青い日記帳

彼氏持ちリーマンの独り言

相方の就職活動その2

2009-04-20 12:54:33 | Weblog
昨年末からの世界不況による影響は、「もの作り」に携わる俺の会社にとっても決して小さくない。社長や役員からは、毎日のように激が飛び社員一丸となって、この未曾有の苦境を乗り越えようと必死になっている。

さて「軽食喫茶課」の職業訓練校に通っていた相方ではあるが、やはりこの不況の影響を免れることはできなかった。

3カ月の授業の後に、順当に行けば実際の喫茶店での1ヶ月のOJTを経て全カリキュラムが終了となるはずだった。

ところが、この不況の嵐は外食産業への影響も免れないのは周知の事実。消費者の財布の紐は固くなり、客単価の高い店から引くい店へ。前だったら雑誌に取り上げられ人気のあったコジャレたレストランは閑古鳥が鳴き、マクドナルドのようなファーストフードの売り上げを延ばしている。

喫茶店業界も例外でなく、不況の影響を受けている。名古屋や関西の喫茶店は喫茶メニューが充実し、食事を喫茶店で食べるという習慣があるので、それほどでもないらしいが、関東の喫茶店はコーヒーやケーキ軽食を売りにした嗜好品と場所を提供するという意味合いが強い。そのため消費者の節約の対象に真っ先にあげられたとしても不思議ではない。

この結果、三ヶ月の授業が終わった後にOJTを受け入れてくれる喫茶店がないという事態になった。当てにしていた店は、新たな従業員を増やす余力がないとか、廃業に追い込まれてしまった店もあるとかで、予定通りにOJTに行くことが出来たのはわずか1/3ほどであり、残りは待機ということになった。相方も居残り組にいた。

この学校には趣味の一貫で来ている人や、実家の喫茶店を継ぐためにノウハウを学びに来ている生徒もいるが、生活のかかった生徒もいるわけで、当然事務所側に責任を追求したりした。

そうこうするうちに今度はこの学校の主催者であり、メインの先生でもあった人が心労のあまり、倒れたらしい。この先生は喫茶の世界では知る人ぞ人なのだが、何せ御年80越えのご老人らしく、復帰できる目処は立っていないらしい。もてもとこの先生が各喫茶店に顔が効くということで、OJT先を頼んでいたこともあり、さらに状況は厳しくなった。学校の事務員が当たってくれてはいるが、あまり収穫はない。

しかもこの先生、個人の成績の記録を一人で管理していたので、いったい誰が合格で、誰が不合格だったか解らない状態。

そんなこんなで、学校に行ってもやることもないので、相方は自宅待機となった。自宅待機の間、家で時間を持て余すのももったいないので自主学習や短期のバイトを探したりしていた。そして1ヶ月が経った。

仮に無事、学校を卒業できたとしても、今の状況から、喫茶業界にスムーズに就職できると考えるほどおめでたくはないけど、何をやるにも中途半端な相方が何かを成し遂げたという実感を持って欲しかったために今まで状況を甘んじていたけど、さすがにあきらめて次のアクションに移らなければならない時期が来たようだ・・・

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