のらおくんについて、ご報告です。
長い間、消化器型のがんと闘い続けていた猫ののらおくんが、本日4月12日10時45ごろ、虹の橋を渡りました。
推定14〜15歳でした。
最期までよく頑張ってくれました。
今週は週の初めに病院に行き、いつものお薬を投与してもらい、その後はおやつやごはんをたくさん食べ、穏やかに過ごしているように見えました。
今朝、いつものようにごはんをあげに猫舎に入ると、いつもそばに寄ってくるのらおくんの姿が見えませんでした。
のらおくんはエアコンの近くにあるベッドで痙攣をおこしていました。
その後、のらおくんが最期の時を迎えるまでスタッフが抱っこして、見送ることができました。
10時45分ごろ、私の腕の中で息を引き取りました。
最後の病院で体重を測ったときは、もう2キロを切っていて、いつ危ない状態になってもおかしくはないと感じていました。
ですが、昨日までたくさんご飯を食べて過ごしていたので、まさか今日がお別れになるとは思っていませんでした。
最後の瞬間はいつ息を引き取ったのか分からないほど、静かで穏やかでした。
苦しまずに天国に行くことができたと思います。
のらおくんは、東日本大震災の際に保護された猫です。
人に甘えることはあまりありませんでしたが、おだやかで、優しい子でした。
目がそこまでよくなかったようで、好きなおやつをにおいで探して食べる姿がとても印象的でした。
日向ぼっこが大好きで、よく仲の良い猫たちと一緒に穏やかな時間を過ごしていました。
2年半の間、定期的な通院とステロイドの投与を続け、何度も「もう難しいかもしれない」と思う瞬間がありました。
それでも、のらおくんはそのたびに奇跡のように回復してくれました。
その生命力には、私たちもたくさんの勇気をもらいました。
のらおくんの火葬は、4月15日(火)13時より、シェルター敷地内にて訪問火葬のかたちで執り行う予定です。
旅立ちの時も、のらおくんの知る場所で、穏やかに見送ってあげたいと思っています。
のらおくんの頑張りを、支えてくださった皆さまにも心から感謝しています。
これまでのあたたかい応援、本当にありがとうございました。
私たちの施設では、のらおくんのように高齢や病気を抱えた子たちも、できる限り安心して暮らせるような環境を目指しています。
のらおくんのことを知ってくださった方の心の中に、あたたかい思い出が残ってくれたら嬉しいです。
のらおくん、本当にありがとう。よく頑張ったね。
ずっと大好きだよ