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ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

温暖化とCO2による海水酸性化?

2009-11-20 07:52:02 | Weblog
11月20日付け日経新聞朝刊に科学雑誌サイエンス記載の記事として紹介されていた。

概略は、大気中の(温暖化ガスの)二酸化炭素が増えると海水に溶け、海水の水素イオン濃度が上がることで海水の酸性化が進み、海水中の炭酸イオンが減る。するとプランクトンの骨格形成に悪影響を与えるため海洋生態系に悪影響が及ぶ。というもの

炭酸が二酸化炭素由来であることを思い出すとよくわからん。

炭酸イオンは二酸化炭素が水に溶解すれば生成される。二酸化炭素が溶解すれば海水中の原料は増えるのだが?

海水温度の上昇は気体の溶解度を低下させるのでそちらの方が二酸化炭素の濃度低下に大きく寄与しないのか?
高温になるほど水も気体も溶解している気体や他の分子も動きが活発になる。水面と気体の界面では液体と気体の平衡状態となっている。
液体の水分子は水蒸気となって気体となり、気体の水蒸気は凝結して液体になる。
温度が上昇するとこの界面で気体分子は脱出してしまう。他の分子は界面で飛び出しても凝固して固体となってまた水溶液となる。
気体以外の分子は高温になるほど、液体中で凝固しようとしても高速に移動している自分自身と水分子にぶつかって弾かれてしまうと考えればよい。


さらに弱酸性の炭酸は水素イオン濃度の緩衝剤として働く筈なのでメカニズムが理解できない。
→ここは後で検索したpdfとかに載っている。

また、二酸化炭素が溶解すると光合成が活発化する事は観賞用の水草の世界では当たり前と聞く。ならば植物性プランクトンは増加すると思うが。何か複雑なメカニズムが働いているとしてもおかしくないか?

どうも植物性プランクトンよりも貝類(クリオネ?)のような動物性プランクトンが影響を受けるようだ。

ということで、もう少し検索して調べてみた。

他にこういうのもある。
温暖化で海氷が溶けて冷たい真水が海水を薄まった。
うむ。この内容は理解できる。

ここもまとめとしては判りやすいかな。


他にも調べてみたら、難しい理論が出てきた
とってもわかりにくいんだが・・・。

pdfにされた文章はこれ

いずれもちょいと前から指摘されていたようだ。

だが、冒頭に赤文字で示した酸性化は二酸化炭素よりも硝酸や硫酸の方が進むのではないか?つまり酸性雨あるいは酸性廃液・・・。
つうのは、pH緩衝剤(バッファ)として働く二酸化炭素の濃度変動で云々よりも判りやすいような気がする。

硝酸系で酸性化したら貝殻を構成する弱酸強塩基の炭酸カルシウムが溶解するし、硫酸系なら硫酸カルシウムとなってしまう。ってほうが判りやすいが・・・。




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