旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

オーストリア&チェコ視察①≪出発~ザルツブルク≫

2016-12-10 15:20:44 | オーストリア・チェコ2016

スペースワールドの佐藤です!
オーストリアとチェコの視察に行って参りました。

■日程 10/17~10/27
■航空会社 エミレーツ航空

現地の様子をレポートさせていただきます
第一弾は、出発~モーツァルトの生誕地&映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台として知られるザルツブルクです。

【10/17 1日目】

エミレーツ航空は夜出発なので初日は飛行機に乗っているだけ。
さすが12年連続「ワールド・ベスト機内エンターテインメント」を受賞しているエミレーツ。
私は機内ではまず映画をチェックしますが、邦画や日本語吹き替え、日本語字幕のものの
ラインナップが豊富で、行きも帰りも全然飽きませんでした
ちなみに成田⇔ドバイでは、今年リニューアルされたエコノミー用のアメニティをゲットしました。

【10/18 2日目】ザルツブルク到着

深夜に飛行機の乗り継ぎです。
エミレーツ航空の便はすべてターミナル3を利用することになっていますが、ドバイ空港は広く
ターミナル3の中でもゲートがAとBに分かれており、その間の移動は小さな電車を利用しますので歩く距離は短くて済みました。

無事ウィーン空港に到着し、1都市目のザルツブルクへは、空港から特急列車≪レイルジェット≫を利用。
3時間足らずでザルツブルク中央駅に到着しました。乗換もないので便利です!
レイルジェットは、二等車でも荷物置き場が車両の真ん中に作られています。
荷物の盗難を心配する旅行者に優しいですね

【10/19 3日目】ザルツブルク市内&ザルツカンマーグート地方

ザルツブルク市内ではザルツブルクカードがお得&便利
主要ホテルのフロントや観光案内所で購入でき、市内の交通+主要観光名所への入場がこれ1枚で済みます。
ザルツブルク市内の移動は主にトロリーバスを利用します。中央駅のターミナルから旧市街の入口まで10分もかからない程度です。

(中央駅バスターミナル)

旧市街の奥の方にホーエンザルツブルク城塞へのケーブルカーがあり(こちらもザルツブルクカードで乗れます)、
高台に行くと街を一望できる素敵な景色が広がっています
小雨が降ったり止んだりという生憎のお天気でしたが、雨のヨーロッパの雰囲気も素敵です。


さて、この日は≪ザルツブルク市内散策+ザルツカンマーグート≫のオプショナルツアーに参加。
ザルツブルクの街とザルツカンマーグート地方は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となっているのですが、
撮影が行われた名所も一気に見ることができました。

○市内徒歩散策
ミラベル庭園からスタート!サウンド・オブ・ミュージックのドレミの歌のシーンに登場しています。
(私が行ったときは花の植え替えの時期で、タイミング悪く寂しい感じになっていました)
⇒マルカト広場(周辺にモーツァルトの住居・カラヤンの生家・ドップラーの生家が並んでいます)
⇒ザルツァッハ川を越えて旧市街へ⇒ゲトライガッセ(もっとも賑わう通り)
⇒祝祭劇場(有名なザルツブルク音楽祭が行われるコンサート会場)
⇒レジデンツ広場(レジデンツと大聖堂)&モーツァルト広場
入場はしませんがそれぞれ詳しく説明していただくので、あとから自分で行く場合に大変参考になります。
最後にモーツァルトの生家に入場して市内散策は終了。モーツァルトについてもすごく詳しく説明していただき、勉強になりました。
その後、集合場所だったミラベル庭園前に戻り、車(参加人数によってはバス)にてザルツカンマーグートへ。

(ミラベル庭園 ペガサスの泉)

