明日はちゃんとしよう・・・

今日もダメダメでした・・。芝居と映画と音楽と。
ほぼ備忘録、リアルタイムじゃないけどね。

ポール・トーマス・アンダーソン『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

2008年02月17日 | Weblog
アカデミー賞8部門にノミネートされているPTAの新作の試写があった。
「マグノリア」も「パンチドランク・ラブ」も大好きな作品だが、過去の作品とは全く毛色の違う160分の重厚な作品だった。
カメラ(撮影)も役者(名優ダニエル・デイ・ルイスなど)もすばらしいが、一番印象に残ったのがレディオヘッドのギタリストのJ・グリーンウッドの音楽と映画全体のサウンドデザインだった。
ギタリストなのにストリングやピアノでプリミティブな不気味で不協和な音の世界を作っていて、方向は違うが学生の時に「コヤニスカッティ」のフィリップ・グラスのサウンドトラックにやられたことを思い出した。
そしてその音楽とサウンドデザインによって冒頭15~20分ぐらいセリフを一切無しで見せる演出も圧巻。
やっぱりPTAはただモンじゃないなぁ・・。