大絶賛驚愕アニメ(自分比☆)、『おにいさまへ……』を見ました♪(^^)
ちなみに、視聴動機については長くなるので書かないものの、ウテナはまったく関係なかったんですよね、ほんと。。。
ただ、見たのは本当に偶然だったのに、ウテナの中に『おにいさまへ……』のオマージュがたくさんあるのを発見して驚いたわけです
たとえば線路の遮断機の横にある信号機とか、ウテナの中に出てくる分には、ここだけ見てると「何か心理的な意味でもあるのかな?」と深読みしちゃうわけですけど、『おいにさまへ……』を見ると、これもオマージュってことなんだなあってわかります。他に、鳳暁生が乗ってるのとよく似た車が出てきたり、鳳学園と『おにいさまへ……』の青蘭学園って雰囲気的に似てるんですよね(^^;)
他に、口から水を流してるあのライオンとか、デュエルの行われる決闘広場は『おにいさまへ……』の中のソロリティハウスなのかなあとか、あと鐘も似たタイプのが出てきてたと思います
まあ、だからそれがどーした☆という話ではあるんですけど、わたしと同じく、ウテナ見てから『おにいさまへ……』を見るか、『おにいさまへ……』を見てからウテナを見たりすると、二粒で四度美味しいみたいな、そんな感じかな~なんて思ったり
さて、どーでもいい前置きが長くなった上、ここから書くことはとりあえず、わたし個人の『おにいさまへ……』を見て思ったメモ書きみたいなものなので、ちゃんとしたまとも(?)な感想っぽい文章は、もし時間あったらまた別に上げたいと思っていますm(_ _)m
>>高校受験を控えた中学生・御苑生奈々子は、進学教室で講師のアルバイトをしていた大学生の辺見武彦に「おにいさまになってください」と申し出て文通を始める。奈々子は高校生活を「おにいさまへ」の手紙に綴る。
奈々子が入学した青蘭学園高等部は良家の令嬢が集う名門女子校。入学式の日、学園の特権組織で、選ばれた生徒のみが入会を許される社交クラブ・ソロリティの存在を知る。自分とは無縁の世界と思っていた奈々子だったが、なぜかクラスメイトの信夫マリ子と共にメンバーに選ばれる。
奈々子は周囲からの嫉妬や噂に苦しむが、「薫の君」こと折原薫や「サン・ジュストさま」こと朝霞れいに救われる。ソロリティ会長の一の宮蕗子も不自然に奈々子をかばう。やがて奈々子はれいの孤独な境遇を知り、強く惹かれていく……。
~『おにいさまへ……』ぷち妄想劇場~
れい:「ああ、今日もラムネがうまいぜ……(ヴォリボリ☆)」
* * * * * * *
マリ子:「宮さまの唇、いつも艶々してらして、なんて素敵なのかしら」
蕗子:「ふふふっ。これはね、一時間おきに天ぷら油を塗ってるその賜物なのよ」
マリ子:「わあ。わたしも塗っちゃおうかしら、天ぷら油……宮さまはどこの天ぷら油をお使いなんですか?」
蕗子:「わたくしはね、超高級ヴァージン天ぷらオイルを使用していてよ。それではご機嫌よう、ノブオじゃなくて信夫(しのぶ)さん……オホホ」
奈々子:「マリ子さん、マリ子さんの唇っていつも赤いわよね?色つきリップでも塗ってらっしゃるの?」
マリ子:「フフ……これはね、いつも下唇と上唇を交互に軽く噛んでるのよ。そしたら、いつもこんなふうに赤くなるの。奈々子さん、あなたも同じようになさったらいいわ。というか、先輩方はみんなそんな子が好きなものなのよ?」
奈々子:「(首を振って)ううん、わたしいい」
(奈々子が去ると、入れかわりに薫の君がやって来る☆)
薫:「シノブさんって、いつも唇赤いよね。もしかして、歯槽膿漏の血のせいかい?」