○ザルツカンマーグート地方
サウンド・オブ・ミュージックのオープニングの空撮シーンはこのザルツカンマーグート地方だそう。
フシュル湖を車窓より眺め、ザンクト・ギルゲンのヴァイオリンを弾くモーツァルト像の広場でフォトストップし、遊覧船乗り場へ。
ヴォルフガング湖をクルーズ(5月~10月下旬の期間限定)して到着したザンクト・ヴォルフガングで散策。遊覧船からの景色はすごくきれいで癒されました。
最後に訪れたモントゼーという街には、サウンド・オブ・ミュージックのマリア先生とトラップ大佐の結婚式シーンで撮影に利用された教会があります。

(遊覧船の内部とモントゼーの教会)

豆知識ですが、ザルツブルクやザルツカンマーグートの[ザルツ]とは[塩]のことで、
周囲に岩塩坑があり、当時高値で取引されていた塩を産出できたこの地は、帝国の財政を支えていたそうです。
ザルツカンマーグート地方の街には塩を買えるお店があるので、お土産に良いですね!

市内まで戻ってきてオプショナルツアーは解散。

【10/20 4日目】ザルツブルグ⇒ハルシュタット

午前中はザルツブルク市内の少しはずれにあるへルブルン宮殿へ。中央駅からポストバスで30分弱です。
夏の宮殿として建てられており、11月~3月はお休みになってしまいます。
一番の見どころである『水の庭園』のガイドツアーでは、水の力を利用した仕掛けを見ながら回りますが、
思いがけないところから突然水が噴き出してくるので、みんな歓声(悲鳴?)をあげて、
思わず知らない人と笑いあったりしてとても楽しかったです!

(へルブルン宮殿 水攻撃に襲われる様子と庭園にあるサウンドオブミュージックパビリオン)


レストランご紹介

STERNBRÄU(シュテルンブロイ)
オプショナルツアーでお世話になったガイドさんもお勧めして下さいました。
ザルツブルク名物のザルツブルガーノッケル(アルプスの山の形をした、巨大でふわふわのスフレのようなスイーツ)が目当て。
基本的に2~3人前で出てくるのですが、シュテルンブロイでは1人前注文できるので、ザルツブルクに来たからには食べないと!と思い行ってみました。
1人前でも大きいという噂は聞いていましたが、実際に目の前にすると思ったよりデカイ。そして強烈な甘さは噂通り。
コーヒーといただいても、この1人前を2~3人で分けるのが日本人にはちょうどいいと思います。甘党さんにオススメ。記念にもなりますね!

(シュテルンブロイのザルツブルガーノッケルン)


SALZACHGRILL(ザルツァッハグリル)
昼食は名門ホテル『ザッハーザルツブルク』の1階に入っています。(入口はホテルと違うのでご注意ください)
こちらのレストラン、ザッハーに入っているだけあって雰囲気やサービスがとてもよいのですが、
敷居はあまり高くなく、ボリュームたっぷりでお上品なハンバーガーが€12~13でいただけます。昼食にオススメ。
夏場はザルツァッハ川に面したテラスで川越しに旧市街を眺めながらお食事ができるみたいです。
開店とほぼ同時に行ったので空いていて、一人でも利用しやすかったです。

(食べてみると結構ボリューミーです)

この後ザルツブルクを後にして、列車でハルシュタットへ つづく


ポルトガル視察④~ポルト・ドウロ渓谷~

2016-12-09 18:11:18 | スペイン・ポルトガル2016

こんにちは
松本です

今回は北部のポルト・ドウロ渓谷
ポルトガル視察の締めくくりとなります。

≪ポルト≫
ポルトガル発祥の地、ポルトガル第二の都市ポルト
街自体はまとまっていますが、アップダウンがあり、意外と回るのに時間が掛かります。
リスボンからの日帰りツアーもありますが、
個人的には大好きな都市ですので美しい景色を見ながらのんびり滞在してほしいと思います

