福島被災動物レスキュー(NPO法人SORAアニマルシェルター)

東日本大震災等で行き場を失ってしまった動物達の保護活動をしています。
「世界一楽しいシェルターにしよう」を合言葉に…。

ボランティアトリミングとシャンプー!

2024年09月08日 | 活動報告

先日いつもお世話になっているjejeさんに、7頭分のシャンプーとトリミングをしていただきました!

本当にありがとうございました!

今日のブログはその様子をお伝えします

 

シャンプーに出発するチョコビ!

楽しそうだね

サラサラになって戻ってきました!

 

同じくシャンプートリミングに出発するミッキー!

大好きなトリマーさんに会えて嬉しそう

スッキリかわいくなって帰ってきました

 

シロクマもトリミングをお願いしました!

今回もかっこいいね!

 

タック、デール、ノックの3人もシャンプーしてもらってスッキリだね

 

タックは真っ白になってにっこり

 

プーちゃんも毎回トリミング、ありがとうございます!

今回も可愛くなりました

 

今回もなんと送迎付きで、7頭シャンプーと、トリミングをボランティアでやっていただきました!

jejeさまのおかげでとても助かっています!

心より感謝申し上げます

今回も本当にありがとうございました

 

ペットサロンジジさまのインスタのアカウントはこちらになります↓

ぜひご覧ください

ペットサロンジジ(@petsalon_jeje) • Instagram写真と動画

 

 

<ご支援のお願い>

いつもご支援のお願いばかりで申し訳ございません。

医療費、光熱費、人件費、ガソリン代、通信費や諸経費に毎月費用がかかっており、ご支援のお願いを継続しなければなりません。

これからも犬猫たちが楽しく毎日を過ごせるように、ご支援いただけますと幸いです。

ご支援の方法はこちらになります。

 

<銀行振込>

①みずほ銀行 福島支店
 普通1998199
 特定非営利活動法人 SORAアニマルシェルター

②ゆうちょ銀行
 記号 18240 番号 31749871
 トクヒ)ソラアニマルシェルター
 (※他の金融機関からお振込みいただく場合
 店名 八二八 店番 828 普通預金3174987)

 

<クレジットカード決済>

下記リンクからお願いいたします。

飼い主がいない犬猫の幸せのため、
あたたかいご支援をお願いいたします。 | 特定非営利活動法人SORAアニマルシェルター (congrant.com)

 

<現金書留、直接手渡しの場合>

〒960-2261

福島県福島市町庭坂字富山147-1

までよろしくお願いいたします。

 

フードなど物資での支援も受け付けております。

今不足している物資はこちらのリンクで一覧になっております。

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どうか、よろしくお願いいたします。


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体重測定とお薬の日!

2024年09月06日 | 活動報告

9月に入り、少し気温が下がりましたが、今日のシェルターはとても暑かったです!

ですが、朝夕は完全に秋の気候になりました

 

みんなの体重測定とノミダニフィラリアのお薬を食べている様子をお伝えします!

緑の台が体重計です!

デイジーは19キロ!

保護した時は17キロだったので、体重が増えてきました

 

シロクマは16.16キロ!

春先にガクッと体重が落ちてしまいましたが、段々と戻りつつあります

 

ノックは19.9キロ!

満足げな笑顔

 

タックは19.42キロ!

薬は苦手なのでちょっと苦笑い

 

デールは18.56キロ!

最近はタックのご飯まで食べようとしています

 

チョコビは8.54キロ!

お薬もペロリと完食

そのほかプーが7.2キロ、コジローが12.96キロ、ミッキーが3.44キロ、ジローが15.14キロでした!

ジロー君が夏あまり食べてくれなくて、痩せてしまいました

小粒で、カロリー高めの成犬用フードを探してます...

何かおすすめがあれば教えてください!

 

猫たちの様子もお伝えします

左ホワイティ、右おいちちゃんです

ポーズがシンクロ!

 

隙間から覗くのらおくん!

 

丸くなるすずちゃん

 

かみちゃん!ご飯発見!

 

きりっとした表情も見せてくれるママちゃん

 

次回はボランティアトリミングとシャンプーを行っていただいた様子をお伝えします!

楽しみにお待ちください!

