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おもにAmazonでの衝動買いや技術的な話をぼちぼちと。

チーム・バチスタの栄光(上)(下)

2007-12-30 13:34:36 | 本の紹介/レビュー
「チーム・バチスタの栄光」は漫画によくある、こんな話。

若くて海外経験豊富な名医が日本に帰国後、大学病院に助教授として入って独自に
チームを結成し、次々とバチスタ手術(心臓の難手術)を成功させていく。いつしか
周囲は畏怖と敬意をこめて「チーム・バチスタ」と呼ぶようになっていた。

しかし、あるときから連続して起きる手術中の患者の死。

その原因をさぐるべく、白羽の矢をあてられたのはエリートとはかけはなれた
精神内科の医師、田口。持ち前の「人の話を聞く」能力で調査を開始するのだが...

実はこの本、上では田口医師、下では(調査が芳しくないので)厚生労働省の調査官、
白鳥圭輔が主人公を張るような構成になってます。下でも田口医師は色々活躍しますが。

感想としては、よくある大組織の茶番劇というか、なんというか。
推理小説としてはオチがありふれてる(上、ご都合主義だ)し、医療現場の
ドキュメンタリーとしては描写が不十分な気がします。
出てくるキャラクターの個性に助けられてなんとか体裁を整えている印象でした。

映画化もされる

映画『チーム・バチスタの栄光』公式サイト

ようなのですが、田口医師(男)がなぜか竹内結子になってたり

擬音語なら"ぎとぎと"、擬態語なら"つるん"。つややかに黒光りするゴキブリが脳裏に像を結ぶ。

と田口医師に評される白鳥が阿部寛になってたり。
あくまで原作を下敷きにした別の作品と考えたほうがよいかも。

評点:★★★☆☆(3点:普通)

空いた時間に読む分には悪くない。ただ、多分2回は読まない。

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)
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