サンフランシスコ教会の金泥細工(※内部は写真撮影禁止)、
カテドラルの回廊やサンベント駅のアズレージョは必見です。
またドンルイス1世橋から眺めるポルトの街並みとドウロ川沿いもとても素敵です
■サンベント駅

■カテドラル

■ドンルイス1世橋からの眺め


*レロ・エ・イルマオン

世界の美しい本屋にも選ばれている1869年創業の本屋さん。
真相は定かではありませんが、ハリーポッターの世界観のモデルなった。。。なんていう話もあります。
本屋なので以前は自由に入場出来ておりましたが、買い物客よりも観光客が多くなったのか、最近から入場料が必要となりました。
ステンドグラスや階段の装飾など『天国への階段』と称されるのもうなずけます。



*マジェスティック カフェ

1921年創業のカフェ。カフェと言ってもかなり高級感があり、
アールヌーボ様式の建物で革張りのソファなど内装は目を見張るものがあります
人気があるので混雑時は並ぶ事もありますが、ポルトに滞在の際は是非訪れたいカフェですね。


*ポルトガルB級グルメ

ポルト名物、フランセジーニャ
フランスの女の子という意味なのですが、なぜそのような名前が付いたのか、、、というほどボリューム満点!
パンにハムなどのお肉がはさんであり、その周りにたっぷりととろけるチーズ。ひたひたのトマトベースのソース、付け合せのフライドポテト。
お店によってソースの味やトッピングも異なるので是非おなかをすかせてトライしてみて下さい


ビファナ(ポークサンド)
ポルトガル風ハンバーガーとも言われています。
ピリ辛のソースで煮込んだ豚肉をパンで挟んだファストフード。ピリ辛が癖になる感じ。
ちょっと小腹がすいた時にフラッと立ち寄り、さくっと食べられる手軽さが良いですね


*ポート(港)ワイン
ポートワインは糖分が残っている発酵過程でブランデーを加え、酵母の働きを止めアルコール度数を高めた酒精強化ワイン。
スペインのシェリー酒、ポルトガルのポートワイン、同じくポルトガルのマデイラワインが世界三大酒精強化ワインと呼ばれております。
アルコール度数を高くすることにより、酸化や腐敗しにくく、通常のワインとは異なる味わいになります。
赤も白もありますが、個人的には赤が甘くて美味しかったです

ポルトと言えば必ず【ポートワイン】が思い浮かぶのですが、実はポルトでは生産されておらず、
ドウロ川を挟んだ対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアで生産されていて、対岸には多くのワイナリーがあります。
多くのワイナリーでは英語の見学ツアーが催行されているので是非ワイナリー見学もしてみて下さい



≪ドウロ渓谷≫

ポートワインのふるさと。世界遺産 ワイン用のブドウの段々畑が広がる景色とワインの製造方法も登録
ワイナリーのブドウ畑は『quinta』(ブドウ園)と呼ばれ、ドウロ川沿いに沢山有ります。
■美しいドウロ渓谷


*サンデマン ワイナリー
スコットランド人のジョージ・サンデマンが創設したワイナリー。
かつてはこのポルトガルから運ばれてくるポートワインの樽をウイスキーの樽としてスコットランドでは再利用していたたとか。
ポルトの対岸にもワイナリーがありますが、ドウロ渓谷の中心部にもブドウ園とワイナリーがあります。
眼下に広がるブドウ畑とドウロ渓谷の景色は圧巻です




各都市を駆け足で回り、あっという間にポルトガル視察が終わりました。
道に迷った時、ポルトガル語が分からなくても身振り手振りで一生懸命教えてくれた現地の人々や
ツアーの日本語ガイドさんや一緒に参加した方々のおかげで、いい視察になりました。
この場を借りてお礼申し上げます。有難うございます。

以前訪れた時に比べてリスボンやポルトは観光客が増え、賑わっている印象はありましたが
それでもどこか懐かしさがあり、時間がのんびりと流れ、また行きたいなと思える国です。