福島被災動物レスキュー(NPO法人SORAアニマルシェルター)

東日本大震災等で行き場を失ってしまった動物達の保護活動をしています。
「世界一楽しいシェルターにしよう」を合言葉に…。

パブリックコメントの回答が出ました!

2024年04月08日 | 活動報告

2月ごろ、私たちは「福島県動物愛護管理推進計画」にパブリックコメントを送りましょうという呼びかけを頻繁に行って参りました。

実際にパブリックコメントを送ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

先日福島県のホームページにパブリックコメントの回答が掲載されました。

福島県動物愛護管理推進計画(改定案)に関する県民意見公募の結果について - 福島県ホームページ (fukushima.lg.jp)

Microsoft Word - Ï240326Õi˙w¡ ¨2 ;kþY‰ ‰xnÞT î% (fukushima.lg.jp)

72名の方から282件の意見が送られました。

10年前の計画に対するパブリックコメントは46件しか集まらなかったことと比較すると、約6倍の意見が集まったことになります。

 

そして肝心な中身ですが、これだけの意見が集まりましたが、実際に採用されたのは3件にとどまりました。

その3件も、文章の書き方に関するもので、計画の中身が変わった部分は無かったということになります。

多くの質問に対し、「今後調査と検討をして参ります。」という回答が多かったように思います。

特に重要な動物愛護推進員、協議会のメンバーに関しても詳細なことは書かれておらず、また、10年後の犬猫殺処分数の目標が低いことに関しても、変更は考えていないという回答でした。

細かい部分でも、福島市にあるあづま総合運動公園の猫の問題に関して、県営の公園にもかかわらず「福島市保健所に情報提供します」という内容にとどまっているほか、

「殺処分(安楽死)が必要になることをご理解ください」と書かれてあり、まるですべての犬猫の殺処分を安楽死によって行っているような書き方になっていました。

 

しかし、進歩した点もあります。

地域猫活動のモデル事業が示された点です。

回答に書いてあることをまとめると、

「住民による地域猫活動の自立を目指す事業を、中核市以外の中通り地域のどこかで行う」

・住民による猫の生息調査

・餌場やトイレの管理

・活動の周知

・愛護センターで猫の不妊去勢手術を行う

ということでした。

どこの地域で行うのか、手術にはいくら費用が掛かるのかなどまだ疑問に残る点はありますが、猫の殺処分数現状に向けて前進した項目になりました。

 

この計画のまま4月の初めから運用がスタートされましたが、計画には5年に1度の見直しがあります。

また意見が集まれば途中で計画を一部変更することもあるかもしれません。

今後この計画に基づいてどのような動きがあるのかしっかりと確認していく必要があります。

パブリックコメントを送ったから終わりではなく、今後も福島県の動物愛護管理に興味を持ち続けてほしいと思っています。

よろしくお願いいたします!

 

 

【ご支援のおねがい】

SORAアニマルシェルターは皆さまのご寄付で運営しております。

銀行振込・クレジットカード決済で寄付が可能です。

詳しくはこちらのページをご覧ください!

犬猫たちの幸せのため、皆様のお力を貸していただけないでしょうか?

ご支援のお願い | NPO法人SORAアニマルシェルター

 

①銀行振込の方法

みずほ銀行 福島支店
普通1998199
特定非営利活動法人 SORAアニマルシェルター

ゆうちょ銀行
記号 18240 番号 31749871
トクヒ)ソラアニマルシェルター
(※他の金融機関からお振込みいただく場合
店名 八二八 店番 828 普通預金3174987)

 

②クレジットカード決済

こちらのリンク先をご確認ください。

飼い主がいない犬猫の幸せのため、
あたたかいご支援をお願いいたします。 | 特定非営利活動法人SORAアニマルシェルター (congrant.com)

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする