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レオナール・フジタ展へ

2009-04-28 | アート
 19日まで福岡市立美術館で「レオナール・フジタ」展があっていました。

 前売券を意気込んで買ったものの、あっという間に最終日になってしまい慌てて行ってきました

 「レオナール・フジタ(藤田嗣治)」という名前は学生の頃、耳にした記憶しかなく、確かフランスに教会を造った人だよな~というくらいの知識しかなかったものの、ぜひ行かねばと思っていました。

 最終日の日曜日というだけあって、たくさんのお客さんでごった返していました。

 今回は4つのテーマがごとに展示されていて、まずは初期の頃の裸婦像。私は裸婦よりもそこにいつも寄り添う猫がとても気になりました。猫だけを描いたものもあり、毛一本一本が浮き出ているようで、今にもキャンバスから飛び出しそうでした。

 それから、日本初公開の2つの大作。市立美術館で見たなかでは一番大きな大作。裸の男女が穏やかに座っていたり、いがみ合い争闘していたりとさまざま。
女性と違って男性はどれも筋骨隆々って感じで描かれているのが興味深かったです。

 そして、晩年をすごしたフランスの小さな村にあるアトリエを再現したコーナー。フジタ自身が手作りした様々なものが展示されていました。特にかわいかったのは絵皿と額縁を彩る銀細工。食器は普段使いできそうなかわいいものばかり。教会やアトリエの模型などもあって、画だけでなく細かい作業が好きなんだな~と思いました。

 最後に、ランスの「平和の聖母礼拝堂」。壁画と同じサイズのデッサンが教会の形をした展示場に飾られていて、実際に礼拝堂内にいる気分になりました。おそらく現物を見たら、すごい迫力なんだろうなぁ~  もちろん宗教画なので、聖書の勉強をしておけば良かったと今さらながら思ってしまいました。

 晩年の作品は女性も穏やかな表情になり、明るい色彩を使うように変化してきたように感じました。私は初期の乳白色の裸婦像より、「花の洗礼」に描かれている女性のほうが好きです


 今回は全国5会場で開催され、今は最後の会場、仙台で6月7日まで開催されているそうです。

 興味のある方は、ぜひ仙台へ足を運んでみてください
 (福岡からだと遠いですが、、、)








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