13th Avenue日記

一歩ずつ、一歩ずつ・・・・

正義・真実・愛・・・「アバランチ」「最愛」からの「ミステリという勿れ」「ゴシップ」そして「新聞記者」 その1

2022-01-14 | テレビ

明けましておめでとうございます。

今年もぼちぼち書くのでよろしくお願いいたします。

 

さて、秋から年末にかけての3ヶ月、

私は「アバランチ」にめちゃめちゃハマりました。

藤井道人監督の作品と聞けば、

そりゃあもうドキドキで・・・

で、3ヶ月後の今も余韻に浸り、

そしてネフリに「新聞記者」がきて、

またドキドキしている今日この頃です。

この人の視線ってドキドキする・・・次に何が起きるかわからないドキドキ感です。

そして、私はたまらなくこの人の色使いが好き。

映画「新聞記者」も「アバランチ」も

そしてリブートの「新聞記者も」

この青っぽい緑っぽいフィルターがかかっている世界が

私はどうにもこうにも好きです。

そしてこの色の中、繰り広げられる世界で

「正義」「真実」そして「愛」の物語が

繰り広げられる・・・

心からすごいなって思う。

 

映画「新聞記者」も私の内臓をガッツリ掴んでくれましたが、

「アバランチ」はドラマだし、テレビでどんな風になるんだろうと

思っていましたが、非常にストレートだった。

それが私はよかったなと心から思っています。

「新聞記者」にも一貫している

「一人一人の行動」そして「正義」がとてもストレートに語られていた。

テレビだからこそストレートに語れるんだろうし、

語らないといけない時代になったんだと思います。

「アバランチ」は名もなき人間だと言います。

確かに羽生は「死亡」したことになっている・・・

社会的には「いない」

山守の言葉を借りるなら「何もでもない」存在。

それは藤田も然り。

その一人一人が起こす行動には「守りたい」という思いがある。

つまり、正義の先に日常があり、人がいる・・・

ウォーターストロフは「愛と正義」という本の中で

愛と正義が表裏一体であることを証明する作業をしました。

愛のない正義は存在し得るのか・・・

「7人の秘書」というドラマでの決め台詞は

「名乗るほどのものではないですが」でしたが、

この「普通の人」がどういう行動を取るかを問うていました。

「アバランチ」とは雪崩という意味ですが、

本当に雪山で雪崩は小さい何かで起きてしまう。

ここでは社会に雪崩を起こすという話でしたが、

その雪崩は「他者を生かす」雪崩なのか「殺す」雪崩なのか・・・

このドラマ、めちゃめちゃアクションシーンが多い割に

アバランチは「生きる」ってこと「生かす」ってことを

本当に真剣に追い求める。そこに凝縮されているのがうちさんでしたよね。

それに比べて大山は殺すことに躊躇が全くない。

そして、どちらも「正義」を語るのです。

山守は「殺してはいけない」と言い、「生きろ」と言います。

人を一単位としてみるのか、

それともそこに繋がっているマイクロソサエティ(家族や友人)を見越して

愛を守ることを考えるのか・・・

そして何より命、その存在をどう捉えているのか・・・

なぜアバランチは「悪い奴」を抹殺ではなく生かして暴くことをしたのか・・・

良くも悪くも人は一人では生きられない。

ではそこにどういう存在の仕方をしているのか・・・

毎日私たちはきづかづとも、

社会に波動を起こしている。

ではそれがどういう雪崩になっていくのか・・・

そこはその人の価値観に密接しているはず。

羽生は「信じようぜ、正義の力って奴をさ」と言って笑います。

この「正義」の定義が何かによって

雪崩が「生かす」ものになるのか「殺す」ものになるのかが

別れてくるんじゃないかなと思うわけです。

ここではとにかく「自分の正義」という言葉がたくさん使われたのですが、

正義の定義は流動的なものなのか

それとも絶対正義は存在するのか

存在するならその絶対正義とはなんなのか・・・

羽生が信じようぜと言ったのはどちらの正義なのか

それともどちらもなのか・・・

 

「最愛」では愛を問うドラマのように見えて、

同時に「正義」を問うドラマだったように思います。

正義は流動的なのか・・・

愛と正義の関係とはなんなのか・・・

 

一人のクリスチャンとしてこれは見逃せないぞ!と

思っていたら、今クールもその話題は続いているじゃあありませんか!

今度は理詰めのキャラクター2名がそれぞれのドラマで

正義を語ります。

 

私が不思議だなと思っているのは

ドラマの制作や放送時期って

ある程度先々に決まっているわけじゃないですが、

他局と相談しているわけでもないと思うんです。

でも、それでも、その時代、その季節に必要な何かがある。

神様の仕業としか思えないと思ってしまう。

「御霊の実」を思うことが本当に多い。

それを食したい人が今いっぱいいるって

神様言ってるんじゃないかなって。

 


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