Welcome to Gallery SPACE M

アートと人を結ぶ“空間(space)”を作り出す画廊「ギャラリー・スペースM」のブログです。

弥生三月に…

2011-02-26 13:03:57 | オーナーより
ここにきて天候のアップダウンが激しくなり、朝目覚めて「今日の服は?」と決める事が微妙に難しくなっています。
やはり季節が移ろう時なのでしょう。

世界各国の「ショール&マフラー200種展」は皆様方に「凄い!こんなの見たことないわ」と喜ばれ、好評のうちに2月20日をもって終了いたしました。
皆様、ありがとうございました。

チャンスがあれば数年先に、またこの展覧会を開催したいとは思いますが、インドでは昨年末にカシミヤの価格上昇があり、それにともない木綿、ウールも昨年比30%の値上げとの話しが会期中に飛び込んできました。今回のプライスは「いつの話?」と夢か幻の世界になってしまいますね……。

期間中、店内には布たちが放つ穏やかなパワーが漂い、とても心が落ち着きました。
ゆるーい気持ちで春を迎える準備が出来たようです。それでも春の淡雪には、いささか慌てましたが。

さて弥生三月は、長野県小諸市在住甘利 紘(ひろし)先生の陶の仕事をご紹介致します。黄柿釉(おうじゆ)を釉薬とし、伝統の中に現代のモダンを表現している器は、使いやすくお料理が美しく映えます。
壁面を飾る陶板の最新作も展示致します。

>>甘利紘 陶展のご案内はこちら

店前にある公園の山桜も可憐な花を咲かせる頃になります。
皆様のお出かけをお待ち申しあげます。

【企画展】甘利 紘 陶展

2011-02-24 07:00:00 | 企画展のご案内


【開催期間】
2011年3月19日(土)~3月27日(日)
10時~18時(最終日17時終了)
※3月23日(水)休廊
>>地図・アクセスはこちら

使い勝手の良さとセンス抜群の甘利作品をお楽しみください。
今回は、日常使いの器、花器などに加え、壁面作品もご紹介します。


▲[写真左]今回のDMにも掲載したデザインの灰土一輪挿し。[写真右]奥は黒釉のピッチャー。手前は黄柿釉(おうじゆう)の片口鉢。


▲陶板作品。タイトルは「時の跡」

春の雪

2011-02-16 00:59:57 | オーナーより


店内から玄関先の壷に活けた紅梅の花と雪景色です。
この紅梅は実がならない花梅ですが香りは結構濃厚で梅干しに近い香りです。

16日からは、企画展「ショール、マフラー200種展」もいよいよ後半。

この企画展に展示されている作品は、すべてウールやシルクやコットン。
化学繊維のものがないと、店内の空気が和みで満ち溢れているのを感じる事ができ、自然とゆったりとくつろげます。
これはとても貴重な事ですね。

14日のバレンタインデーには、ご来廊の方々にささやかなチョコレートをお茶のお供に添えました。
企画展後半は、どんなお菓子にいたしましょう?
お客様が沢山お見えくだされば嬉しいです。

>>企画展「ショール、マフラー200種展」のご案内はこちら

「ショール、マフラー200種展」準備中

2011-02-02 22:30:07 | オーナーより
いよいよ如月となりました。

“きさらぎ”という響きが好きで、以前は「如月展」という名称の企画展を行なっていたときもありました(現在は「きらきら文月展」として7月に開催しています)。

朝は凍えそうな冷気にドキッとしますが、日中は太陽が眩しく、暖かくなってきていますね。
どこからか、梅の香でも漂ってくるのでは?と思える気配です。

今月は10日(木)から「ショール、マフラー200種展」を開催いたします。
今、その準備でおおわらわです。

210本ある美しい布達を、どのように皆様にご紹介すればよいものか、悩みに悩み抜いています。
1点1点じっと眺めていれば、三~四日では見切れないほどの“手の仕事”がいっぱい詰められたものばかり。
襟元を彩るだけではなく、テーブルセンターに、あの壁のタペストリーに、あの部屋の間仕切りに……と。布というものは、目で眺め、手で触れることによって、果てしなく想いが広がっていくものです。

今回ご紹介するのは、“手の仕事”であることを条件として集められた個性豊かな布達。
資金があれば、全部欲しいくらいの作品ばかりです。

インドのものが多いですが、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、タイ、メキシコ、グアテマラ、ナイジェリア、ガーナ、ブータン、ラオス、等々の国々から集められた逸品です。

皆様、どうぞお楽しみにお出掛けください。




【企画展】ショール、マフラー200種展

2011-02-01 17:00:00 | 企画展のご案内


【開催期間】
2011年2月10日(木)~2月20日(日)
10時~17時
※2月16日(水)休廊
>>>地図・アクセスはこちら

我が国では、ショール、マフラー類は首に巻き襟元を飾る使い方が多くみられますが、アジアをはじめ諸外国では、頭から被ったり、見に纏うという使い方が多いようです。
今回、手仕事であるということを条件に、手染め、手織り、手刺繍、手刺し子による、小さいもの、大きいものまで、綿、絹、麻、毛、カシミアなどの作品200種を収集し、ご紹介いたします。
早春の息吹を感じる候、春から夏へのライフスタイルのお供にお楽しみください。


▲インド絞り古布
大きな布で頭からかぶったと思われます。
色も時間が詰め込まれた気品と優雅さが感じられる素晴らしい作品。



▲インドの手刺し刺繍古布
布全体に細密な刺繍が施されています。200年近い時間を生きてきています。



▲アフリカのガーナの古布
100年程前の20世紀初頭のものでたいへん貴重な品です。
織り幅10㎝程の布がつなぎ合わされており、色彩も豊かで美しいもの。に纏った布らしいです。



▲200種類以上の布たちが皆様をお待ちしております。