 

 

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【後編】福島第一原子力発電所視察

2024年09月02日 | 活動報告

前回のブログに引き続き、福島第一原子力発電所視察の様子をお伝えします。

 

福島第一原子力発電所は双葉町と大熊町の境にあります。

大熊町側に、第1から第4号機、双葉町側に第5、第6号機があります。

水素爆発を起こしたのは1,3,4号機です。

1号機の爆発の威力で2号機の壁面パネルが開き、そこから大量の放射線を出したため、最も放射線を出したのは爆発を起こしていない2号機でした。

 

原発事故が起きた仕組みについてです。

発電所では燃料を大量の水で常に冷やしておく必要があります。

13年前の地震と津波で発電所内の電源が落ち、非常用の電源も使えなくなり、燃料を冷やしておくことができなくなりました。

水は徐々に蒸発し、燃料が水から出てむき出しになり、その後溶け落ち、原子炉内を損傷、大量の水素の発生、高温などの原因が重なり、水素爆発に至りました。

5,6号機は爆発が起きた1,3,4号機より3メートル高台にあったため、電源を使うことができ、爆発を免れることができました。

 

原発事故は、そこに住む人々の生活やコミュニティを奪い、救えたかもしれない命を捜索することもできませんでした。

人が消えた町に残された動物達のなかには飢えに苦しみ涙を流して亡くなった子もいたと思います。

たくさんの苦しみを産んだ原発とはどのような場所なのか、実際に見ることができました。

 

原子力発電所には東電のバスに乗り、東電の広報の方が案内してくれました。

通行許可証を見せ、バスが発電所内に入ります。

バスを降りてまずすることは、入域手続きです。

免許証を提示し、許可証を貰い、様々な登録をすることでようやく中に入ることができます。

これを原発の中で作業する方は必ず行います。

万一身分証明書を忘れてしまうと発電所内には入ることはできません。

 

休憩所と呼ばれる建物の7階から広い発電所の敷地を見渡すことができました。

一番目に入るのは処理水を貯めたタンクです。

大きなタンクがいくつもあり、敷地内を埋め尽くしているようでした。

 

原発事故の仕組みや敷地の説明などを動画で見せていただいたあと、バスで1,2,3,4号機を見渡せるデッキに行きました。

その時は1号機にカバーをかける作業を行っていました。

1号機は事故の衝撃をそのままに、鉄骨がむき出し、天井だった部分ががれきとなり積み重なったままになっていました。

がれきを上から取っていくと放射線が一気に舞ってしまうため、カバーをかけてから作業を行うそうです。

 

デッキに行くと線量が一気にあがりました。

普段生活している福島市は0.1マイクロシーベルトほどですが、このデッキは50マイクロシーベルトもありました。

これでもだいぶ低くなった方で、200マイクロシーベルトを越えていた時期もあったそうです。

1号機の傍で作業をしている方はニュースで見るような防護服を来ていますが、私たちは長袖長ズボンに普通のマスクで見学することができました。

 

現在は2号機の試験的な燃料デブリの取り出しの段階に入っていましたが、直前でミスが発覚し延期となりました。

燃料デブリの取り出しは廃炉最大の難関とも言われていて、まずは3グラム、燃料デブリを取り出し分析を行うそうです。

 

広報の方が発電所内の施設について一つ一つ丁寧に説明して下さいました。

デブリの取り出しをどこから行うのか、増え続ける汚染水をこれ以上増やさないよう、汚染される前に地下水をくみ上げたり、地下に氷の壁を作って汚染を防ぐこと、処理水を海洋に放出するまでのプロセス、実際に放出を行っている場所の説明など本当に多岐に渡る内容をこと細かく教えてくださいました。

 

今回の燃料デブリの取り出しミスや、数年前のタンクから汚染水が漏れていたことなど、悪いニュースばかりが目についてしまいますが、施設を案内してもらうと、廃炉に向けて着実に進んでいる様子が分かりました。

 

最も衝撃だったのが、2号機と同じ構造をした5号機に入らせてもらったときのことです。

建屋内の天井を見ると、本当に頑丈に作られていましたが、事故ではこの天井もろとも水素爆発で吹き飛びました。

相当な衝撃だったと思います。

 

敷地内の見学を終え、広報の皆さんとお話しをする時間ができました。

大熊町や双葉町の住民の皆さんにも案内を頻繁にしていること、廃炉=復興ではないこと、廃炉にすれば人が再び住めるようになるわけではないことなどをお話ししました。

すれ違う作業員の方々や今回の広報の皆さんと話していて、皆さんがとても前向きで、廃炉という目標に向かって努力されていることを知りました。

 

