13th Avenue日記

一歩ずつ、一歩ずつ・・・・

The Post

2018-01-24 | 映画

続けていっちゃいますよ〜!

昨日に続いて、今日も映画を観ちゃったんですよ。

と言うのも、しばらくぶりに会う学生と

久しぶりに良い映画を一緒に観ようよと言う企画でございました。

いや〜、良い映画だった!

昨日の映画があまりにも気持ちが悪かったせいもあってか、

なんか、この映画を観て、心が洗われた気持ち(笑)

スピルバーグ+トム・ハンクス+メリル・ストリープですよ!!

夢のような映画じゃないですか・・・(涙)

そして、内容は・・・え?今これやっちゃっていいの???っていう映画ですね・・・

正義ってなんなのか・・・正義ってただそこに存在するものなのか

正義って一つなのか・・・(最近そういう映画多いですね)

事実を伝えるってことは可能なのか・・・

事実と真実の違いも気持ちよく表現されていました。

嘘と真実・・・嘘という事実もあるわけで、その事実の上に

色々なことが積み重なっていたんだという事実。

政府とジャーナリズム・・・そもそもジャーナリズムってなんだ?ですね。

そして、何よりパワーゲーム、パワーゲーム、パワーゲームです。

もちろん、正義、真実っていう部分での戦いもあるんですけど、

同時に、女性がリーダーであることがどういうことなのか・・・も

キャスリンを通してしっかり描かれていました。

映画の3分の2のキャスリンの姿を見ながら、

私もなんどもそういうことあったよな・・・

今でもそういうこと結構あるんだよな・・・と

妙に自分を重ねてしまいました(苦笑)

男社会に女性のリーダーがいるっていう事実っていうんですかね(笑)

そして、彼女の自分への自信のなさとか、不安とか

なんかすごく共感できるんですよね(笑)

同時に、残りの3分の1の姿を見ながら、

女性だからこそのリーダーシップの姿を見た気がします。

何より、メリル・ストリープって本当にすごい役者なんだなって

再確認した気がします。丁寧っていうんですかね〜・・・

そして、映画の作りもとっても丁寧だったと思います。

単純に知る権利と正義っていうだけじゃなくて

この部分が描かれているのがこの映画のすごさかなと思うんですね。

そして、ベンも権利と正義を追って行く中で、奥さんに言われて初めて、

女性がリーダーシップを取るっていうことがどういう事なのか

ということを知るっていのが、またミソだった気がします。

これ、多分、言われないと全く考えないことなんだろうなと再確認っていうんですかね。

男性にとってはそういうものなんだなっていうか・・・

ああ、やっぱりそういうものなんだって思うとき、逆にある意味、男性を理解することも

できるのかなと思ったり。じゃあ、どうしたら理解してもらえるのか・・・

女性の人権とか平等とかそういうのを声高に叫んでいる映画じゃないから尚更

をれを思うのかもしれません。戦っているのは男だけじゃないんだぞっていうかね(笑)

 

ある意味、女性は「共感してくれている人」がいるときに

すごく強くなれる気がするんですね。

自分を振り返ってもそうかなと・・・共感という形で支えて励ましてくれる人がいると

ヘタレの私も意外とポーンと思い切ったことができたりする。

あるとき、「その笑顔が武器だよね」って言われたことがあるんです。

そもそも私はニヤニヤ顔っていうか・・・イギリスでは「チシャ猫みたい」って

言われたくらい、アホ顔っていうんですかね〜・・・

でも、このアホ顔だからできることもある。女性でアホ顔って意外と使えるっていうか(笑)

まあ、真剣に受け取ってもらえないとか、

本当にばかだと思われているとかいうことの方が

断然多いんですけど、だからこそ自由を得られるって言うか(笑)

パワーゲームは「ゲーム」でしかない。cought upするかしないかは自分が決めたら良い。

それは他者をリスペクトすることとは何も関係がないことなわけです。

 

なんか、昔の印刷風景とか素敵だった・・・活版印刷っていうんでしたっけね。

ワシントン・ポストってそもそもこういう会社だったんだっていうのも

すごくよかった・・・何かを一緒に作っている「同志」って特別だと思うんです。

「新聞は歴史の1行目を書いているようなもの」っていうセリフも素敵だった。

絶対また観たい映画です!!

 


Phantom Thread

2018-01-24 | 映画

昨日の朝、ひょんなことから、

脇腹を強打し、肋骨部分がかなり怪しい状態で

リハビリに行きました。先生に「多分折れてないね」と宣言してもらって

ちょっとホッとしていますが、一応、どっちにしてもお医者に行く必要があるので、

ついでに診てもらおうと思っています。

今の所、モーラステープで騙していますが、実際は痛いです、かなり。

食欲がなくなるくらい痛いし、騙されてないときは食べ物を飲み込んでも痛い(苦笑)

満身創痍と言われつつ、自分でもなんでそうなる??と思うと同時に

それどころじゃねぇんだよ・・・というのが本音でしょうか。

 

そんな痛みの中、慌てて観に行ったのが、この映画。

単純にダニエル・ディ・ルイスがこの作品の後、引退すると聞き

非常な危機感を持って観に行きました。

ファッションデザイナーのレイモンドとその妹シリル

そしてのちのレイモンドの妻になるアルマが中心に話が進んで行きます。

レイモンドとアルマの関係がこれが、非常に不健康で(苦笑)

支配をするかされるかの攻防戦と言いますか・・・

私にはこの二人の関係はかなり気持ちの悪い関係というか・・・

ダニエル・ディ・ルイスを観に行ったんじゃなかったら

単にイライラして終わってたかなと・・・(苦笑)

