「私は、私の作品に独り言をいわせたいと思っているのかもしれない
独り言のきこえてくるような作品にしたいのかもしれない。
独り言がきこえてくる彫刻。
静かにして見ていると、
独り言がきこえたのか、
気のせいだったのか、
迷うようなものを作りたい」
僕が大好きな彫刻家
船越 桂 さんの言葉です。
2001年~2004年くらいの間に、何度か展覧会を観に行ったのですが、
船越さんの作品は、
どれもまず、本当に生きているみたいです。
なにが生きているみたいかと言うと・・
何か強く人にうったえようとする感じではなく・・・
気がついたら、後ろから自分をじっと見られている時のような、
しずかだけど、少しぞっとする人の気配みたいなものを、
すべての作品に感じるのです。
写真は、"君たちのゆれる唇"という作品ですが、
このように、木彫で彫られた作品に、
ほとんどの作品で
「外斜視」
になる様に、ガラス製の眼球がはめ込まれている。。
リアルです。
展覧会場を歩いていると、
自分が作品を観ているというよりも…
自分の方が、
たくさんの作品たちに、
じっと見られている感じがします。
ただ、展覧会を観終えたあとは、
ふだんその作品たちが、
心のなかで、しずかに訴えようとしている事を、
すべて聴いてあげられた様な気がして…
僕はとてもおだやかな気持ちになるのです
リアリティーって、
本当に大切で、
素敵なものですね👁️
ちなみに以前、「日本人で良かった」に載せた写真は、
"さなぎを舞う"という、
舞踏集団・山海塾の
天児牛大さんをモチ-フにした作品です☄️
繊細なココロって、
今からでも身につかないかな・・。
自称:歌って踊れる獣医さん=しおたてつおでした🤗🌈