私は最後に、SORAアニマルシェルターが出来た経緯を説明させていただき、震災当時に保護した子たちが13年経ち、寿命を迎える時期になったことを話しました。

そして、この子たちが家族と離れ、人がいなくなった場所をさまよい続け、飢えて亡くなった子もいることを忘れないでほしいと伝えました。

 

今回の視察を終えて、福島第一原子力発電所で今何が起きているのか、曖昧にしか分からなかったことが、理解できました。

廃炉まであと30年から40年かかると言われています。

前例がない作業を、その都度出てくる問題に対処しながら着実に前に進んでいると感じました。

しかし、今回巡った浪江、大熊、双葉、富岡の地域にはまだまだ人が戻ってきていません。

あの日から時が進んでいない場所もあります。

福島第一原子力発電所で作った電気を使っていたのは福島県民ではありません。

福島県だけが向き合う問題ではなく、電気を使うすべての人が考えるべき問題です。

どうか、多くの人にこの問題について関心を持ってもらい、忘れないでほしいと思います。

 


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【前編】福島第一原子力発電所視察

2024年08月30日 | 活動報告

8月26日(月)、フリーアナウンサーの大和田新さんと福島第一原子力発電所を見学してきました。

 

福島県は地震や津波の被害で亡くなった方が1,831名、震災関連死として亡くなった方が2,343名います。

地震や津波などの直接死よりも、震災関連死の方が多い県は、被災した県の中でも福島県だけです。

原子力発電所の事故は、故郷を奪い、そこにあった地元の方々のコミュニティも奪いました。

風評被害を産み、避難先での生活も困難になりました。

「放射能が移る」と差別の対象になったこともありました。

 

福島第一原子力発電所は、SORAアニマルシェルターとも深くかかわりがあります。

原発事故が無ければ、SORAアニマルシェルターはありません。

シェルターと深く関わりのある福島第一原子力発電所ですが、私は一度もその場所に行ったことがありませんでした。

そこで今回、大和田さんと一緒に、初めて福島第一原子力発電所を見学しました。

 

原発に行くまでの道中には、様々なストーリーがありました。

 

まずは浪江町の津島という地域を訪れました。

最初に車を降りて見た津島の景色は、震災から時が止まったままの商店でした。

部屋中が落ちたもので散らかり、家の電気が大きく傾いたまま、13年間そのままになっていました。

 

津島は震災以前、1400人が住む地域で、大きくて立派な小学校、中学校、高校もありました。

校舎やグラウンドはそのままで、生徒だけがいなくなってしまった小学校は、震災時、ご遺体の安置所になったそうです。

 

この津島には現在15人の方が住んでいます。

津島のある一角に同じ形の家が立ち並び、中央に役場がある場所があり、そこに帰ってきた方々が住んでいます。

私たちは津島に一番乗りで帰ってきた国分さんという女性に会いました。

朝早い時間だったのにも関わらず、明るい笑顔で私たちを迎えてくれました。

国分さんは地域の催しを企画し、津島の賑わいを取り戻すリーダーのような方でした。

 

その先の高校では、建設会社の方が作業をしていました。

その方は震災当時から地元で仕事を行い、遺体の捜索も行っていたそうです。

「この場所にいつでもみんなが帰ってこれるように草刈りやってるんだ」というお話しが印象的でした。

 

浪江町を走っていて、所々にスクリーニング施設や、中間貯蔵施設に運ばれる前のフレコンバッグ、「この先立ち入り禁止」の看板を見つけました。

そして今でもホットスポットと呼ばれる、放射線量が高い部分があるそうです。

原発事故がもたらした異様な光景は13年が経った今でもあちこちで見ることができました。

 

次に訪れたのは請戸漁港と、請戸小学校です。

請戸漁港はたくさんの漁船でにぎわっていましたが、震災当時は多くの船が流され、その後原発事故が起き、そして今も処理水の海洋放出など、原発事故によって大きく振り回されています。

 

