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花鳥風月

やろうと思ったときができるときが座右の銘。
今はカワサキW400がお気に入り

NSR250R+XL400R=NSR400R その11 削りだしキックアーム

2011年10月31日 | NSR250R+XL400R=NSR400R
言わずもがなXL400Rの始動方法はキックのみ。

当然キックアームは付いてるわけですが、
元から付いてるアームは何か変。

こんな不恰好だったかな?

よく見ればワンオフのアームが付いてる。


これゴツすぎるだろ。

美しくないし。

でもボアアップしてあるからこれぐらいじゃないとだめなのかね。

なんて考えながらバラしていく。

とりあえず強度に関係ない部分は、そぎ落とすことにした。


まずはキックシャフトに付く部分から角を削り落とす。


次はアームの角と、凸凹になってるラインを削る。

ちなみに純正のキックアームは鋳鉄ですが、
このアームは無垢の鉄棒を叩いて作ってあるらしく
重い上に、手やすりで仕上げるには手がぷらぷらになりました。

形が整ったら、サンドブラストで下処理して塗装開始!

ホントは紛体塗装とかウレタンとかがいいんだろうけど
いつでもバラせるし、どうせ削れてしまうから
ラッカーで適当に。

何度か塗り重ねていくと、ものすごいツヤ。

乾燥させて新しくグリスアップしながら組んで完成





艶々だな。

あまり変わってないように見えるかな?
これでも一回り細くなってキレイなラインになったんだけどね。

これはこれでそこそこ美しい。
良しとしよう。

*番外編*
元々キックアームのゴムは付いていたけど、何か変えといたろと思って

純正ジャンクパーツからまた探す。

ディオのステアリングダンパーブッシュがあった。

とんがりコーンなので先の方をカット。


そしたら切り出しナイフを使って内面をそぎ落としていく。

内径を適当に確保したら、これまた適当な長さのボルト&ナットを取り付けて。。。

ボール盤にくわえてスイッチオン。

のみを旋盤のバイトのようにして食い込ませると。
 
ほら溝ができた。

ただしこの後、ひたすら押し込んでもアームには入らなかった(=_=;)はぁ~
内面の削ぎ落しをするには刃が足りないのです。

ん~。焼けた鉄棒でも押し込んで内径広げるかな。

NSR250R+XL400R=NSR400R その4シートレール改良3

2011年10月28日 | NSR250R+XL400R=NSR400R
この前作ってたのはシートレールの下部の部分に回して

メインは新しい材料でもう一度作り直し。

やり方は同じだからくちばし作って砂を詰めるんだけど、

曲げる必要があるので、くちばし部分を先に溶接。


そしたらバイスに固定して、バーナーで炙る。


二本とも同じように曲げなきゃいけないので一本目の炙った位置をマーキングして、時間を覚えておく。

出来上がるとこうなる。

同じように曲がってるでしょ。

取り付けイメージはこんな風に間にパイプを通して
ハシゴみたいにするつもり。

タンクの取り付けステーを加工しなきゃね。

そしてこの勇姿。

重作業用エプロンが切れました。。。

こっちも直さなきゃ。
革の肩ひもは固いのと全体の重さが結構あるので、今度はシートベルトでも使うことにしようっと。

NSR250R+XL400R=NSR400R その10 リアブレーキ周り2

2011年10月27日 | NSR250R+XL400R=NSR400R
リア用のウェーブディスクを見て 、
ホンダ系のリアディスクを見て、
閃いた。

リアディスクは単一材から打ち抜いて作るはず。
フロントみたいにフローティングじゃないし。

てことは、
同じ厚みの一枚ディスクなら、内側部分にパッドが入っても問題ないんじゃない!?
そしたら外周削って220mmにしてしまえばイケルのか!

幸いこのディスクは250mmでボルトから当たり面まで距離があるから
なんだかイケそうな気がしてきた!

あとはオフセットか(=_=;)はぁ~

スペーサー作るのもなぁ。

お!どうせディスク削るなら
もう一枚分のディスクを削ってスペーサー代わりにしてしまえば良いのでは!

そうすりゃボルト穴も内径も材質もピッタリ。
アルミのスペーサー何ぞで金と手間と強度の心配などいらん!

おぉぉぉぅ。

カットテストとスペーサー用の同じディスクプレートを2枚探さなきゃ!

うまく行けばあっさりリア周りは完成するぜ~!(* ̄m ̄)ウシシ…

NSR250R+XL400R=NSR400R その10 リアブレーキ周り1

2011年10月26日 | NSR250R+XL400R=NSR400R
MC18からMC21へのスイングアーム流用は、その9かな?で
綴っていくのでこちらはブレーキ周りの話。

MC21のスイングアームをオークションで落札したあと
各サイトを参考にしながらピボットシャフトのカラーを、サンダーで削り短くして装着。

で、問題はここから。

ウチのはエンジンがXL400Rで、ホイールが多分GSX-R400なので
ホイールのオフセットもブレーキもキャリパーもGSX-R用

でも元々MC18のスイングアームに収まってた分けだから
MC18と軸距離は同じになってる。

MC21の軸距離はMC18のより広い。

まずどれぐらい広いかといえば約1C

合わせるべき部分はホイールセンターとチェーンライン。

ホイールセンターに合わせるとスプロケが左に寄るためにチェーンラインが左にずれる。

でもチェーンラインを合わせるとホイールセンターが右にずれる。

優先するのはホイールセンターだから。。。なんて考えてたら

よくよく見るとこの車両、MC18のスイングアームの時にチェーンラインに合うように
ハブとスプロケの間にスペーサーがかましてある。

もしやと思いスペーサーを外すと、ホイールセンターを合わせてチェーンを見ると
ほぼ合っている。

それでも軸距離が足りないのは変わらないので、どうしようか悩んでた。

ピボットシャフトのカラーみたいに、うまい具合のカラーが無いんだよね。

またジャンクパーツを漁りにいくか、ん~(-д-)