マリ子:「んもうっ!薫の君ったらデリカシーがないんだからっ!!もういいっ。明日からわたしも宮さまと同じくヴァージン天ぷらオイルを塗ることにするわっ!!」
薫:「???(なんで怒ってるのかなあ)」
* * * * * * *
たかし:「あの子、おまえのことお兄さんだってさ。ふふっ。可愛いもんだよな……オレたちがフォモとも知らないで」
たけひこ:「ちょっと鈍い子なのかもしれないな。オレたち、こんなに愛しあってるオーラ出しちゃってるのにな」
たかし:「そういえば、前につきあってた例の子、あっちはもういいのかい?」
たけひこ:「まあな。もう終わったことさ……」
* * * * * * *
マリ子:「奈々子さん、わたしたち友達でしょ!?じゃあその証明に、マウスピースの交換をしましょうよ!ねっ、いいでしょ?」
奈々子:「(マウスピースの交換って、何言ってるのかしら、マリ子さん……)」
マリ子:「イヤなの?わたしとマウスピース交換するのがやなのね!?でも、智子さんとは友達同士、しょっちゅうやってるんでしょ?ねえっ!?」
奈々子:「ううん、してないわ。智子とはマウスピースの交換なんて、全然……」
マリ子:「いーや、してるっ!!あなたたち、絶対してるわよ。仲のいい友達同士ですものね。だから、奈々子さんはわたしともすべきなのよ。ほーら……」
(かぽっ☆と口からマウスピースを外し、奈々子の口にはめさせようとするマリ子)
奈々子:「いやっ!やめてマリ子さんっ。わたしもう帰るっ!!」
マリ子:「ダメェ!帰らないでっ!!ううん、今夜は絶対帰さないわっ。帰したりなんかするもんかっ!!」
(必死で逃げようとする奈々子を追うマリ子。最後には奈々子の服がビリィッ!!と破ける☆)
マリ子のママ:「何してるの、マリ子さんっ!!」
マリ子:「だって、しょうがないのよ。奈々子さんがわたしのマウスピースはめるの嫌がるから……!!」
奈々子:「すみません、わたし……(この隙に)失礼しますっ!!」
マリ子:「ダメェっ!!奈々子さん、帰っちゃイヤァ。イヤアァァァァァッ!!」
* * * * * * *
ライオン:「これはただの水じゃおまへん。わてのよだれだす」
* * * * * * *
智子:「奈々子、マリ子さんってどう?」
奈々子:「わたし、あの人……なんかコワイ」
* * * * * * *
マリ子:「ママが、ママがあんなこと言うから、それでパパは出ていっちゃったのよっ!!」
マリ子のママ:「マ、マリ子ちゃんっ、なんてこと言うのっ!!」
~(回想☆)~
マリ子のママ:「あなた、また自分のポルノ小説書きながらやってらしたのね」
マリ子のパパ:「うるさいっ!!ポルノ作家が自分の書いたもので勃たなくて、そんな小説売れるかァっ!!」
マリ子:「もうイヤッ!こんな家、もうイヤアァァァッ!!」
* * * * * * *
(ソロリティハウスにて☆)
蕗子さま:「さあ、そろそろ第1020389目の降霊会を行うことに致しましょう(にっこり)」
ボルジア先輩:「さあ、今こそあの歴史の過去を物語れボルジアよ!!秘儀、プリマヴェーラッ!!かーっ!!」
バンパネラ先輩:「おお、今こそ我は現世にて吸血鬼として甦りたり!!はーっ!!」
メズーサパイセン:「前世でのこの怨み、晴らさでおくべきか!!魔太郎じゃなくてメドゥサよ、今こそ出でよ!!ぬんっ」
薫:「みんな、よく見ろっ!!これがソロリティメンバーズの実態だっ。彼女たちはみんな、もう18年も留年し続けて今では三十代だというのに……その事実から目を逸らすためにこんなことを続けているんだっ!!」
蕗子:「まあ、何をおっしゃるの、薫の君。神聖な降霊会を汚すような発言は慎んでいただきたいわね。オホホホ」
