単なる“one of them”“もうKISSは特別なモノでも神聖なモノでもない”
自分でそういうことにしてしまえば、と思った。

そんなこと言ったって、日常生活でそうそうKISSの機会があるわけもなく。
しかも、相変わらず彼氏のことは大切に思っていた。
だから、事情があって、彼氏とあまり逢えない状況だったことで、
少しは救われていたのかもしれない。
こんな大事件があったのに普通の顔して逢っているのが、
誠実な彼氏に対して申し訳なさすぎて。

しかし、少しずつ、でも確実に“神聖ではない”KISSの数は増えていき、
私にとって特別なモノではなくなっていった。
それとともに、私の「恋愛」への価値観までもが変わっていった。