前回のつづき・・・。
私の家は築31年だが、
6年前にリフォームをしたときに家の状態を見たが
構造部分は新築時とほとんど変わっていなかった。
まだ30年や50年は十分持ちそう。
そのときに私は生きていない可能性が高いが、
古来から日本の家は代々受け継ぐもので、
百姓家でも100年以上経つ建物はたくさんあった。
日本は伝統的に賃貸住宅の品質が悪いので
長期に使われている賃貸住宅は少ないが、
本当は賃貸住宅でも建設時の性能を高くすれば
超寿命の建物は可能なのだが・・・
集合住宅が90%以上のパリなどは
100年以上の賃貸住宅がごろごろしている。
ヨーロッパは伝統的に建物を大事にするのと、
賃貸物件でも分譲住宅と変わらない性能を
昔から維持してるからだろう。
これは家賃などの
不動産評価にも問題があるのだが、
デザインだけでなく
その時代のライフスタイルに合った間取り変更が可能な
高耐久賃貸住宅が普及すれば
不動産評価も変わるのだろう。
大阪の平野区にPrimeと言う賃貸マンションがあるが、
この建物の計画時から断熱で関与していた。
もうすでに竣工して8年ほど経つが、
賃貸料は周辺より高いらしい。
でもいまだに全室満室状態。
聞くところによると空き室待ちの人がいるそうだ。
賃貸住宅でもこんな住宅があるんだから、
全国の家主さんに頑張ってもらいたいものだ。
さて、このように自動車も家も
低燃費に向けていろいろな動きがある。
自動車の燃費を気にするのも大事だが、
家の燃費はもっと大事ではないか・・・?