ストレートのフレームでもタンクを載せることはできる。
そう、可能なだけ。
何のためにシートレールを造っているのか。
答えは「頭に描いたものを作りたいから。」なんだけど
曲げパイプを作らないといけない。
プロじゃないから、確かな技術も綿密な計算もできない。
それでも現物合わせでやってみるだけ、やってみようと
考えたあげく、ボルト留めになるパイプ先端をつぶし、
肉厚を上げて強度出せばいけるんじゃないかと。
万が一ダメなら同じバランスでプロに頼めば良い。
早速、バーナーで炙りエンド部分の造形をテストしてみることに。
鉄パイプは押し出し材じゃないので一つの面に溶接後がある
この面を使わず、左右の辺をタガネで叩き、つぶしていく。
ある程度凹んだらバーナーで炙り、また潰す。
両辺が凹んだほっぺたみたいになったら
上辺を鉄工ハンマーで叩き潰す。
するときれいに両端が内側に入ってくちばしみたいになるわけだ。
単純に計算しても1.6mm×2だから3.2mm厚のエンド部分の出来上がり。
不安なら、そこらに転がってる3mm厚のステーでも溶接してしまえば
良いもんね。
感覚を忘れないように何個か同じ様に作ってみて、部材が足りないことに気づき
ドットジェイのWEBページへ。
最近は個人でも鉄材が通販できるなんて、便利になったもんだ。
肉厚1.6mmの鉄角パイプを注文。
来るまでちょっと日数があるから、ホームセンターに行って、
砂を買ってきた。
丸でも角でもパイプを曲げると言えば、
そう、砂曲げ。
ぎっしり詰めた状態で曲げれば、シワがよらずにきれいに曲がる。
なんて、どこぞのホームページに書いてあったので
公園にでも行こうと思ったが、
にぎわう砂場に、いい年こいた男がせっせと砂を詰めてるのは、
水木しげるの「小豆洗い」みたいで怪しさ満点。
20Kgで200円しないのでスマートな方を選んだ。
さてこの川砂。
買ってきたのは良いけれど、この手の資材は大体外にある。

濡れているわけですわ。
で、カセットコンロに使ってないフライパンを用意して

ひたすら煎る。
シャカシャカ、釈迦釈迦、中華料理の料理人修行か。
前に仏になったヤシの木が植わってたデカい植木鉢を見つけ
適当なお椀でふたをして、煎り上がった焼き砂を放り込んでいく。
三時間ぐらい振り続けて約半分。
それでも植木鉢の3分の1程度。
おかげで手がプラプラ。

試しに詰めてみたけどいい感じ。

ついでに適当な角材を削って、栓を作っておいた。
早くパイプが来ないかなぁ。