孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

入管法改正と人手不足、経済のグローバル化

2018-12-11 04:35:25 | 政治
安倍晋三首相が会見 改正入管法の意義を強調 「深刻な人手不足」

僕は正直この問題に対しては有効的な対案を持ってる訳ではないので賛成や反対を
言う立場にはない。

今回の入管法改正に反対する立場からは日本人の給料を上げれば人手不足は解決すると単純に
答える人がいるが、話はそう簡単ではない。賃金を大幅に上げれば、たしかに低所得者には
いい。だが一方で経営者側を圧迫して倒産が増えるという現実がある。その結果
失業者も増えるという悪循環に陥る。現に給料を上げられないから人も雇えないという事で
人手不足倒産が日本で増えている。

お隣の韓国では最低賃金を大幅に上げたがその結果、中小企業の経営を圧迫して
失業者であふれかえってる。こうなると格差社会はますます深刻になる。

つまり単純な賃金上げでは解決できないという事。今の世界経済は日本の政策と関係なく
グローバル化が進み、世界規模で大企業を中心に激しい競争をしている。そうなると企業は
安い労働力を求めて海外にどんどん進出するしかない。その結果、国内産業が空洞化し深刻
な状況に陥る。国はそれを防ぐ為に雇用の確保を優先しその結果、人件費が上がりにくい
経済構造を作る。

これが今の状況である。

あと賃金の問題だけじゃなく過酷な労働環境も人手不足になる原因だ。

ドライバー不足や介護従事者の不足は賃金上昇だけでは解決できない問題。単純に日本人が
減ってるという事に加えやはり過酷な労働環境では人が集まる事はない。

女性や高齢者の活用という話もあるが、女性も子育てがあるし、高齢者は体力の問題もある。
これも有効な対策とはいえない。

もちろん外国人を受け入れるにしても言葉の問題、賃金の問題、その他たくさんの
問題が出てくる。この問題は保守とかリベラルなんてものは関係がない。

どうすればこの問題を解決できるのか?どうすればよりマシになるかを考えないと
この問題はどの政権だろうが最重要な問題になる。

だとすればくだらない政局なぞしている暇はない。必要なのは右であれ左であれ、
まともな対案が必要だ。


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