共依存の恐ろしさを見たって言うんでしょうか・・・

支配したいけど支配されたい・・・なんだ、この気持ち悪い関係!!と

思っちゃうんですね。それを「恋におぼれて行く」的に描くのも

え〜〜〜・・・なんですよ、私的には。

結局、どちらも自分しか愛していないんだろうなと思うんです。

だから、「恋」しかできない。

でも、その「恋」もゲームでしかない。

それをアーティストだから・・・と片付けられるのも

結構気分が悪いわけです。

誰であれ、この関係はダメだろうさ・・・と思うんです。

自分のことしか見えてないって言うか、

成熟できない大人は子供よりタチが悪いって言うか・・・(苦笑)

せめて、もうちょっとスッキリする映画で引退して欲しいなぁ・・・と

心の底から思った次第です。

 

この映画、実は映画館でばったり久しぶりにあったケン先生が

チケットを買ってくださいました。感謝!


Molly's Game

2018-01-16 | 映画

ちゃんと先週、Star Warsも観たんですけど、

今更この話は誰も聴きたくないかなと思ってちょっとパスして

こちらの映画の話をしたいと思います(笑)

今年のグラミーとか取っちゃいそうな映画かなと思うんですが、

内容が意外な展開で、私は良い意味で期待を裏切られました。

主人公、モリーは元々はモーグルの選手ですが、

競技中の大事故で選手生命を絶たれます。

そもそもめっちゃ頭が良かったのもあって、

あれよあれよとカジノ業界で頭角を上げていくわけです。

そしていつかしドラッグに手を出し、

正当な運営をしていたカジノが

だんだん不正なカジノになっていく・・・

そういう運びなんですが、

スキャンダル云々よりもずっと

家族ってなんなんだろうってことを

考えさせられる映画なんですね・・・これが。

家族関係の回復が同時に彼女の人生の回復の一歩になっていく・・・

なかなか深い映画だったわけです。

主人公の父親は心理学者なんですが、

「自分より強い男性より強くなりたい中毒」という

なるほどと思える一言を言うんですね。

親子関係の中で生まれたある一つの症状。

これ、自分も含めて、

意外とあるあるなのかもと思ったんですね。

「中毒」とは言いませんが、

この「自分より強い男性に勝ちたい」って言うのは

ボコボコにされた経験のある人なら

一度や二度はある衝動だと思うんです。

男性、女性だけじゃなくて、

この衝動がパワーゲームを生み出す原因の一つだろうなと

思うんです。

じゃあ、ここから抜け出すにはどうしたらいいのか・・・

許し、癒し、受け止められる・・・の三点がキーかなと・・・

その辺りもすごく良く描かれていたと思うんですね。

彼女は男性を信用していなかった。

と言うか、人間を信用してなかった。

でも、この「信用する」と言うのは

簡単にできるものでもなく・・・

ギャンブルの話でぶっ飛んでるのかと思いきや

やたらにdown to earthな映画で

観て良かったなってすごく思いました。

 


1月4日

2018-01-04 | 日記

新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

年末はEC17に行き、「何から自由にならないといけないのか」を

問いかけられ、また、学生たちのインフルに翻弄され続け

本日に至ります。

とうの私は昨日、歯の手術をしました・・・

感染してしまっていた歯を抜いて、

現在、痛み止めとお友達をしています。

そして、学生たちの風邪を若干いただいた気配もあり、

ほぼ2日に家にたどり着いて以来

頭が回らない状態でおりました。

歯は2ヶ月ほど様子を見て、

骨が再構築されるのを祈るしかないということで

エライことになっています。

免疫は下がっちゃいけない!と再確認させられました。

 

本日、求道中の学生と教会での「献金」の話をした後

入ったスーパーで、レジで電動車椅子の男性の後ろになりました。

手もうまく使えない感じの方で、

でも、言葉はまずまずわかる感じでした。

この男性、お支払いが80数ドルだったのですが、

それを90ドルの支払いにしてくれと言い出したのです。

キャッシュバックですか?というレジのおねさんに

「ドネーションをしたいんだ」と。

びっくりしてオロオロするおねえさんに変わって

お兄さんが対応しました。

今は特別なドネーションはないけど、

キャッシュバックという形でドネーションボックスに

入れることを提案したのです。

きりの良いところで4ドルのキャッシュバックをして

自分の手でドネーションボックスにその4ドルを入れられました。

なんだか感動したんですよ・・・

そしてECの最初のメッセージの「愛されたいならまず愛すること」

というメッセージを思い出しました。

人は愛されたい。

でも、愛さないならそれが腐って行くんだと・・・

なんだかカオナシを思い出したりしてたんですが、

今日のこの電動車椅子の男性の姿を見て

この人から溢れるものを見た気がしたんですね。

もらうばかりじゃなくて、

誰かと分かち合いたい。

愛は出したらなくなるものじゃない。

愛は握りしめてないと失うものじゃない。

本当に愛されることを知ったら

その愛は溢れ出すものなんだってこと。

自分の存在価値を知っていることって

本当に大事なんだってことを思ったんです。

たとえ電動車椅子に乗ってたとしても、

自分の存在価値を知ってるなら

もう腹ペコ状態じゃないってことかなと。

なんか、自分が献金の話をしたのに、

深く教えられた気がしました。

それ以来ずーっと心に響いているのは

「人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけが成る」

どうしてこのみ言葉かなぁ〜と思いつつ、

明日はここからメッセージしようと思っています。