Welcome to Gallery SPACE M

アートと人を結ぶ“空間(space)”を作り出す画廊「ギャラリー・スペースM」のブログです。

今年後半の企画展予定

2011-09-16 00:35:53 | 企画展のご案内
吉村浩美 展-Welcome Rain-
2011年10月8日~10月16日
>>吉村浩美プロフィールはこちら

大矢雅章 展
2011年11月12日~11月20日
※2011年11月20日ワークショップ開催。
>>大矢雅章プロフィールはこちら

小林渡 作陶 展
2011年12月10日~12月18日
>>小林渡プロフィールはこちら


吉村浩美さんは、なにかを見つけた感じです。
大矢さんは、これまた新境地へ邁進。
小林渡さんは、国画会へ出展し腕を上げています。

みなさま、お楽しみに!

長岡花火

2011-09-16 00:24:46 | オーナーより
ある方たちから、「行きませんか?」とお誘いを受けて、8月2日に車で関越道を新潟県長岡へ向かった。

長岡駅近くで用足しがあり、夕方まで時を待ち、19時15分の花火大会開始に合わせて、信濃川堤防のお取りおき席を目指して30分ほど歩く。
小宴会のためのお酒、お料理持参で、みな三々五々急ぐ。

この文章を書こうと心に決めたのは、会場の設備のセッティングもすごいが、大勢の観客の整然と花火を待つ姿勢の立派さからだ。

昭和16年12月に、長岡出身の山本五十六総指揮官の号令のもと、ハワイの真珠湾が攻撃され、太平洋戦争からやがて第二次世界大戦となった。
昭和20年、長岡市は大集中攻撃を受け、多くの犠牲者が出た。そして終戦。

長岡市では、昭和21年の夏から「鎮魂と復興、平和」のためにこの花火大会を催すことになり、今年で65年を迎えた。
開催数日前の豪雨で準備していた席なども流失したが、夜を徹しての突貫工事で
なんとか間に合ったそう。

開始前の市長の挨拶に始まり、一発上げ前の紹介から、花火がパァーッと開き、夜空に消えるまで歓声と拍手で観客は褒め称えている。

二日にわたっての花火大会は、帰りも観客たちは整然と土手をくだっていく。
足元を照らしてくれる整備員の言葉も優しい。

どこかの街の中止になった花火大会のことを思い出し、哀しくなった。

酷暑の夏の青森への旅

2011-09-15 23:54:31 | オーナーより
梅雨時に雨降らずで寒暖計の目盛りばかりが日々気になった今年の6月から7月。
私は「一日1万円。乗り降り自由。指定席2回まで指定可能!」のキャッチフレーズが気に入り、6月中にビュープラザに走った。

JR東日本のこのサービス商品は、今年のゴールデンウィークの売り上げが伸びず、なんとかせねばと考え出された商品だった。
JR東日本管内ならばどこでも一日1万円で利用できるもので、誰でも考える「より遠くへ行こう!」…と私は北の果てを選び7月中旬の旅に決めた。

蒸し暑い7月13日(水曜)、ギャラリーも定休日なので、胸張って家を出る。
高崎から大宮へ。
高崎市に住む従姉妹と友人、川口市に暮らす姉との四人が大宮駅で合流し、東北新幹線“はやて”に乗り換えた。

電車はひたすら北へ北へ……。

福島県内は少し速度を落としての徐行運転。
福島県は東西に広がりのある四角い形をしていて、東北本線や新幹線や国道4号線沿いが“中通り”、西側が“会津通り”、太平洋側が“浜通り”と呼ばれている。
震災から発生した原発の問題は、配偶者の実家がいわき市の私に、さまざまな影響を及ぼしている。

仙台では七夕まつりで、「頑張ろう!」と気構える心意気を力強さが……車窓から見る街の雰囲気と動き回る人々の姿にそれを感じる。

岩手県はどんよりと雲が低くのび、名峰を隠していた。
岩手山も姫神も、ハヤチネウスユキソウが咲いている早池峰山も、みな雲の中。
青春時代をこの地に暮らした姉は、窓ガラスに顔を近づけ、山々の名前を呟いていた。

青森県に入って八戸市。
駅名を見ただけで海鮮の匂いが漂ってくる感じが面白い。
電車は一気に八戸からはトンネルに入る。
そう、八甲田の山々の下に入るのだ。

大宮駅から3時間少々。
開発が進む土地のド真ん中。新青森駅に到着。
さまざまな旅人が右往左往。
観光案内所に飛び込み、「県立美術館へは?」と係りの女性に尋ねたら、「ご案内します、こちらへどうぞ」と駅前広場の見下ろせる場所まで我々を誘導、丁寧に教えていただく。感謝!

シャトルバスはすでに満席の状態で人がキュウキュウ。
約10分で到着。
ここでは青森県立美術館の詳細は省略。
2時間ほどあちこちグルグル歩き回り、館を出た後は路線バスにてJR青森駅に向かう。

青森駅は港を隣りに持つ美しい景色の中に在った。

本日、ここまで昼食を我慢した私たちの今日の目的のひとつ、それは「のっけ丼」。
駅から歩いて10分ほどのとある建物に入ると、ズラリと海鮮の店が並ぶ。
通路横に、お丼に白飯だけ盛り1杯100円の店。
そのお丼を片手に、居並ぶ海鮮の店前に立ち、「そのイクラを、そのホヤを、そのホタテを!」と。
また別の店に行き、「ア、そのマグロください!」などと叫び、お丼の白飯の上にどんどん乗せてもらう。
通路横に、テーブル&椅子とお茶セットがところどころ用意されていて、そこでガツガツと丼ご飯をかき込む!気取ってなんかいられない。海の男になった気分…。うまい~!!!
ただし、いい気になっていると、かなりの高額になってしまうので、頭の中で計算をしつつ「それ、乗せてくださ~い」と注文すること。

食後は港あたりをブ~ラブラ。
そして青い森鉄道で新青森駅へ。

帰路は期待の「はやぶさ」で、夕闇迫る青森市をあとに「八戸小唄弁当」に舌鼓を打ちながら大宮駅へと向かう。

21時少し前、愛するハルのお出迎えで、1万円の旅が終わった。