薫:「みんな、騙されるなっ!!18年先輩の彼女たちのマリオネットラインとあの長い睫毛をよく見るんだっ。どんなに濃い化粧をしたところで、実はもう三十代だということは誤魔化せないっ!!これからも署名活動を続けて、この歪んだソロリティをわたしたちの手でぶっ潰すんだっ!!」
蕗子:「しょうがないわね。れい、こっちへ来て、この人たちを始末してちょうだい」
れい:「わかりました……蕗子さま」
(親友の薫に向け、ヒュンッ!!とナイフを投げつける☆)
薫:「(腕に掠り傷を負いながら)目を覚ませっ、れい。くそっ、蕗子さま、あんた……こんなことのためにれいを薬漬けにしたのかっ!?」
蕗子:「そうよ。悪いかしら?オホ、オホ、オホホホホホっ!!」
れい:「(ヴォリボリラムネをかじりつつ)アハっ、アハッ、アハハハハハッ!!」
奈々子:「やめてェっ!!サン・ジュストさまダメェっ。こんなこと、こんなこと……絶対ゼッタイ駄目なんだからあァッ!!」
(またも薫にナイフを投げるれいと薫の間に割って入る奈々子☆)
れい:「うっ……急に体が動かなく………ぐわああっ!!」
薫:「!?」
蕗子:「ま、まさか御苑生さん、あなた……っ!?」
奈々子:「そうなの……わたし、実は式神使いなの。さあ、疫病神に取り憑かれたくなかったら、ソロリティを解散してくださいっ」
れい:「あ、ああっ。蕗子さまのスタンドが発動したっ。逃げろ、みんなっ。逃げるんだあぁぁッ!!」
――といったような、『おにいさまへ……』は変な話じゃありません(笑)。
でも、別の意味で変すぎるというかおかしすぎるというか、面白すぎるというか……ウィキを見ると・百合・レズビアンとかって関連項目にあるわけですけど、わたしが想像してたのとはまったく違う路線だったと思います(^^;)
とにかくもう、全話において物凄い演出の冴え!冴え!!冴え!!!の連打で、わたしがもしアニメーターさんか何かだったら、正座して襟を正して見つつ、手のひらとか脇に汗をじっとりかくような、そんな作品のような気がします。。。
まあ、実際にはコメディでもなんでもないのに、毎回最低3回は大笑いする箇所があり、最初のほうはこれ、「狙ってるのかなあ。それとも、狙ってないけど、大真面目にやってたら自然とそうなったっていうことなのか、どっち?」と思ってたわけですけど、KAWAIのピアノがKOWAIになってたことから、「ああ、これ確信犯だ」ということがだんだんにわかってきたといったような次第です。
笑っちゃうのと同時に、時々ほんと、PC画面に向かって「コワイよーっ、怖いよママーッ!!」と叫んじゃうようなシーンが何度もあって、何かのアニメ見ててこんな感覚を味わったのは生まれて初めてでした(ええ、そうですとも。「こ、こんなの初めて……」とか、真顔で言えちゃうアニメですとも)。
いえ、ジャンル的にはホラーでもサイコサスペンスでもなんでもないのに、並のホラー映画見るよりよっぽどこええアニメだと思いました、ほんと(ホメコトバ☆笑)。
ちなみに、天ぷらのほうで全39話すべて見れます。今現在評価入れてる方が40人くらいで、評価自体も3.4くらいなのかなって思うのですが、わたし的には☆7つ、ぶっちぎりで面白い作品でした(というか、DVDか何かの画質が悪いっていうのが評価低めの理由であって、純粋な内容に対する評価とそれは別と思うんですよね^^;)。
なんにしても、見る方によって向き・不向きはあるにしても、久しぶりに超のつくくらい面白いアニメを見たと思い、驚愕したといった次第です。。。(((( ;゚Д゚)))ガクブル!!!!!!!
それではまた~!!