孤島の迷宮

日本国の自由と繁栄を願うブログ

ジャーナリストという仕事

2018-10-24 19:22:09 | 政治
安田純平さん「解放」情報 菅義偉官房長官会見詳報

この件についてはもう何も言う事はないし、政府は当たり前の事をしたんで褒める必要もない。
逆に政府の対応は遅すぎたという批判も政府としては甘んじて受け入れるべきだろう。

しかし僕は思うのはジャーナリストってそんなに偉い仕事なのか?という事だ。
そもそもジャーナリストには資格がない。簡単に言ってしまえば誰でも名乗れる仕事である。

当然、そこには技量の差が出てくる。なかには間違った情報を鵜呑みにして記事にする
事だってある。そのせいで間違った情報が世界中を拡散してしまう事がよくあるのだ。
有名どころでいえば慰安婦の話は典型的な例だろう。

しかしジャーナリストがいる事によって、知りえない情報を我々が知る事があるのは事実だ。
だからこそ、この職業を否定する事はないし誇れる職業なのかもしれない。特に
フリージャーナリストという職業は大手メディアが伝える事が出来ない事を伝える仕事なん
でたしかに貴重な職業ではあるし常に危険な職業であるともいえる。

だが、だからといって伝えている情報を全て鵜呑みにしたり、その人を神格化するのも
違うと思う。そこは冷静に分析する人もまた必要なのである。

そもそも同じジャーナリストで戦場に行く人、反権力のジャーナリストが偉くて一方で
権力に媚びて、同じ飯を食べるジャーナリストは糞という理論がそもそも理解できない。
僕はどっちも同じジャーナリストだと思うし、重要なのは伝えてる内容であってそこにある
ものが真実か嘘か?が重要なのであって、自分の意見と合うからといって全肯定したり、
逆に気に入らないからといって全否定する方がおかしいのである。

最後に自己責任論についてだが、これはやはり政府が命の保証はしない行くな!と行ってる
ところに行ってる訳だから、自己責任は当然あると思う。

自己責任で現地へ行ってる訳だから普通なら批判する必要もない話だし、たとえ捕まっても
批判は海外同様に抑制的になると思う。でもなぜ日本でこれだけ自己責任で叩かれる
かと言われれば答えは割と簡単で余計な言動や行動をしたからだ。

さすがに解放された直後にまたイラクに帰りたいとか、(この方はジャーナリストではないが)
政治的な要求をして、要求を呑まなかったら政府を訴えたりしたりするのは海外でも批判の
対象だろう。(反権力の人達には聞こえてないらしいが。)危険を承知で行ってる割には
あまりにも考え方が甘いと思う。(僕もそうだけど)

これは人質事件とは関係ないが、堂々と危険地域に行くと公言するのもどうかと思う。こういう
姿勢が批判の対象になるのがわからないのか?批判されたらむきになって批判するのも
どうかしてる。これでは自己責任を通り越して自己保身だ。

僕はジャーナリストではないので深いところまでは当然知らないけれど、やはりジャーナ
リストという職業はどんな権力でもありのままを伝える仕事であると同時に冷静さ公平さ
が求められる仕事なんじゃないかと思う。

そうじゃないと今回の中東をめぐる各国の姿勢や対応、戦場となってるシリアで一体何が
おこっているのかについても一方的な情報を鵜呑みにしては見えてくるものも見えてこない。

特に日本のリベラルと言われる人達はアサド政権の虐殺行為や中共による異民族弾圧を
見て見ぬフリをしているのはやはり一方的な情報を鵜呑みにしているか、その行為を止める
手段を考えたくないかのどちらかだ。こういう人達の為に日本のジャーナリズムがもっと
発展する事を願う。もちろんこういう件についてこそ右左は関係ない筈である。









コメントを投稿