とりあえずホームセンターにデカいワッシャー見に行くことにした。

そして数十分後。

適当なアタリをつけて買ってきたW5/8サイズのユニクロワッシャー。

これがなんと、右2枚・左1枚挟んだら軸距離ぴったり ( ̄ω ̄)むふ~

※仮のフィッティングなので詳細はまた今度。

すると気になるのはブレーキキャリパーの位置。

サポートごとオフセット出来るからキャリパーとローターの位置はずれてない。

しかしスイングアームの下側にあったキャリパーにはトルクロッドが必要なのだ。

ガルアームの形状からして、下側トルクロッドはあり得ない角度になってしまう。

さてどうしようか。

スイングアームには当然MC21のキャリパーサポートの固定ブラケットが溶接されている。

試しにMC21のキャリパーブラケットを用意してみよう。

そして今日届いたキャリパーブラケットとキャリパーのセット
ダイソーもぶっ飛びの落札価格100円 v(≧□≦)v

これがまた程度が良いんだ。あぁ仏様ありがとう。

じーっと見てると何か良い予感がする。

まさか!!

GSX-Rのキャリパーサポート+ワッシャー2枚の厚みと
MC21キャリパーサポートはまったく同じ厚みだった(/≧3≦)

これでキャリパー&サポートの心配はしなくて良いぜ~!

とは言うものの、あくまでホイールが固定出来るのと
サポート+キャリパーが付けられるということだけ。

あとは250mmのリアディスクをどうやって220mmにするか。

そしてプレートのオフセットをどうやって4mm足すか。

ん~考えると脳みそシワ増えちゃうな。

NSR250R+XL400R=NSR400R その9 スイングアームをMC18からMC21へ 2

2011年10月18日 | NSR250R+XL400R=NSR400R
来たとき思ったのが、なぜ箱がタテなのか?



だから佐川の兄さんが来たときに分からなかったんだね。

受け取って開けようと思ったら、



なにこのラップ。

モスラの繭かってぐらいグルグル巻き。

剥がすの大変なんだから。ウザ━━━(´∀`;)━━━ィ!!



やっと出てきたMC21スイングアーム。




シャフト一式、チェーンカバー、チェーンスライダーが付いたままで
1000円ぽっきり。

お得でした。

流用するときに必要な部品は全部付いてる。

チェーンカバーなんて後で作るときに型代わりになるもんね。

チェーンスライダーもひび割れなしの極上品。

こういうの後で買うと、意外と高くつくから嬉しいよね。

前に落札したMC18のスイングアームと比べるのに

ざっくり並べてみるとWEBで調べた通り、アーム自体はそのまま使えそう。

とりあえず今必要ないパーツを外して、バリ取り開始。



後でバフがけするつもりなので、余計な出っ張りは邪魔。

ヤスリでシコシコ段差を無くしておく。

でもフィッティングに気を使うのイヤだから
バリだけ削ることこまでで留めておく。

ささぁここからフィッティング開始。

まずはMC18のロックナットを外すために特殊工具を購入。

よく売ってるモンキー用のクラッチナット工具はダメです。径がちょっと小さい(失敗しました)
工具屋のストレートなどで売ってるのでこっちを買いましょう。
26×30mmです。

インパクト使用は不可と書いてあるが、手で回るレベルでないのを悟り
自己責任でインパクト使用。あっさり外れた。

ハンガーリンクは削り取られてカラー化してたものの
どうも精度に欠けるのと、見た目が悪いので、何か代用出来ないかと探すことにした。

先日中古パーツ屋に行った時に、
ジャンクパーツの中から車種不明の純正カラーだけ数個買っといた中に
ドンピシャパーツ発見。手前のやつ。

一個100円だったのでラッキー(* ̄m ̄)ウシシ…

これを適当な長さに切り落とす。

手ノコで落とすには相手がしぶとすぎるのだが。
切削オイルまみれで、実に30分かかって焼き入れ材の切り落とし完了。
二の腕筋肉痛。



元がシャフトのカラーだから素材の強度としては申し分無いはず。

後はノギスを使いながら手ヤスリで平面出し。
あ~旋盤欲しいなぁ。



まだ仮組なんでこんなもんだ。

あとで旋盤でさらってもらってちょっと短くなっても
ロックナットで締めてる全ネジで調整出来るから問題なし。


納まりはこんな感じ。締めてないのでちょっと浮いてます。

次はツバ付きのカラーの方。
こっちは先人の知恵を拝借してカット。
但し、ツバがシールに付くギリギリまで削ると足りなくなることが分かった。


結局シールから2mm浮く程度までカットしてピッタリだった。
※多分スイングアームの個体差じゃないかと。

MC18の人はこれでチェーンラインを出せばOKだと思うけど
自分のは足回りが違うのでここから苦労するんだろうな。

ベース車のGSX系ホイールを仮装着してみた。

リンクプレートを前後が逆にして取り付けても、やはり多少の尻上がりになっているのが分かる。
MC18の時はタイヤが3cmほど浮いていた。

微調整は残すものの、これでスイングアームはガルアーム化が完了。

問題はブレーキとチェーンラインだよねぇ(=_=;)はぁ~