今週末の外断熱セミナー、３種ご紹介

11月29日（日）の日本経済新聞に
『住宅「CO2ゼロ」義務付け』の文字が1面にありました。
これは、11月13日にジャパンホームショーで
スウェーデン・ルンド大学　建築物理学部　元名誉教授
アーネ・エルムロース博士が紹介したゼロエナジーハウスの話です。

欧州連合（EU）は、2015年にパッシブハウス義務化を行った後に
「エコ建築物＝プラスエナジーハウス」を義務化する道を選択しました。
今後、我が国でも、パッシブハウスへの取組みからはじめることが
求められる次代が来たかもしれません。


さて今週末は各地で外断熱のセミナーが催されます。


まず１２月４日（金）。
東京で、NPO法人外断熱推進会議主催の第24回技術セミナーがあります。

「日本の気象条件にあったパッシブハウス」研究・実証のための
モデルハウスがさいたま市にオープンし、
その見学会とセットになっています。
「蒸暑期にも有効なパッシブハウスに関する技術開発」について
京都工芸繊維大学大学院 准教授 芝池英樹氏、
「 パッシブハウスにおける蓄熱空調の有効性」について
神戸大学 准教授 竹林英樹氏が報告されます。

残念ながら、私は関東圏のハウスメーカーさんの社内研修会で
話をしないといけないので出席できませんが、
このプロジェクトには参加しています。

◆外断熱推進会議・第24回技術セミナー　詳細・申込書はこちら



次に、12月5日（土）。
相管ネットの施工現場見学会があります（相模原市）。

こちらはペアガラスに空調、外断熱採用の大規模改修現場です。
相管ネットとしては2件目の実績ですが、
1件目は周辺相場550万だったのが
改修後に売りに出したら990万で取引成立したようです。

当然修繕積立金に何らかの持ち出し金が発生していると思いますので、
差額がすべて利益になるとはいえませんが、
理事長の浅野さんの話では、
相模原市にも外断熱マンションに住みたい方が居られるが、
外断熱物件自体がないので、今回の改修物件が目に止まって
売買が成立したようです。
この見学会には私も参加します。

◆相管ネット第２回見学会　詳細・申込書はこちら



そして、１２月６日（日）。
マンション省エネ改修提案セミナーが福岡で開催されます。

福岡マンション管理協会連合会と
（社）日本建材・住宅設備産業協会が主催のセミナーで、
マンション管理組合を対象に行なわれます。

福岡大学の須貝先生も出席されて、
パネルディスカッションも行なわれるようです。
須貝先生は気さくな方なので、面白いセミナーになると思います。
私も聴講します。

◆マンション省エネ改修提案セミナー　詳細・申込書はこちら(pdf）