すぐそばには請戸小学校があります。

この学校は震災遺構として当時のまま残してある学校です。

1階部分の窓やドアがあった部分はすべて外れ、実際に津波が来た水位が示されていました。

津波は1階部分を完全に浸水させる高さで襲ってきました。

この請戸小学校は、揺れが起きたすぐ後に、地元の漁師さんが大きな津波が来ることを学校に知らせてくれたため、津波で亡くなった方が一人もいません。

津波を正しく恐れ、正しく備える。

その大切さを目の当たりにしました。

 

次に私たちは双葉町に入り、双葉駅の周辺を歩きました。

双葉駅はきれいに再建され、ここだけ見ると活気づいた元気な町に見えます。

しかし駅から少し離れると、震災から時が止まったままの建物がたくさんあり、人もほとんどいません。

震災前は6000人いたこの地域は、今は100人ほどしか住んでいません。

駅前を中心とした建物に、FUTABA Art Districtとして人の笑顔の絵がたくさん描かれていましたが、実際の町の雰囲気とはかけ離れているようで、早く本物の笑顔があふれる町になってほしいと思いました。

 

町にある双葉高校も、震災から時が止まった場所の一つです。

ここは夏の甲子園に出場経験のある有名な県立高校でした。

休校扱いになっているそうですが、グラウンドに草が生い茂り、通学で使っていたであろうバスが錆び、廃校のようになっていました。

 

 

双葉町を抜け、大熊町に入りました。

大熊町の看板を過ぎるとすぐに目に入るのが、除染をした土を入れたフレコンバッグがあたり一面並べられた、中間貯蔵施設です。

この場所にフレコンバッグは約3000万個あるそうです。

最終処分場はまだ決まっていません。

いつまでも置きっぱなしになったフレコンバッグがある町に帰ろうと思う人はどれくらいいるのか...この異様な場所は多くの人に知ってもらう必要があると思います。

 

大熊町は震災以前11000人が住んでいましたが、今は790人しか戻ってきていません。

避難指示解除となった地域は町全体の60パーセントで、今も町の4割は避難指示が出ています。

 

原発に入る前に、富岡町にも行くことができました。

富岡町といえば、夜ノ森の桜が有名です。

8月の青々とした桜の木がずっと続いていて、空が見えなくなるほど緑の葉が生い茂っていました。

この夜ノ森の桜は地元の住民が1本1本植えていて、住民の「プライド」が桜に込められています。

 

富岡町には福島第二原子力発電所があります。

ここは震災当時、どうにか発電機を動かすことができたため、水素爆発を免れた発電所です。

発電量は福島第一原子力発電所よりも多かったため、ここも事故を起こしていたら被害は福島県だけにとどまらなかったかもしれません。

どうして福島県には福島第一、そして第二を合わせて10基も原発を作る必要があったのか。

なぜ福島の双葉、大熊、富岡の地域に原発が集中しているのか、地域の経済力や職の問題など、様々な課題と向き合わなければいけません。

 

後編は福島第一原子力発電所内に入った様子をお伝えします。


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最近のSORAの様子

2024年08月22日 | 活動報告

最近のSORAの犬猫たちの様子です!

まずはノックとジローくんのシャンプーの様子です

 

シャンプー中大暴れが定番のジロー君ですが、慣れたのかこの日は静かにシャンプーさせてくれました!

 

スッキリしてにこにこ

 

緊張気味のノック

 

風呂上がりのふたり

 

シェルターでもデイジーをシャンプーしました!

デイジーはお風呂大好き

 

車に乗せてもらったデイジー

降りたくないよ!の表情です

 

チョコビもこれからどこに行くのか興味津々!

 

笑顔のミッキー

 

どんどん近づいてくるシロクマ

 

笑顔でお散歩中のプーちゃん

 

甘えん坊チョロ

 

のらおくんは今日も穏やかに過ごしています

 

チョビがいない!と慌てていたらこんなところにいた!

 

ちょっと眠いトロ

 

地域猫のトラタロウ

 

虹がダブルで出現!

 

みんな個性豊かで本当にかわいいです!

プーちゃんの笑顔が最近とてもかわいくて、こんなに笑うようになったんだね!と嬉しくなります。

プーちゃんのシェルターに来たばっかりの写真がこちらです。

before

after

たくさん笑うようになったプーちゃんをはじめ、みんなが幸せになるシェルターを目指して、今後も活動していきます!

これからもSORAアニマルシェルターを応援していただけますと幸いです

 

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